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ナイスなプレーを推薦・表彰|「DIGITAL HACKER賞」の狙いと、思いがけない効果

こんにちは、東急株式会社「URBAN HACKS」採用担当です。

URBAN HACKSは、交通事業を軸に不動産、生活サービス、ホテル等多彩な事業を展開している東急株式会社が、街づくりにおけるDXを目的に、2021年7月より生まれた新組織です。現在、新たなイノベーションを生み出すべく、積極採用を進めています。

今回はURBAN HACKSの「DIGITAL HACKER賞」について、目的や当日の様子を、運営メンバーの山本さん・佐藤さんにお伺いしました。

URBAN HACKS内にとどまらず、東急グループの社内メンバーに改めて感謝し交流する場が設けられており、雰囲気のよさが感じられました。

職種を問わず、「ナイスなプレーをしてくれた方」を表彰

―まず、DIGITAL HACKER賞の目的や概要を教えてください。

山本:DIGITAL HACKER賞は、3つの目的を持って行われている表彰制度です。
・URBAN HACKSと協業先の各事業との交流促進
・協業先のビジネスオーナーや担当者のモチベーション向上
・URBAN HACKSから東急グループへ向けた社内発信

半年に一度、URBAN HACKSにとって「ナイスなプレー」をしてくださっている方を選出し、日頃の感謝を伝える意味で賞をお渡ししています。ですので、授賞式当日は30分ほどで式を切り上げ、その後の時間は親睦会のような催しを開催しています。そこで飲食しながら、日頃関わらないメンバーともコミュニケーションを取り、仲を深めてほしいからです。そのため、実は明確な受賞基準は設けていません。「ナイスなプレーをしてくれた方」というくらいで、割とゆるめな賞ですね。直近では、2024年7月に第2回を開催しました。

佐藤:事前に、フォームを活用してメンバー内に「表彰してほしい人」を募っています。そこで名前が挙がった方の中から、受賞者を選考させていただくという流れです。

山本:第1回の受賞者は、アプリ事業を協創していた東急グループのメンバーでした。第2回は、第1回とは別のアプリを協創していたメンバーや、事業をバックオフィスから支えてくださった人事と法務のメンバーに賞を贈りました。普段は事業メンバーにスポットライトが当たりがちですが、バックオフィスのメンバーにもかなり支えられているため、このような人選にしています。

当日の会場には、おそらく40~50人ほど集まったと思います。また、URBAN HACKSメンバーだけでなく、受賞者やそのゲスト、そのまたさらにゲストも参加していました。運営は、弊社に6つある委員会のひとつ「組織活性化委員会」が行っていて、そのメンバーは私たち含め8人ほどです。会場設営や当日の進行など、授賞式までの段取りは役割分担して、授賞式までは全て組織活性化委員会が担当しました。

―DIGITAL HACKER賞の実施に至った背景を教えてください。

山本:プロジェクトチーム単位では日頃からよくやりとりする一方で、改めてお互いに感謝の気持ちを伝える場は少なかったからです。飲み会のような場はあっても、組織としてメンバーに感謝を伝える場はあまりありませんでした。組織活性化委員会でも、ダニエル・キムの「成功循環モデル」※の話を通じて「関係の質の向上を、委員会が担っていくべき」という話があったところだったんです。そこで、オフィシャルな形で感謝を伝え、メンバーの関係性向上につなげる試験的な試みとして、「DIGITAL HACKER賞」が始まりました。第1回目の受賞者たちの反応が割とよかったこともあり、第2回の開催へとつながりました。

佐藤:URBAN HACKSがいろいろな事業を手掛けていることを広めつつ、気軽に「URBAN HACKSと一緒に仕事をしてみよう」という雰囲気が作れたらいいな、とも考えています。受賞トロフィーが机に置かれていたりすると、「これって何ですか?」と会話が始まったりして、認知が広がっていきますよね。言葉だけでなくモノがあるからこそ、周知が広がっていく部分もあると思うので。

山本:最近は解消されつつあるのですが、URBAN HACKSは東急グループ内でも「謎の組織」だと思われている部分があったんです。勤務地も皆さんとは別ですし、中途入社のメンバーがほぼ100%なので。そのイメージを変えていくためにも、コミュニケーションの機会を増やして、社内に発信していく機会が必要なのではと考えています。「URBAN HACKSメンバーは、普通の社員なんだよ」という雰囲気が伝わればなと。

佐藤:「デジタルで攻めてくる」みたいな謎の感じではない、という(笑)。「一緒に協業していきませんか」という姿勢を伝えたいですよね。

※ダニエル・キムの「成功循環モデル」は、ダニエル・キムが提唱した組織運営のフレームワークで、短期的な成果主義ではなく、長期的な成功を目指すことを重要視したものです。特徴として、従業員同士の関係の質を高めることでコミュニケーションの活性化や組織全体のエンゲージメントが向上し、従業員の自発的な思考や行動が促進されることで、最終的には良い成果が生まれることを指摘しています。

実際に会って交流することで、新たな一面を発見

―DIGITAL HACKER賞を実施した結果、どんな効果や意義を感じましたか。

山本:事業メンバーとの仲が深まったと感じました。授賞式後の親睦会が、普段関わらない東急グループメンバーやURBAN HACKSメンバーと話し合ったり、その様子を眺めたりできるいい機会になりましたね。事業メンバーとは、普段からやり取りする方もいますが、バックオフィスの法務や人事のメンバーとはあまりやり取りしないので。とても貴重な機会になりました。

―DIGITAL HACKER賞の運営を行ってよかったことや、やりがいに感じたことを教えてください。

山本:改めてメンバーに感謝を伝えられる機会はあまりないので、それがとてもよかったです。他のメンバーからも同様の意見があり、「やってよかったな」と思いました。

佐藤:私もそう思います。メンバーとは毎日仕事を一緒にしているものの、結構リモートワークも多いので、感謝を伝えるときもチャットやメールで「ありがとう」と送るだけになりがちです。それが結構寂しいというか。仕事上、URBAN HACKSだけではどうにも出来ない問題も多々起こるので、普段から他の東急グループメンバーにもよく助けていただいているんです。間に入っていただいたり、話を聞いてもらったり、「東急グループ、お客さま全体のためにやっていただいていること」への感謝を目に見える形で表せたことが大きいです。とてもいいイベントになったと思います。

―逆に、大変だったことはありますか?

山本:まだ第2回までしか開催していないので、運営も洗練されていない部分があると思います。私は第1回も第2回も司会を担当したのですが、第1回はマイクがなかったので、肉声で話しました。思ったより声が通らなかったので、第2回は反省を活かして、マイクが使える会場に変更しました。こんな風に、失敗を積み重ねて少しずつ改善しています。

あと、これはどちらかというと課題なのですが、受賞候補者の人選が偏りがちだと感じています。日頃から関わるメンバーは人によって違いますし、URBAN HACKSとの関わりが少ないメンバーは、名前が挙がりづらいです。本当は頑張っているのにスポットライトが当たらない人を、どう見つけて候補に挙げていくかは、今後も考えていきたいですね。あとは、東急グループの事業メンバーはチーム単位で動いていることが多いので、受賞メンバーに誰を選ぶかも悩みました。

佐藤:チーム単位で表彰したほうがいいのでは?という話はありましたね。「私(受賞者)だけじゃなくて、チームにもっと動いてくれる人がいるのに」という問題もありそうです。ただ、チーム単位にするとすぐ表彰しきってしまい、賞自体が短期で終わってしまいそうな気もして、悩んでいます。

―授賞式に参加したメンバーからは、どんな声が寄せられましたか。

山本:「普段話せないメンバーと話せて、距離が縮まりました」という声が多かったです。私自身、オンラインやメールでのやり取りは多くても、リアルで会うのは初めてのメンバーがいました。

実際に会ってみるととても気さくだったりして、文面でのやり取りだけでは知らない一面を見られたのもよかったです。

佐藤:法務の方からは、「法務でもこういう賞がもらえるんだ」というコメントを頂きました。

山本:法務は業務上、他のメンバーの仕事をしっかりチェックする必要があるので、どうしても厳しいイメージになりがちなんですよね。コメントをくださった法務の方も、そのイメージには悩んでいました。だからこそ、「改めて感謝を伝えてもらえることはあまりないので、とてもよかった」とも言っていましたね。

改善を繰り返しながら、よりよい賞へ

―DIGITAL HACKER賞について、今後の展望があれば教えてください。

山本:今後の方針はまだ明確にはありませんが、あまり頻繁に開催していると賞自体の新鮮さが薄れてしまったり、すぐに表彰し切ってしまって賞自体が短期で終わってしまう可能性もあるため、「開催頻度を、半年おきから1年おきに変更しよう」という話は出ています。先ほど挙がった課題を改善したり、その経験をうまく活かしたりしながら、DIGITAL HACKER賞をよりよい制度にしていきたいです。

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