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「新しい視聴体験をつくる」未知に挑戦し続ける令和スタイルの社長に話を聞いてみた

みなさんがイメージする社長像・代表像はどういうものでしょうか? 強烈な営業力があり、屈強なリーダーシップを持っている、などでしょうか。

弊社代表の光岡ですが、そのイメージとは異なるかもしれません。彼は人に愛され、人に恵まれています。そして、柔和でありながら、絶対に他責にしない強い芯を持つ。これからの時代の社長・代表像なのかなと感じています。今回、MIL編集部として、そんな光岡を深掘ってみましたので、是非ご覧ください。

― 改まっていろいろ聞くのも照れますが、お願いします。

はは、確かに!改めてよろしく!

― 早速ですが、20代で会社の立ち上げや取締役就任と普通にしていたら歩めない道を進んでいると思うのですが、昔から起業したい、社長になりたいと考えていましたか?

今までのキャリアを簡単にまとめると、新卒でドベンチャーに入って、26歳で新卒入社した会社のグループ会社を立ち上げて取締役になり、その後30歳で独立して2社目を創り、分社化してMILを設立した、という感じだね。

祖父が起業してIPOさせていて、その影響からか学生の頃から起業したいなと漠然とは思っていた。でも、どうすれば起業できるのかが全く分からなくて。なので、20代中盤まではひたすら修行の期間と考え、とにかく経験が積めて、やっただけ評価される環境を選んだね。

― その中でもIT・ネット広告系を選んだのは何故ですか?

説明会とか行った中で、未知で面白そうなのがネット広告業界だったんだ。これからどうなるのか予測できない業界で、一から知識つけてシンプルに勝負できる場だなって。そういう「未知への挑戦」がすごく好きだったし、経験を積むにはもってこいだと思った。

― なるほど、光岡さんが新卒の時代のベンチャーってイケイケな時期ですよね。入ってみてギャップはなかったんですか?

もう何でもやる、って環境だったね(笑)でも最初からそれを求めていたので、ギャップはなかった。今の自分のコアがしっかり作られたと思う。

― どんなコアですか?

「自責」かな。当時の上司の影響が凄く大きい。上司がよく言っていたのが「批評家になるな」「ポジティブであれ」「考えて行動しろ」なんだよね。この中でも「批評家になるな」が凄く今の自分を作っている。何事に関しても否定的でネガティブだと先が見えなくなるんだよね。しかも批判して代替案も出さずに終わりだと更に悪化する。関わる事柄には100%の当事者でいなければいけないんだと学んだ。

Webディレクターからキャリアが始まったんだけど、何もスキルがない状態で入社したから、自己学習が超必須だった。でもそれが楽しかったんだ。自分でSEOして、広告配信して、サイト納品後の保守運用もした。最高で新規と既存を100件くらい同時にまわしてたかな(笑)もちろん大変だったけど、与えられた仕事を否定せず、「どうすればクオリティーを落とさず効率的に案件をまわせるのか?」を考えて動いていたね。そうしたら、上司もお客様も一緒になって「よし、こうしよう!」って巻き込めて、結果的にサービスを創るという事に初めて携わったんだ。この時のサービスを創るという経験が、起業の原体験になっているのかもしれない。

― 受け入れ方が凄いですね。光岡さんは人と打ち解けて、すぐに仲良くなる事が多いですよね。変な質問ですけど、どうしてですか?

そうだなー、昔から立ち回りは上手かったかも。学生の時からその時々のキーパーソン的な人とは凄く仲良くなるんだよね。空気を読む過程で、「こうしたら喜んでくれるかな?」って考えるんだ。そうしてうまくいったケースはちゃんと溜めていって、っていうのを繰り返したら打ち解けやすくなった。あと、サッカークラブの代表や音楽サークルの部長などをしていたから、取りまとめなどの調整力には自信あるね。

漫画のキングダムのキャラで言ったら、見た目とかじゃなくて、タイプ的には「蒙恬(もうてん)」だと思う。その場の察知能力とか、主人公とそのライバルを繋いで良い関係にしていったりとか。読んでて「うわー、いまの蒙恬の気持ちわかる」ってなるね(笑)

でも、憧れるのは「桓騎(かんき)」。カリスマ性や、どうにでも切り抜ける力とか。ビジネスマンでいったら最強の営業力で、「そこらへんにある石でも金に換えてきてやるよ」っていう感じ。まあ完全に僕とタイプが違うので、ないものねだりだけど(笑)

― キングダムから見るビジネスマンタイプ考察、すごく面白いですね! でもまさに光岡さんらしいです。

改めて振り返ると、26歳の時に立ち上げた会社では、NO.3のCOO的なポジションで動いていて、役割が明確化していたから非常にやりやすかったな。営業以外の統括は全部僕がやって。代表のいきなりなアクションも形にするのは僕だった。自分はみんなを強烈に引っ張るタイプではないわな、ってその時はっきりわかった。

― なるほど。自分のタイプを把握しながらも、なぜ独立の道を選んだのですか?

理由は2つかな。1つ目は、時代の流れがハマった。2010年頃から「テック畑の人」や「未来を見据えたテクノロジーを考える人」が代表になる流れが全般的にきていて。それまでは強靭な営業マンが代表に多いイメージだったけど、自分も「非営業で属人的ではないキャッシュを生み出す仕組みをいかに作るか」を考える事が好きだったので、時代の流れからも挑戦する時だなと思えた。

2つ目は、カルチャーを「作る・変える」には代表が本気でコミットしないと変わらないとわかったんだ。共同で立ち上げた会社の代表はそれこそ「桓騎(かんき)」みたいな人で、正直かっこよくて憧れた。でもそうなると、自然と方針を示す際も代表の特色が反映されるんだよね。冷静に考えると自分のやってみたい方向やカルチャーとは違った。じゃあ、自分がやりたいことがやれる環境ってなんだろうって考えると、リスクとってでも独立という道だったんだよね。

― では、MILではまさにそれを叶えられているんですね。

MILもそうだし、独立して作った「ユープラス」からそうかな。独立するまでに10以上の事業づくりに関わったけど、ユープラスで初めてプロダクトのローンチからクローズまでをやりきれた。クローズしたのは残念だったけど、これを経験できたのは非常に良かった。それがあって、ユープラスのミッションにした「あたらしいふつうを、つぎつぎと」を実現するために、分社化という形でいまのMILがあるね。

― なるほど。MILにかける夢や成したい世界はどういうものがありますか?

さっき言った通り、そもそも「あたらしいふつうを、つぎつぎと」が成したい事・世界観なんだよね。その中でも今のMILのミッションは「新しい視聴体験をつくる」事。簡単に言うと、「動画を触る」事を世の中の当たり前にしたい。そんなのいままでのカルチャーにないじゃない?それが、こうしたいなっていう想いと、テクノロジーや5Gという環境変化のタイミングが重なり、スマホ時代におけるユーザーの視聴体験を変える事ができると思っている。そんな世界をみんなで作れたら最高だなーと。

― 自分もそのミッションや世界観に夢を持った一人です。そんな同じ夢を持つ仲間が集まっていると思うのですが、光岡さんにとって社員・メンバーってどういう存在ですか?

頼れる仲間だね。僕、漫画のワンピースも好きなんだけど、まさにあんな関係がいい。互いの良し悪しを理解して、強みを補完しあっているのが本当に素敵。引っ張る系の自分でないからこそ、プロダクトを理解して愛と誇りを持って形にしてくれるデザイナーとエンジニアがいて、それを任せて背中を預けられる営業がいてくれて、最高の仲間と今仕事ができている事が本当に幸せだと思うよ。

― その中でも、どんな人と仲間になりたいと思いますか?

あくまでも、MILの現フェーズで求める事になるんだけど2つあるかな。

1つ目は、プロダクト愛を持ってくれる人。本当に自信と誇りを持ってみんなで新しい視聴体験をつくろうと思っている。「このプロダクトは最高です」と胸を張って一緒に歩んでいける人が嬉しい。

2つ目は、チャレンジ精神。この言葉の中には「柔軟性」や「自責」とかいろいろな要素があるんだけど、何も保証されていないスタートアップという環境の中で、恐れずにその環境を楽しみながら一緒にやってくれる人だと嬉しい。20代の僕がまさにそうだったように。

19年9月末に1.3億の資金調達を終え、僕たちはMILというプロダクトに確かな手応えを感じている。19年12月にはオフィス移転をして、10名未満の会社を、この1、2年で25名弱の組織にしないといけないんだ。スタートアップの醍醐味はまさにここ。通常ならカオスな状態になるけど、過去の経験や現メンバーがいれば乗り越えられると思っている。こういう事にワクワクしてくれる人と一緒に強みを補完しあって高めあえたら最高だね。

― ありがとうございました。より一層MILをいいものにしていきましょう!

【編集後記】
陽気な兄貴のように見える光岡ですが、プロダクトとメンバーに強い愛をもって進んでいると感じられました。

未知な事、新しい事にチャレンジし続けるのは、口で言うのは簡単ですが、実際に形にするのは本当に難しい事が多いです。その中でも、常にポジティブに歩み続ける姿は一緒に働いていきたいと思える代表の姿だと思います。光岡やMILの事を少しでも気になる方がいましたら、是非いつでも遊びに来てください。

よろしくお願いします!

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