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「縁の下の力持ち」ではない|好奇心と自主性で表へ出る、攻めのインフラチームの全貌

こんにちは、東急株式会社「URBAN HACKS」採用担当です。

URBAN HACKSは、交通事業を軸に不動産や商業施設開発、ホテル等多彩な事業を展開している東急株式会社が、街づくりにおけるDXを目的に、2021年7月より生まれた新組織です。現在、新たなイノベーションを生み出すべく、積極採用を進めています。

今回は、URBANHACKSで活躍するインフラエンジニアチームのメンバー4名に、その経歴やチーム概要、やりがいなどをお伺いしました。

東急の内製組織ならではの魅力や、オープンかつ発言を歓迎される雰囲気は、インフラチームとしては珍しい特徴かもしれません。

フラットかつ自由に、街づくりができるインフラチーム

―最初に、皆さんのご経歴や現在の業務内容などを簡単に教えてください。

中川:URBAN HACKSは6社目で、2023年10月にインフラエンジニアとして入社しました。これまでのキャリアは、Web系開発会社やSES系会社でのバックエンド開発、24365の運用監視、SaaSサービスでのインフラ構築などです。5社目は東急グループ企業で、インフラ・情シスなどを担当しました。入社理由は、東急はその規模から大きな案件に関われること、広い知見を得られることです。現在は、Q-skipのインフラの構築やアーキテクチャの設計を担当し、セキュリティチームやCCoEチームに所属しています。

安坂:私は今回が初めての転職です。中川さん同様、2023年10月に入社しました。前職は新卒でSlerに入社し、インフラエンジニアとして金融機関様のシステム開発を担当しました。入社理由は、事業会社で案件をより自分ごと化して働きたいと考えるようになったからです。また、私自身が東急線沿線で育ったというのもあり、東急の街づくりにDXを通じて貢献したかったからです。現在は東急線アプリのIaC化やセキュリティ周りのアップデート、コスト削減などインフラ全般を担当しています。CCoEチームとして横断的なクラウド活用にも携わっています。

寺門:私が入社したのは2023年11月で、東急は3社目です。それまではSlerでインフラエンジニアとして働いており、サーバーやネットワーク、クラウドインフラの構築、運用保守などを担当しました。入社理由は、よりユーザーとの距離が近い環境でシステム開発をしたかったからです。今後はインフラ以外の領域にもチャレンジしたいと思っていたため、URBAN HACKSのフラットな環境は、入社の決め手になりました。現在は東急カード・東急ポイントを担当しており、業務内容は中川さんや安坂さんと同様です。

早川:私はベンチャー企業やグループ企業内での転職、派遣社員としての転職などを経て、大手ゲーム会社に勤めていました。ゲーム系のインフラ周りでは10年ほど経験を積み、東急へ転職しました。入社理由は、スタートアップのように自由に開発方法を決めていけるからです。私自身、東急沿線に約20年住んでおり、地域貢献出来るリアルな仕事にも興味がありました。現在は、東急のWebシステムを効率よく運用していくための、CMS基盤構築プロジェクトに携わっています。社内対応や東急本体のITソリューショングループにも、兼務でジョインしています。

👆左から早川・安坂・中川・寺門

「発言してくれて嬉しい」オープンで守備範囲の広いインフラチーム

―皆さんの所属するインフラチームについて、概要やミッションを教えてください。

早川:インフラチームは、URBAN HACKSのインフラを安全・安心に保ち、ユーザーの皆さまに快適に使っていただけるように運用することを心がけています。インフラチーム自体が特定の案件に関わるというよりは、プロジェクトやCCoE、セキュリティやSREなど、メンバーがさまざまなチームに参加しています。ですので、プロジェクトに参加している場合はそこでのインフラ構築や運用を行いますし、CCoEに参加すればURBAN HACKS内でのクラウド推進や、情報の収集・展開を行っています。ミッションも参加先によって変わってくる形です。インフラチームは、その集大成というイメージですね。さまざまなチームに参加し、幅広く仕事をしている点が特徴です。

―インフラチームの人数と、役割分担があれば教えてください。

早川:インフラチームは、今回インタビューを受けている4名で全員です。役割はプロジェクトやCCoEなど、参加先によって変わります。特にCCoEは今全員参加していて、セキュリティとSREは複数名に分担して入ってもらっている状況です。体制的には基本的にフラットですし、新しくジョインされる方もその体制を理解して入社されています。

―インフラチームはどのような体制で稼働していますか。

早川:毎週会議を設けて、CCoEやセキュリティなど各チームの進捗を共有しています。また、それぞれのチームで発生したタスクについて、チーム内で検討やレビューを行うこともあります。そして、そのためのインフラチーム専用コミュニティを設けているので、そこで困りごとや不明点を相談していますね。

―他のエンジニアやデザイナーとの関わりは、どの程度ありますか。

早川:他のエンジニアやデザイナーも、プロジェクトごとに集まるので、集まる頻度はプロジェクトによって異なります。案件によっては、毎日朝会で集まることもあります。ただ、直接やり取りするのはPdMやバックエンドエンジニアが多く、デザイナーとコミュニケーションを取る機会は少ないかもしれません。ただ、最初から同じプロジェクトに参加して、最後まで一貫して情報が入ってくることや、それを理解したうえで開発を担当出来ることは、とてもよいことだと思います。

安坂:これまでの職場では、インフラエンジニアということもありビジネス領域の話し合いに参加する機会があまりなかったので、チームの一員として意見を出せるのが楽しいです。例えば私の関わっている案件では、最初に皆で意見を出し合う場がありました。こうして上流から案件に参加することで、プロジェクトを自分ごと化出来たので、「(案件を)より自分ごと化して働きたい」という転職時の願いが少し叶いました。

寺門:先日、デザインの構成を考えるMTGにも同席したのですが、インフラエンジニアでも意見を持っていれば、発言をかなり受け入れてくれる文化があります。そういう意味で、インフラエンジニア的にかなり珍しい職場環境なのではと思いますね。

中川:私の参加している案件でも、「こういう企画をやろうと思っていますが、どう思いますか」という質問を、かなりオープンに投げかけられます。そこでインフラエンジニアが発言をしても、「発言してくれて嬉しい」とウェルカムな雰囲気で受け入れてくれるんです。インフラエンジニアはどうしてもインフラの部分だけに注力しがちですが、URBAN HACKSでは上流から下流まで見渡すことが出来るので、そこがとても楽しいですね。

手を挙げればチャレンジしやすい、可能性が広がる環境

―URBAN HACKSのインフラエンジニアならではの特徴や、やりがいを教えてください。

中川:自分が作ったものを、実際に目で見られることです。私はQ-skipという改札系の案件を担当していますが、自分で完成品を見られるだけでなく、親や友人に「これ、自分が作ったんだよ」と話せることは、やりがいとしてとても大きいですね。東急のように生活に密着している事業領域だと、周囲の人にも分かってもらいやすく、私はその点が好きでこの仕事をしています。

安坂:URBAN HACKSは、手を挙げたらすぐチャレンジさせてもらえる環境があると思います。若干回り道をすることにもなりますがルールがなければ作るところから、やりたいことを自分で切り開いていけるのが一つのやりがいだと感じています。例えば以前、セキュリティ系のアラート通知について宙に浮いた状態のものがあったため、「担当したい」と手を挙げたところすぐに任せていただけました。思っていたよりはやることが多かったものの、とてもやりがいを感じましたね。

寺門:私が特徴的だと感じたのは、インフラとアプリの領域があまり分かれていないことです。これまでのキャリアの中では、インフラとアプリが完全に組織別で分かれていたのですが、URBAN HACKSではアプリケーションの要件決めからインフラエンジニアが参加することがあります。ですので、今までよりも広い範囲に関われていると感じます。

早川:URBAN HACKSは参加型の環境ですので、基本的にオープンなコミュニティです。コミュニティーチャンネルも基本的に全て解放されているので、自分が担当していない案件でも、Slackを見てコメント出来ます。そしてそこから、担当案件に発展していくこともあります。私自身も、CMSの担当になったのは、Slackでコメントを書いたことがきっかけでした。安坂さんも言っていたように、手を挙げたら「どうぞ」となりがちですので、それをやりがいと捉えてくれる人にとっては、可能性が広がる環境だと思います。

「日に当たれるインフラチーム」で、楽しく住みやすい街づくりを

―インフラ組織としての、今後の展望を教えてください。

早川:東急のシステム全体がより快適になるようベストを尽くし、ユーザーの皆さまが使いやすい環境を作り上げていきたいです。そのためにも、今後はより携わる案件を増やし、「インフラエンジニアが入っていないチームはない」という状態を目指したいです。そして、URBAN HACKSの関わる案件のインフラは、全て把握している状態まで持っていきたいですね。今はバックエンドエンジニアの力をかなり借りているので、そこをインフラでカバー出来るようにしたいです。既存システムの良いところは残しつつ、モダナイズも含めた最適な構成を組むことでインフラを刷新し、そこを起点に新たなビジネスが生まれればと考えています。

―今後、どのような人物を採用していきたいですか。

早川:マインド面で言うと、自分から主体的にプロジェクトに参加出来る人や、好奇心が強い人です。URBAN HACKSには、関係者内で役割や職種にとらわれないで意見交換できる雰囲気があるので、自分から話を進めたりいろいろ試したり出来る人が向いていると思います。また、URBAN HACKSは内製組織であるため、事業部との打ち合わせがあり、そこで発言してもらうこともあります。URBAN HACKS以外のいろいろな方ともしっかりコミュニケーションが取れる方や、既にそういう経験がある方は、入ってからも動きやすいと思います。

スキル面だと、URBAN HACKSで利用するインフラはAWSとGCPをメインに、laCを活用してインフラを構築・管理しているため、そのあたりが分かる人だと良いですね。また、クラウドをメインとして使っているため、オンプレの利用は基本的にありません。

―最後に、採用候補者の皆さまに向けて一言お願いします。

早川:東急は2022年に創業100周年を迎えた、歴史ある企業です。そのため、グループ企業を含め数多くのシステムが稼働しています。それを一つひとつ紐解きながら、最適な技術を取り入れて、よりよく作り替えていくのがURBAN HACKSです。ドメインも多種多様で、東急の事業会社の方々と連携して開発する機会も今後増えていくと思います。大規模インフラの開発を手がけることが出来る一方で、まだ人員が少ないからこそ、各メンバーがルールやフローを決めていけます。こうした状況にやりがいや魅力を感じる方、興味のある方はぜひ一緒に、楽しく住みやすい街づくりを進めていきましょう。皆さんとお会い出来ることを、心待ちにしています。

中川:インフラエンジニアは、役割的に縁の下の力持ちですので、どうしても日陰サイドに立つことが多くなります。でもURBAN HACKSでは、少なくとも日向と日陰の中間に入って、日に当たることが出来ると感じています。インフラ以外のいろいろな世界を見ることが出来ますし、私はURBAN HACKSのそういうところがとても好きです。向上心のある方は、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。


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