「自分はまだ大したことがない」
そう感じる瞬間は、誰にでもあります。
周りを見れば、
すでに結果を出している人や、
自分の道を見つけている人がいる。
それと比べて、自分はまだ途中で、
何者でもないように思えてしまう。
けれど、その“何も決まっていない状態”には、
一つの大きな意味があります。
それは、まだ決めつけられていないということです。
人は一度「自分はこういう人間だ」と決めてしまうと、
無意識にその枠の中でしか動かなくなります。
できることも、選ぶ道も、
少しずつ狭くなっていきます。
一方で、まだ何者でもない人には、
その制限がありません。
どの方向にも進めるし、
どんな変化も選ぶことができます。
失敗も、やり直しも、
すべてが可能性として残されています。
それは不安でもありますが、
同時に、とても自由な状態でもあります。
今の自分が完成形ではないということは、
これからいくらでも形を変えられるということです。
だからこそ、焦って「何者か」になろうとしなくてもいい。
大切なのは、
今の自分にできる一歩を選び続けること。
その積み重ねが、
あとから振り返ったときに「自分」という輪郭をつくっていきます。
まだ何者でもない。
それは、遅れている証拠ではなく、
これからを自由に描けるという証です。