What we do
「ステージは、海」東洋造船鉄工のキャッチコピーです。
東洋造船鉄工は船を造り始めて創業101年目。創業時は木船の建造から始まり、時代の流れとともに鋼船へと移り変わってきました。今までの建造数は500隻以上になります。現在もたくさんの船を建造・修理しながら、日本の伝統ある造船業を続けています。顧客先は北海道から沖縄まで全国各地に展開しています。
■1から造りあげる、新造船
東洋造船鉄工では多種多様な船を建造しています。海上土木工事で使われるクレーン作業船、海上で砂利などを運ぶ砂利運搬船、油を運んで給油作業を行うバンカー船、船などを海上で押し引きをするためのプッシャータグボート、人を乗せて移動する客船フェリーなど、今まで500隻以上の船を建造しています。最近ではこれまでの実績を活かし、船主様のご要望にそった船をご提案、ご相談し、完全オーダーメイドの船を1から造っています。
■検査や海難工事が起きた場合に修理する、修繕ドック
船の建造のみならず修繕も同時に行っており、毎月たくさんの船がドック(工場内の船を上げて工事する場所)に上架されます。船の検査での点検、塗装、船体の延長工事、時には事故を起こしてしまった船の修理など、船をより良くするための船主様のご要望に応えるべく、打ち合わせを密に行いながら施工しています。
■鋼構造物の製作、土木工事
造船で培った技術を活かし、色んな物の製作、土木工事を行っております。昨今ではSDGsが注目されている中、環境目標を軸にして、「無臭、無煙、ダイオキシンを排出しない焼却炉」の製作を手掛けております。また地元の海中トンネル新設の為の現場工事、ケーシングやケーソンパネルの製作など幅広く事業展開しております。
Why we do
造船所といえば進水式。造った船が初めて水の上に浮かびました!一般見学もOKです。
修繕する船を陸へ引き上げています!この船上げから修繕工事は始まります。
東洋造船鉄工では多くの方が「船造りを通じて日本に活気を与える」事を目指しています。
「造船業といえば日本」と言われたのも過去の栄光で、現在は3kと言われるイメージや、国の補助がないということもあり日本造船業界は落ち込んでいます。しかし日本の輸出入の99.6%は船が担っています。船は世界の経済、ひいては人々の暮らしに欠かせないもので、日本の衣食住は船で成り立っているといっても過言ではありません。しかし、造船業への関心やたずさわる人やも減少しており、技能職人の高齢化というのが現実の問題点としてあります。
そこでまずは「ステージは、海。」という会社のテーマと共に、社員に船づくりに携われる喜びや楽しみを味わっていただけるよう取り組んでいます。
新しい船を造る工程の中に船体を初めて水に浮かべる進水式があります。手掛けた船が初めて水の上に浮かぶ式典です。手掛けた船が初めて浮かぶ時の感動を味わえるのは、造船マンの特権でもあります。
また北九州の若松と戸畑区間を結ぶ若戸大橋。その若戸大橋の真下を運航している若戸渡船の船も建造し、現在もたくさんの地元住民の方々にご利用頂いております。
How we do
ドックチームは船上げのプロフェッショナルです!修繕船の上下架や足場の架設などをして業務がスムーズになるよう補助をしてくれています。実際に船を曳いたり押してりする為にボートを運転したりもしてくれています。
鉄工チームは鉄を溶接して組み立てを行います。船を造ったり修理したりする主要チームです!図面を見ながら一つずつ組み立てて船を形造ります。船造りは奥がとても深く、飽きることがありません。
■Vision
東洋造船鉄工では「人と共に成長できる企業」を目指し、自主性を大事にしています。
考えてやってみる。まずは行動してみる。失敗を重ねながら知識を得て人は成長していくと考えています。
また報告、連絡、相談を欠かさず行い、社員全員が一体となって目標に向かっていく。
いつも協調と笑顔で明るい職場作りを目指しています。
■Training system
最初から造船業の知識がある人はいないと言っていいほど全員が0からのスタートです。
そのため育成のための研修制度も取り入れています。
入社された方は8か月の通信教育を受講しながら、造船の基礎知識を習得していきます。
造船業の主任技術者の資格も取得することができます。