〇集団で授業する講師として

　「簡単を疑え」入社当初、先輩から伝えられた、最も印象に残る言葉でした。自分が簡単だと思うところに落とし穴がある。なぜそうなるのか、指導することに私たちの存在意義がある。やり方を覚える指導では感動は生まれない。

　入社して今や２８年。今でもこの言葉を大切に教壇に立つ。個別指導、オンライン。様々な学習サービスが２８年前に比べてあるが、集団授業でしか与えることのできない学習効果もある。個別指導でしか新られないキメの細かい指導も当然ある。そのどちらもこだわって大切に指導してきた。

〇人との出会いは宝物「進学塾の講師は出会いの宝庫」

　「一人ひとりを大切に」会社の方針。その方針のもと、多くの生徒と向き合ってきました。その数振り返ると、１万５０００人。会社を通して本当に多くの生徒と出会わせていただきました。保護者の方々も含めるとその２倍～３倍の方々との出会いの機会をいただいたことになります。一人のお客様と長くお付き合いができて、同じ目標に向けて取り組んでいける。多くの卒業生、保護者から卒業後も声をかけていただくことも多くあり、豊かな時間を過ごすことができています。

〇子どものできる！わかった！発見した！の喜びを目の前で

　理想は教えすぎないこと。しっかりした順序で、説明をしていくとを大切にしています。指導に長く関わってきてわかったことがあります。伝える力、理解してもらう力は、誰がどの言葉を使って、どのような手順で行うのかがとても大切だということです。１００％常に満足できるわけではありませんが、うまくいった時の子供たちの「勉強が楽しい！」という表情を目の前で、特等席で見ることができます。

プロの講師としてこれまで多くの生徒に指導してきました。卒業生には現在、タレント、会社の経営者、医師、公教育の先生など様々な可能性をもった生徒がおりました。卒業生と今でもお酒を飲みに行くのが最大の楽しみです。