【出戻り社員の観察日記 Vol.2】無機質だった評価制度に「心」が宿るまで。4月から始まる、少し変わったルールの話。
YTT LINKS ICM Group(管理部門)の牧野です。
2018年に前身の会社に入社し、一度退職した後、今年4年ぶりに「出戻り」として再入社しました。
そんな私から見た社内のリアルを綴る観察日記。 第2回となる今回は、この春にいよいよローンチされる「新しい人事給与制度」について、一歩引いた視点から感じたことを書いてみようと思います。
目次
完璧で、無機質だった過去のルール
会社に依存しないための「親心」
AIと壁打ちした、1年間の裏側
完璧じゃない。でも、ちゃんと「人」を見る
完璧で、無機質だった過去のルール
誤解のないように言うと、以前の評価制度が決して悪かったわけではありません。 むしろ、エンジニアのスキルを細かく細分化し、誰もが客観的で正当な評価を受けられるようにと、緻密に練り上げられたものでした。
けれど、いざ運用してみると、どうしてもこぼれ落ちてしまうものがあります。 数字やスキルシートだけでは測りきれない「人間性」や「仕事に対する姿勢」です。
現場をまとめる管理者(ベテランのおじさんたち)にとって、社員の「見えない頑張り」をどう評価に組み込むかは、ずっと拭いきれない課題だったようです。
客観的で完璧なはずのルールが、どこか無機質で、現場の体温を拾いきれなくなってしまっていたのかもしれません。
会社に依存しないための「親心」
そんな背景を経て生まれる新しい人事制度の根底には、社長が掲げる「幸福(Well-being)」と「成長(Growth)」という2つの柱があります。
「幸福」とは、ずばりお金のことです。給与のベースアップに加え、会社を大きくするために貢献してくれた社員へ「利益を山分けする」仕組みが盛り込まれました。
これは本業での成果だけでなく、採用活動の手伝いや勉強会の主催といった、「組織を良くする裏方の頑張り」もしっかり評価し、決算賞与としてフェアに還元するというものです。
一方の「成長」は、会社への貢献を通じて、SEの仕事以外にもどんどんチャレンジしてほしいという想いです。 その挑戦が給与に大きく影響することで、社員のモチベーションアップを狙っています。
AIと壁打ちした、1年間の裏側
この春からスタートする新制度は、社長の発案をもとに、私の上司が1年以上かけて形にしたものです。
聞けば、頭の中にある複雑な想いを整理するため、時にはAIを相手に壁打ちを繰り返しながら、地道に言語化していったのだとか。
かつて私が知っていた、社員を正しく評価するための機械的で無機質だった制度。そこに確かな「魂」や「心」が入り、さらにパワーアップしたような印象を受けました。
その過程を知ると、面談の時に上司が自信をのぞかせていた理由も、腑に落ちました。これまでの緻密なスキル評価に、こうした「人間味のある変数」を掛け合わせたハイブリッドな制度に仕上がったからです。
完璧じゃない。でも、ちゃんと「人」を見る
もちろん、最初からすべてが機能する完璧な制度などありません。運用を始めれば、新しい不満や想定外の課題も出てくるはずです。
それでも、システムの一部のような「無機質な評価」から抜け出し、血の通った「人」として社員に向き合おうとする会社の意思を、私は強く感じています。
完璧なルールで縛るのではなく、その人が持つ余白や、声なき頑張りごと丸抱えしようとする。 かつてのルールに血を通わせようと、大人が本気で考え抜いたこの制度が、これから会社をどう変えていくのか。
外から戻ってきた観察者として、そして管理部門の一員として、その過程をフラットに見守っていこうと思います。
完成されたルールに従うより、こうした過渡期の試行錯誤を「面白そう」と思える方。 今のYTT LINKSなら、きっと心地よく働けるはずです。
まずは一度、カジュアルにお話ししてみませんか。 ここには、あなたをスキルシートの羅列ではなく「人」として見ようとする仲間がいます。