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「管理職になりたくない」が8割

株式会社ESP 代表取締役 高原です。

管理職が敬遠される空気感が、昔より強くなっている気がします。
これまで採用面談で、現場でスキルアップを積み続けたいが会社から管理を求められ、やりたいことが出来ないことが転職理由の方も何人かいらっしゃいました。

マンパワーグループの調査で、正社員400名に「今後、管理職になりたいか」を聞いたところ、全体の8割超が「なりたくない」だったそうです。
https://www.manpowergroup.jp/client/jinji/surveydata/20200316.html


■責任の重い仕事をしたくない

主な理由は「責任の重い仕事をしたくない」とのこと。

私の前職は大手のグループ会社でしたが、責任範囲が大きい程やりがい・成長につながり、
それが出世の王道とされていました。
日本の昭和からの大企業は、どこも似たり寄ったりではないかと想像します。
しかし、今その価値観は8割に通用しないようです・・・

さらに理由を掘り下げると、若手ほどプレーヤーとして動ける環境を求めているようです。
・20代「部下の育成に興味がないから」
・30代「面倒な調整業務などが増えそうだから」

個人的にはそれほど違和感無い結果です。

管理したくない人が増えているということは、見方を変えると管理者のニーズが一層高くなり、
ブルーオーシャンで楽に勝てる場所ということでもあります。


■管理はゲーム感覚

「結果責任」という世の中の風潮があります。
私の見方は、これは求められるものが不相応に大きすぎている気がします。

私は「結果はコントロールできないが、行動はコントロールできる」と考えていて、
本当に責任を持つべきは「行動」になるからです。
もっというと、「結果につながる行動」をしたかです。

管理というのも曖昧な言葉ですが、「行動」レベルでは次の通りだと思います。
・目標を決める
・計画し実行する
・問題が発生したら速やかにリカバリする
普段の業務とあまり変わらないのではと思います。

管理も行動レベルで分解すればハードルはそれほど高くなく、作戦を考えるゲーム感覚です。


■あなたの可能性を拡げる「プレイングマネージャー」という選択

プレイヤーとして専門スキルを高めスペシャリストを目指す考えは私は大賛成で、
是非皆さんには自分の強い分野を作って、ニーズに合わせてその範囲を広げていただきたいと思います。

専門スキルの選択肢の一つとして、組織管理技術であるマネジメントスキルも組み合わせると、
スキルの掛け算で自分の可能性を違うレベルに拡げられます。

これも経験なので食わず嫌いせず、チャンスを狙って「プレイングマネージャー」にトライすると良いと思います。
逆にチャンスを逃すと、せっかくの可能性を自分で閉ざすことになります。

参考になれば幸いです。

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