皆さん、こんにちは。株式会社スマートテックの新城です。
本日はいつものインタビュー記事ではなく、当社の取り組みを紹介いたします。
いつもとは違い、とても真面目な内容になっておりますので、いつもとは一味違う新城をご堪能下さい。
先日、フィリピンのパナイ島イロイロ州にあるアフイで学校及び太陽光発電施設建設支援に関する覚書に署名を行いました。
フィリピンはどんな国?
人口は約1億600万人(2018年)
15歳未満:31.0% 15~64歳:63.8% 65歳以上:5.1%
ちなみに日本の人口は以下の通りです。
15歳未満:12.6% 15~64歳:59.8.% 65歳以上:27.4.%
だいぶ違いますね…。
日本が少子高齢化といわれている中で、フィリピンは子供がとっても多いです。人口ピラミッドがしっかりとピラミッドになります。
ただし、教育問題については深刻となっています。教育人口が増えている中で「3T不足」が起きています。
3T不足とは?
① Teaching room(教室)の不足
子供の人数に対して教室の数が足らず、昼の部と夜の部に学校がわかれているところもあるそうです。
日本では1つのクラスで30人くらいだと思いますが、フィリピンでは40人~50人くらいの子供たちが同じ教室で勉強をします。
もちろん教室が大きいわけではないので、ぎゅうぎゅう詰めで。
② Teacher(教師)の不足
40人~50人くらいの子供を見るのであれば、先生は2人くらいついてるかと言うと、そういう訳ではありません。ひとつの教室に先生はひとり。そんな大勢の子供の教育となると、かなり大変そう。
教員が不足してしまうと、教育の質も下がってしまいそうですよね。
③ Textbook(教科書)の不足
こちらもかなり深刻な問題です。
8人の子供が一つの教科書をみるそうです。同時にみることなんて無理ですよね。教科書が回ってくるときには、次の問題に移っていたりしてそうです。
教科書を何年も使いまわすこともあるそうですが、もちろんボロボロになってしまいますし、内容も徐々に古くなってしまうので、教育の格差が生まれてしまうんだとか。
さて!ここからが本題です!
この問題を少しでも解決すべく、私たちスマートテックは動き出しました!
スマートテックができること
この写真、先日フィリピンに行った時の写真なのですが、あれ?って思いませんか?
外灯がない…。
フィリピンはまだまだインフラが整っていない発展途上国。
教育だけでなくインフラにも格差はあり、電気も数百メートルの電線から引っ張ってきていて、停電なんかしょっちゅう、なんて場所もあるそうです。
しかも日本のように明るい電気はなくて、ランプのような簡易的な明かりを紐でくくって垂らすんだそうです。
ここで皆さんに想像してみていただきたいんです。
家に帰ったら予習復習をしようと思ったのに、手元を照らせる範囲は限られていて、手を付け始めた瞬間、停電。暗いと何もできないし、待ってみて、やっと明るくなったと思ったらまた暗くなったり、、、。
私なんか集中力のスイッチが入るのに時間がかかるので、永遠と集中できません、きっと。
誰か私のやる気スイッチの場所を教えてください。
目も悪くなるし、効率も悪い、勉強したくてもできない。そんな環境だとストレス溜まっちゃいますよね。
私たちにできること。まずは教室を増やすこと。ただし!ただ増やすだけじゃありません。
勉強する環境も整えられたら!と、私たちは思いました。太陽光発電を設置し、少しでも勉強の制限をなくせたらと思っています。
学校が増えれば、教育の場が増える。教育の場が増えたら、教育の格差をなくすことができる。教育の格差がなくなれば、多くの子供たちが将来について考える機会が増える。
そんな理想的なカタチになればいいなと思っています。
もちろん3T不足があるので、場所と環境だけでは足りず、教員・教科書・筆記用具など、まだまだやらなければいけない事はたくさんあります。
このような問題にもスマートテックは出来る限り取り組んでいきたいと思います。
ちなみに、、、寄贈する学校・太陽光発電設備の完工予定は8月になっています。そのときにはまた記事を上げるので見ていただけると嬉しいです!
また、それまでに私たちができることをどんどんアップしていくので、よろしくお願いします!