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年が明けて間もない2024年1月10日、日本大学藝術学部にお邪魔しました。
実は2023年度新入社員で、現在はコミュニケーションデザイン第2事業部で働いている岡本未来は、日藝・文芸学科の卒業生。今回は岡本の紹介を通じて、出身ゼミの学生のみなさんの前で講演する機会をいただきました。
当日は、「マーケティングに活きるコンテンツをつくる方法」をテーマに、人事・採用担当の田汲洋がお話ししました。田汲、岡本とともに同行した広報担当・木下がその模様をお届けします。
「日藝」江古田キャンパスに降り立つ
日本大学藝術学部、通称・日藝。8つの学科を擁する総合芸術学部として、数多くの著名人を輩出している名門です。ほんの少し名前を挙げるだけでも、古くは深作欣二や富野由悠季から、よしもとばなな、爆笑問題、最近ではYOASOBIのikuraなど(すべて敬称略)、多ジャンルにわたって錚々たる芸術家・作家たちが学生時代を過ごされています。
そんな日藝の学生さんたちは、どんな環境で学んでいるのでしょうか。西武池袋線・江古田駅から徒歩1分のところに、そのキャンパスがあります。
▲江古田キャンパス西門からの外観
2019年までは所沢にもキャンパスがあり、2年生までは所沢キャンパス、3年生からは江古田キャンパスに通っていたそうです(現在は全学年が江古田で修学)。岡本が3~4年次に在籍していたのは、折しもコロナ禍の真っただ中で、大学も閉鎖されていた時期。江古田キャンパスに通う機会は限られていて、実は岡本自身もそこまで馴染みがないとのことでしたが、キャンパス内を案内してくれました。
▲江古田キャンパスに降り立った岡本(左)と田汲(右)
▲整備された校舎はどれもキレイ
▲食堂棟の前にはカラフルなベンチ
文芸学科では学生自ら雑誌を創る
さっそく文芸学科が属する校舎へ。文芸学科は、文学研究に主眼を置く一般的な文学部や文学科とは異なり、「創作」に重きを置いた学科です。岡本曰く、ゼミなどを通じて学生は必ず雑誌制作に関わるそうです。
▲キャンパスに置かれていた「ダウ90000」が表紙のフリーペーパー「Art Campus」。
これも学生スタッフが取材して記事を書いている。
訪ねた日は、ちょうどゼミのみなさんによる見本誌が刷りあがってきたタイミングで、拝見させていただきました。
▲『あのね、』というタイトルが付けられた文芸誌。ゼミ生の創作小説が掲載されている。
文芸学科のフロアにはゼミ雑誌コーナーがあり、各ゼミの専攻テーマに従って、SFあり、漫画ありと多種多様な雑誌が並んでいました。どれも面白そうで、文学フリマなどに出したら、そのまま売れそうな出来栄えです。
さて、ゼミの担当教授・青木敬士先生にアテンドしていただき、学生の前で講演がスタートしました。
まずは自己紹介から。ゼミOGとして、岡本も後輩の前に立ちます。今はインフォバーンでコンテンツディレクター(Web編集職)として活躍されている岡本も、就職活動中には就職支援課にお世話になったそうです。「就活はいつから始めましたか?」「面接にリクルートスーツは必須ですか?」といった就職活動にまつわる学生さんからの質問にも答えていました。
コンテンツづくりの極意「えいしんメソッド」とは?
本題の講演では、田汲が、
・高校生から教わった、「信頼を得るコンテンツ」を作る方法
・大スターに教わった、「無難なモノ」を作らない方法
の2つのお題で話しました。
前者は、田汲が30代のころにオンライン上で知り合った高校生との物語です。誤送信されてきたDMに端を発し、謎の男子高校生「えいしん」との交流がスタートしました。
東京でバリバリ働く社会人と地方在住の高校生。本来ならそうそう交わらないはずの二人は、時に電話で話し合う仲になるほど深まっていきます。そこから生まれた友情物語とは……!?
その泣ける物語の詳細は、いつか機会があれば、ぜひ本人から直接話を聞いていただきたいところでが、その経験から「ユーザーの信頼を獲得するコンテンツの作り方」として、「えいしんメソッド」を導き出したそうです。他田汲曰く、そのポイントは次の3点です。
1)相手の話をよく聞く
2)ウソをつかない
3)相手のツボをおさえ、さらにギャップで魅了する
コンテンツによる発信もコミュニケーションの一環。大事なポイントは変わりません。一見、コンテンツ作りとは関係ない話でありながら、その要諦に触れるプレゼンとなりました。
「織田裕二」と「トム・クルーズ」という日米のスター俳優を比較した後半の話も含め、12名のゼミ生のみなさんは時に笑い、時にうなずきながら、真剣にお話を聞いてくださっていました。
今回は45分の予定から延長し、1時間以上もお時間をいただきました。アテンドしてくださった青木敬士先生と、お話を聞いていただいたゼミ生のみなさん、ありがとうございました。芸術系・創作系の大学にお邪魔することはなかなかないので、われわれにとっても刺激的な機会になりました。
インフォバーンは、学生の来訪も、大学訪問も歓迎しておりますので、他の大学の方もご興味がありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください!