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※こちらは2022/03/11に公開した記事の再掲載です※
こんにちは!ドクターメイト株式会社の足立です!
ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談の他、夜間のオンコール代行サービスを提供している会社です。
今回は、ドクターメイトメンバーで看護師免許を持つ3名に集まってもらって「看護師免許を持ちながらドクターメイトで働くって、どんな感じなの?」を聞かせてもらおうと思います!
登場メンバー
写真左から
・岡本さん(ソリューショングループ・CS)
・根廻さん(医療グループ)
・吉田さん(ソリューショングループ・CS 兼 医療グループ)
病院ではなく、企業で働く看護師たち
まずは簡単に、自己紹介をお願いします!
根廻:根廻麻美です。新卒から総合病院の救急病棟で勤務をしました。脳卒中の方の入院治療を多く見ていたのですが、だんだんと「生活習慣の改善で防げたらいいな」と思うようになり、入院前後の生活に携わる看護がしたくて病院を辞めました。
改めて勉強し直そうと思い、大学に編入したところで代表の青柳に出会って、介護と医療の課題を解決しているサービスに魅力を感じ、最初はインターン生としてジョインしました。
今の役割は医療グループのオーナーで、主にオンコールナースの採用から研修教育、運用フローに責任を持って取り組んでいます。
吉田:吉田彩香です。大学卒業後は整形外科を軸に、大学病院、専門病院、総合病院の病棟などを経験して、最後は有床診療所で糖尿病について学んできました。今も、週末は看護師として病院で勤務していて、コロナ対応の仕事に関わっています。
私は青柳先生との出会いがすごく早くて、看護学部に入ったときに青柳先生と同じ部活だったんです。最初は業務委託のオンコールナースとしてドクターメイトに関わることになったのですが、やってみたらすごく楽しくて!それに、介護の業界で自分の経験を活かすことが社会貢献にもなると感じられて、去年の春にメンバーとして入社しました。詳しくは私の入社インタビューを読んでいただけると嬉しいです。
今はカスタマーサクセス(※)の定着支援担当として、サービスをご利用いただいている施設様の継続支援をしています。ほかにも12月から兼務で医療チームにも所属し、アンダートリアージやオーバートリアージ(※)を減らすために、オンコール対応の品質改善に取り組んでいます。
※ カスタマーサクセス …… 自社のサービスを売るだけではなく、ユーザーや顧客を成長や成功へと導くための活動のこと
※ アンダートリアージ/オーバートリアージ …… 傷病者に医療対応の緊急度/優先順位をつける際、適切な基準よりも低め、または高めに判断してしまうこと
岡本:岡本真理子です。看護専門学校を卒業したあと、精神科の閉鎖病棟で1年半くらい働いていました。その後は中小病院の内科や、地域包括ケア病棟で勤務しました。
前職は一般企業で、自社開発したtoCの健康管理アプリを通じてダイエットなどのサポートをしている会社。私の役割はスタッフフォローで、病気を持って入会されるお客様に安全に減量してもらうには?と考えながらメンバーとコミュニケーションしていました。
そこで「スタッフが自信を持って仕事できるようになることって価値があるな」「働きやすい環境づくりって大切だな」と思って、そういう動きができる仕事を探していました。Wantedlyで根廻さんが私のプロフィールに足跡をつけてくれたのがきっかけで、奇跡のようにドクターメイトに辿り着いて「超面白そう!」と思ってジョインしました。
今はカスタマーサクセスグループの導入支援担当として、ご契約後の施設様に対してサービスの使い方をご説明する導入研修をしたり、フォローアップしたりしています。夜間オンコールも12月から少しずつ始めていて、これからは看護師としても役に立てればいいなと思ってます。
足立:ありがと〜!3人とも看護師だけど、それぞれ違う仕事を担当しているんだね。じゃあ、本題に行ってみよー!
どうして看護師資格があるのに病院じゃなく、ドクターメイトで働こうと思ったの?
根廻:看護師時代に感じていた課題を払拭できるから、です。実は病院にいた時に「1対1の看護には限界があるな」と感じていて、 1対N(複数)の形で影響が与えられるような仕事がしたいな、と思っていました。ドクターメイトは日本全国の介護施設をサポートできるから、病院に来てくれた患者さんだけじゃなく多くの人を支えられるのが魅力ですね。
岡本:1対Nでサポートできることって魅力ですよね。それと、最後に働いていた病院での経験として「退院支援をどんなに頑張ってもまた同じ方が入院してきてしまう」ってことがあって。予防医療に取り組みたいと思ったのは大きかったです。
吉田:介護業界の負担増加は社会問題にもなっているので、社会貢献できる仕事なのも決め手でした。タイミング的にコロナ禍で医療従事者の負担が増えている!ってニュースを耳にすることが多い中で、私も何か力になりたいと思っていたんです。
それと、ドクターメイトのオンコールナースはリモートで働けるのも嬉しいポイントでした。主人が転勤族で、彼の転勤のたびに私も転職し続けていたので、看護師として1つの病院で働き続けるのが難しいという悩みもあったから、ちょうどいいきっかけだなと思って。
……と言いつつ、正直「企業で働く看護師さんってかっこいい!」と思った部分もあるかも(笑)。
根廻:わかる!憧れありますよね、病院じゃなくて企業で働くって。看護師や医師って、大学卒業した時から「病院で働くぞ!」って思ってる人がほとんどだと思うんですが、勇気を出してビジネスサイドに挑戦してみても自分の力がしっかり発揮できるよ!って伝えたいですね。
臨床を知っているからこそ現場に寄り添える
看護師として働いた経験は、ドクターメイトで活きてる?
吉田:もちろん!臨床経験があるからこそ、その当時の知識や経験をもとに今の活動ができると思っています。逆を言うと、看護師経験なしで直接企業に入っていたら、今の関わり方はできていないかも。
クリニックでも患者さんからの電話をとっていたのでヒアリングの仕方もわかっているし、いろいろな病態について学んできたことが情報収集、アセスメント、判断に活きていると思います。
根廻:施設の方がサービスを導入検討する際に「本当に外部にオンコール対応を任せていいの?」って気にされる気持ちも、実際に現場で働いていた経験があるから共感できるよね。分かるからこそ「施設の看護師さんの存在を脅かすものではないですよ、仲間ですよ」ってことを他のメンバーよりも上手にお伝えできるんじゃないかなと思っています。
なので導入検討中の施設様に、オンコールの具体的な事例をお話ししたりしていますね。例えば「介護施設で利用者さんが転倒/転落しました、どうしたらいいですか?」というコールが多いんですが、事故発生時の状況や現在のバイタルをヒアリングしながら、骨折の可能性があれば搬送をおすすめしたり、または経過観察の判断をしたりしています。
岡本:教科書通りには進まない現場のお悩みに対して、体験ベースで知識を組み合わせてお伝えすることでサポートできるのが私たちの強みですよね。私たちの知識経験を活かして、介護施設職員の方の支えになりたいです。
吉田:うんうん。働き方改革の意味でも本当に力になりたいって思いますね。病院の場合、日勤は日勤、夜勤は夜勤じゃないですか。だけど、介護施設のオンコールって、日勤したあと、さらに夜の電話番もしてくださるシステムなんですよね。私、そんなの今まで知らなくて、働き方として大変すぎるよねって思ったら、なんとかしたい!って……。
岡本:本当に。しかも、コールが鳴らなかったら待機料が発生しない、なんてこともあるって聞いて驚きました。看護師は責任感と使命感を持っている人が多いから、それでも頑張っちゃうんですよね。
根廻:強い責任感で働いて当然、と思われてるのはキツイですよね。ドクターメイトのオンコール代行サービスが、人材不足が慢性化している介護施設にとって「新しい選択」として浸透してほしいなと思います。
足立:ジョインした理由はバラバラだけど、みんなに共通して「現場の看護師さんを助けてあげられる」っていう感覚があるんだね。
実際にはどんな仕事をしているの?
吉田:私はカスタマーサクセスとして、サービスを使ってくださっているお客様にオンラインで定期的にコンタクトをとって、新しい課題やお困りごとがないか確認したりフォローするのが主な仕事です。施設の方とのコミュニケーションは楽しいし、たくさん感謝の言葉をもらえる美味しいポジションです!
例えば、振り返りの機会で「導入前と比べてどうですか?」と聞くと、本当にリアルな喜びの声が聞けるんです。看護師さんから「ゆっくりお風呂に入れるようになりました」「買い物中に携帯を見ないでいられます」と言われたり、施設職員の方から「気兼ねなくいつでもコールできます」と言われたりするたびに嬉しいです!
岡本:私も同じくカスタマーサクセスですが、導入支援担当として、ご契約のフォローや、スムーズに活用いただくためのアドバイスをしたりしています。契約までは施設長のような管理メンバーと話をして、導入後の研修で現場メンバーとコミュニケーションをします。
契約時は管理メンバーとしかお話ししないことがほとんどなので、現場の方はあまり詳しいことをご存じでない場合もあって。だからこそ、現場スタッフの方に向けた導入研修では一方的に押し付けるのではなく、施設ごとのご状況やご事情、スタッフの皆様のお気持ちをお聞きしながら進めるようにしています。
私たちがしっかりとお話を聞いたり、こちらからお伝えすることによって、管理者様と現場との架け橋になることもできる仕事です。きちんとサービス価値が伝わったり、オンコールの初回利用や医療相談に繋がった時は嬉しい瞬間ですね。
難しい点としてはもともとコミュ力が高い方じゃないので、しゃべるのはめっちゃ緊張するんですよ(汗)!言葉でのコミュニケーションは難しいけど、ただ「伝えた」のと「伝わった」のは全然違うよね、と思いながら相手の立場に立つ努力をしています。
根廻:私は施設さんと関わることはなく、チームメンバーと向き合うことがほとんどです。内部の体制作りとして、オンコール対応をしてくれるナースを採用して、研修して、実際に働いてもらって、という一連の流れを見ているので、ナースが成長したり、チームが成熟していくことにやりがいを感じています。
今、社内最多の40人くらいをマネジメントしているのですが(笑)、ナースのみなさんは副業の方がほとんど。病院みたいに「自分で成長してください」と託すのは難しいので、いかに仕組みとしてより良いサービスを提供できるようにするかを意識してチームを作っています。
サービスを始めた頃は毎日「大丈夫かな」って心配で一晩中みんなの対応履歴を見ていたんですけど、今は待機している看護師同士で連携を取り合ってフォローする体制ができたので、安心して任せられるようになりました。
足立:根廻ちゃんもぐっすり眠れるようになったんだね!よかった〜!
吉田:ナースさんから「ドクターメイトのオンコールナースって楽しいし、勉強になって、やりがいもある!」って言われますよ!私はオンコールナースからの入職組なので、気持ちもわかるし嬉しいです!業務委託からジョインして、ゆくゆくは一緒に会社を作ってくれたらいいなって思ってます。
ナースのキャリアも施設の安心も、同時に叶える世界を目指して
これからやりたいことは?
吉田:オンコールナースの人数も増えてるし、サービスのクオリティをさらに上げていきたいですね。正確な判断をして、丁寧に対応するのはもちろん、ゆくゆくは、各施設により寄り添った個別対応もできるようにしていきたい。施設ごとに対応を変えることも、今のシステムをさらに整えればできるようになると思うんです。
根廻:私は、オンコールナースとしての働き方が、看護師の選択肢のひとつになるといいなと思います。今、潜在看護師(※)は全国に70万人くらいいると言われているんですが、例えば結婚や出産などのライフステージを理由に休職中の看護師さんが現場に戻るときの架け橋ステップとして、またはキャリアとしてのオンコールナースが一般的になってほしいなと思っています。
※ 潜在看護師 …… 看護師資格を持っているが、看護師として働いていない人のこと
ドクターメイトで施設の状況を学んで、介護施設で働きたいと思う看護師が増えたりしてもいいスパイラルだと思いますし、施設と看護師を繋ぐハブになれたら嬉しいですね!
吉田:オンコールナースが、もっとキラキラした職業として認識されてほしいですよね!そうしたらなりたい人が増えていい採用ができるだろうし、施設の方にとっても信頼して任せられるようになるんじゃないかな。みんなが目指したくなるような憧れの職業にしていきたいなって思っています。
岡本:人力や努力でやっていることはいつか限界が来るので、どんどん仕組み化・自動化して、本当に大事な「人が介在しないといけないハートフルなところ」に力を入れられるような状態を作りたいなあというでっかい夢を持っています!
最後にアピールをどうぞ!
根廻:看護師がビジネスに携わると、市場価値の高い人材になれると思います!何百万人といる看護師の中で「カスタマーサクセス×看護師」と言うキャリアを持っている人はそう多くないです。他にも「マネジメント経験」「ビジネス知識」みたいな掛け算ができるとどんどん希少な存在になっていく。それによって社会から求められる人間になれるんじゃないかと思うので、成長したいって人におすすめです!
吉田:そうそう!「看護師だから他のことはできない」と思う必要はなくて、いくらでも学べるし成長できると思います。実際、私も今まで働いたことのない介護業界のサービスだからこそ、オンコール対応や業務を通じて、自分のできる範囲、キャリアを広げられているのかなと思います!
岡本:個人のキャリアも応援してくれる会社ですもんね!あとは施設利用者様、施設スタッフの方々、施設経営者様などなど、多くの人に関わりながら働きたい方も、楽しく働けるんじゃないかなと思います。思いやりのある、優しい気持ちを持った人が来てくれたら嬉しいな。
吉田:うんうん。電話の向こう側を想像して、相手がどんな環境で何をしているんだろうって思いを馳せられる人と一緒に働きたいです!
根廻:大切!メンバー同士でのコミュニケーションもそんな感じだよね。共感したり、面白そう!って思ってくださった方がいたら、ぜひ一緒に働きましょう!