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海外で出会った「日常の中にある非日常空間」を日本で実現したand people 中村さんにインタビュー!

「日常の中にある非日常空間」をテーマにおしゃれなカフェダイニングを展開するand people。そのセンスの良さはまず宇田川店がアーティストやクリエイターの支持を集め、現在は神南と銀座にも店舗展開をしています。社長の中村さんにお店のコンセプトが生まれた経緯を聞かせてもらいました。

海外で出会ったライフスタイル

-こういった形態でのお店を始めた経緯を教えてください-

and peopleを始める前は、海外雑貨や家具の買い付けと卸売の事業をしていました。買い付けに海外に行く機会が非常に多かったんですが、その際に現地の建築物や屋台、パーティーなどのライフスタイルに影響を受けました。こういう素敵な空間が日本にもあったらいいなあと思ったのが、お店を始めたきっかけですね。

自分が好きな空間を日本でも実現したい

-具体的にはどのような空間や国だったんでしょうか-

例えば神南店でコンセプトにしているようなブルックリン風の建物やその空間とか、あとは廃墟にも影響を受けましたね。海外だとプロジェクションマッピングや間接照明での演出は、日本よりずっとムーディーな雰囲気を作るのがうまい。そういった照明に関しては銀座店で実現しています。あとは東南アジアの開放的な雰囲気。緑や風、自然の光という面では最初にオープンした宇田川店のコンセプトになっています。

海外だと貧富関係なく楽しめるいい感じの空間が日常的にあるんです。例えばアジアでいうといろんなパーティーを開催するときに金持ちでも貧乏人でもウェルカムな雰囲気があって、貧しい人でもたまたま通りかかったラグジュアリーなパーティーに誘われて楽しめる。

また欧米であれば空間自体がおしゃれなので、まさに誰でも「日常の中にある非日常空間」を体験することができる。

日本だとなかなかそういう環境がないので、「自分が海外で感じた好きな空間を日本で作る」というのがテーマです。

自由な発想でお店を作っていく

-お店をやる上で気をつけていることはなんでしょう-

まず既成概念にとらわれないということです。例えば、and peopleでは基本的に間接照明なんですが、これは日本の飲食業界ではNGとされてきました。「間接照明だと料理が見えない」というわけです。

しかし、and peopleが考える空間作りにおいては、向かい合った人の顔もはっきり照らしてしまう従来の照明よりも、幻想的に見える間接照明の方が合っていた。ですので、飲食業界でNGとされている部分に踏み込んだ取り組みになります。

もともと私自身飲食業界出身ではないので、良い意味で今後も慣習に縛られずにand peopleを運営していこうと思っています。

スタッフが未来を描けるような会社に

-今後のビジョンと課題を教えてください-

まずは店舗を増やすことを考えています。従来のand peopleと違う業態での展開もあり得ますし、国内だけでなく海外に出店するのもありですね。海外での事業運営に関しては海外雑貨・家具の買い付けをしていた時のノウハウが使えるので。とはいえ、まずは国内でお店の体制をもっと整えていく必要があります。

人に関しても、今はまだ十分に教育体制であったりとかキャリアアップの道筋があるわけではない。まさに今スタッフが長く活躍してくれるような環境を作っている最中です。大手と比べると足りないところも多いですが、その分アイデアを出しやすかったり自分がやりたいと思ったことは実現しやすいと思います。

スタッフ同士の交流には力を入れていて、毎月のミーティングや季節ごとのバーベキューなどのレクリエーションは社員アルバイト分け隔てなく楽しんでくれています。「お店のコンセプトを好きで一緒に働く人も好き」というみんなに支えられているお店です。

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