株式会社WineBankの募集・採用・求人情報 - Wantedly
株式会社WineBankの新卒・中途・インターンの募集があります。気軽に面談して話を聞いてみよう。職種や採用形態からあなたにあった募集を見つけることができます。募集では「どんなことをやるのか」はもちろん、「なぜやるのか」「どうやるのか」や実際に一緒に働くメンバーについて知ることができます。
https://www.wantedly.com/companies/company_2286974/projects
はじめまして。WineBankの代表の中野です。
今回、私たちWineBankはプレシリーズAで資金調達を発表しました。
プレスリリースの詳細 : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000115945.html
これまでは事業を拡大させている最中だったため、ほとんど自分たちの事業をご紹介してきませんでした。しかし、ここからさらに事業を拡大させるべく、今回自己紹介ともいえるエントリーを書きました。
2020年7月に50年以上続く老舗酒販店をM&A(事業承継)をし、株式会社WineBankは始まりました。
事業承継後、酒販事業に関しては合計8名になり、事務所も渋谷から六本木に移転し現在に至ります。
▲写真(左)旧渋谷オフィス/(右)新六本木オフィス
私ももともと、ひとりのワインコレクターでした。
しかし、毎晩ワインを飲んでいるうちに、この大好きなワインを取り巻く課題が見えてきました。
1.テクノロジーで他業界は便利になりつつあるのに、ワイン管理のクラウドシステムがない
2.ワインを安全に二次流通させるシステムが高価格帯のみを対象としたオークション市場しかない
3.年々値上がりするワイン市場に対して、早期購入によるメリットを提供する機会がない
この3つの課題は、ワインを楽しむ方を限定的にし、生産者や流通業を行う人の利益の生み出す源泉を減らしています。そして何よりもワインの価値が多くの方に理解してもらえないということです。
私は学生時代にワインと出会い、ワインがあることでより質の高い生活を送れるようになってきたと感じています。ワインの楽しみ方をもっと多くの人に知っていただくことでワインのある質の高い暮らしを提供できると考えています。
そしてWineBankのインポーターとしての強みを活かして、上記課題解決に挑もうと
2021年から「ワイン×Technology」=「WineTech」事業に注力しています。
始まりは大学生の時にアルバイトをしていたカジュアルワインを中心としたレストランでした。
その際、某アルコールメーカー社長に出会ったことがきっかけで、ウィスキーとワインのすばらしさを学ばせていただき、ワインの魅力にのめり込みました。
ただ学生で買えるワインは1000円前後のワインで、ファインワイン(=良質な高級ワインのこと)までは手が届きませんでした。
2回目の転換期は社会人3年目に外資系の会社に転職をした時です。
この時期から海外出張や海外のエリートビジネスマンとやりとりする機会ができ、ファインワインを飲む機会が増えました。そこではファインワインの知識を身に着けることが会食やホームパーティなどで重宝されることを実感し、特に高級レンジの多いフランスやカリフォルニアワインを中心に愛飲していました。
最後は起業したことで会食の機会が増えた時です。自分で飲食店の経営をしながらワインと触れ合う機会が増えていきました。今回のWineBank事業承継で酒販業側からワインの流通に触れることができ、よりワインに携われることを嬉しく思っています。
人生の半分くらいはワイン漬けと自負しています(笑)
私たちWineBankは「既存のワイン流通をアップデートする」をミッションに掲げ、
生産者と消費者が共に悦びあえる未来を創りたいと考えています。
良質なワインを、良質なプライスでお届けする。
それは半世紀以上にわたって酒販業を営んできた私たちだからこそ実現できること。
「ファインワイン」の流通を事業の中心に据え、前述の3つの課題解決をもってワイン産業に貢献し、ファインワインを通じて全ての人が豊かになる未来を目指します。
課題1のソリューションとして、ワイン管理に対し、テクノロジーを通じた「クラウドワインカーヴ」というサービスで解決します。
自分の実体験やワイン愛好家の声としても、多くの高級ワインを所有しているのに、リストがない人、殆どのワインを倉庫会社に預けてエクセル管理程度しかしていない人も多数いらっしゃいます。
そこで、 私たちWineBankが クラウド上でのワイン管理を通じて、液面低下 ・インポーター名・エチケット状態などのワイン保管状況を見える化し、リアルタイムな時価評価も含め対応します。
さらに、クラウド上で管理しているワインを自己消費や贈答で利用した際に、WineBankから同じワインをネット最安値価格で再度購入する機会の提供やお客様の好みに合わせたワイン情報を提供させていただく付加価値サービスもあり、管理をする上で都度必要なお客様の要望を叶えます。
課題2に対して、「クラウドワインカーヴ」を通じ、リアル店舗での実飲、会員同士がワインの交換や売買を行うマーケットプレイス を提供します。
「クラウドワインカーヴ」はWeb上で 会員同士がワインの交換や売買をするだけにとどまらず提携レストランでも活用ができます。提携レストランにある会員専用セラーにワインを保管。
会員の方が来店し「クラウドワインカーヴ」より指定したワインを抜栓し、実飲できる会員サービスも展開します。
そのためワインを管理・流通させるだけではなく、提携レストランで会食やプライベートで消費することもできるのが大きな特徴です。
課題3について、ワインは飲むだけではなく資産としての魅力もあります。
ワイン愛好家としてワインをかなり所有しているにも関わらず、購入したのは数年前~数十年前と自分が保有するワインの価値がわからないということが多くあります。価値がわかるプロフェッショナルの方もいますが、現時点でどのくらい価値が上がっているかをリアルタイムで数千種類も把握できる方はいないと思います。
私たちWineBankは「クラウドワインカーヴ」を通じてお客様のワインを管理させていただく中で、ご所有のワインの価値算定や、プリムールなどの購買力を活かしワインを早期購入することによるメリットを提供します。フランスでは、子どもの生まれ年のワインを2ケース購入しておき、1ケースは自身で消費し、もう1ケースは子どもの成長とともに寝かせておき、将来子どもとそのワインを飲んだり、資産として譲り渡すという話を聞きます。日本ではまだまだこのようなワインの楽しみ方は広がっていないように思います。ワインを、自ら消費するもの・贈答や接待でふるまうもの・ご家族友人の記念日の年号を複数所有し寝かしておくもの…等の利用すべき用途に合わせながら、年々値上がりするワイン市場に対して長期的な目線でポートフォリオを組むことを推奨しています。
結果、会員の方のライフスタイルをファインワインで豊かにする。
さらにご自宅で眠っているファインワインを適正に二次流通させ、会員間で飲みたい人に飲み頃のタイミングで流通させるシステムを構築し、会員間ごとの「クラウドワインカーヴ」内のワインを適切に再配置 することで、SDG’sの側面からも無駄なくサポートして、ワイン業界に貢献することを目指します。
個人的に飲食店には年に500-600件くらい足を運びワインを楽しみます。
最近はBYO(Bring Your Own=飲食店へのワイン持ち込み)が増えてきたので可能な店では活用してい ますが、ファインワインが高額になりすぎたため、ワインリストが充実していないレストランや資本力がありワインリストが充実していても、かなり割高で提供されているレストランが高頻度で見られます。
この点も、年々ワイン愛好家の間では問題になっており、将来的にこの課題を解決したいと思っています。
レストランも小資本でワインリストを充実させるべく店舗側で「クラウドワインカーヴ」に加盟してもらうことにより、個人会員側の「クラウドワインカーヴ」の公開ワインリストがクラウド上で閲覧できるようになります。これにより、個人・店舗間売買でお客様が当日飲むワインを取得し、事前配送するというサービスは非常にニーズがあると感じています。
個人会員の「クラウドワインカーヴ」を数年以内に業界トップクラスの100億円(1本2万円平均で50万本想定)まで充実させます。店舗側は、このファインワインのリストから時価評価に基づき売買し、お客様に提供。市場が個人間から店舗側に大きく広がり、かつ小資本のレストランからしても在庫を持たずにワインリストを豪華にできるメリットがあります。そして、これを全国のワインを取り扱う飲食店にFC展開して、WineBank自体のワイン卸も含めて大きな市場規模に挑んでいきたいという野望を秘めてい ます。
私はひとりでも多くの方にワインを愉しんでいただける世界を実現したいと思っています。
ミッションである「既存のワイン流通をアップデートする」を掲げて、これから成長を続けていきたいと思いますので、ご支援いただけますと幸いです。
WineBankはワイン好きなメンバーが多く、毎月インポーター含めた社内試飲会や、取引先からのご招待を含めてワインに触れ合う場がかなり多い環境です。
また、社内割引でご自身のワインも購入することができ、趣味と実益両方を兼ねることができます。
一緒にファインワインの流通をアップデートする想いに共感してくれている仲間をお待ちしております。
プレゼンター:WineBank 代表 中野 邦人
編集: WineBank 広報PR 池田 眞琳