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250年分の思いを受け継いで進行中! 地域おこし協力隊が仕掛ける古民家再生プロジェクト

★共にチャレンジする仲間を募集しています!

世界一チャレンジしやすいまち、宮崎県新富町。
この町で、自分のやりたいことにチャレンジしてみませんか?

宮崎県新富町が2017年4月に設立した地域商社こゆ財団は、新富町でチャレンジを始める新たな仲間を募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

ここでは、私たちこゆ財団をはじめとして、いまどんな仲間がいるのか、町ではどんなチャレンジが起こっているのかを紹介しています。

今回は、築250年の古民家を再生しよう!というチャレンジです。


日本全国で増加している空き家。総務省が平成30年に発表した『住宅・土地統計調査』によれば、全国の空き家数は過去10年で89万戸増加。その割合も13.6%と過去最高の水準に到達。2033年には4戸に1戸が空き家になるというデータもあります。

空き家の増加は治安や衛生状態の悪化など、地域に二重三重の影響を及ぼします。宮崎県新富町にも200軒を超える空き家があり、その対策は喫緊の課題。土地の歴史や伝統文化をとどめる物件であれば、再生・活用の道も探りたいところです。



築250年の古民家を再生しよう!

映画の題材にも使われた伝統芸能の神楽が伝わっている、新富町の新田(にゅうた)神社。そのすぐ近くに、築250年の古民家があります。母屋に加えて蔵が3つ。敷地は約500坪にもなる、立派な屋敷です。

家主の緒方さんが、元気なうちは人様に笑われないようにとていねいに手入れを続けてこられたおかげで、屋敷は武家屋敷時代の趣を今に伝える美しい佇まいです。

2020年2月、この緒方さんの屋敷に、東京からやってきた企業の方々、宮崎大学の学生、そして新富町地域おこし協力隊のメンバーが集まりました。家主さんの思いや地域の歴史、伝統、文化、そして未来に思いを馳せながら、屋敷の活用法についてグループワークを通じて考えようというプロジェクトです。


2泊3日の行程で実施されたプロジェクトでは、年齢や経験の違いにかかわらず、グループに参加したメンバー全員が忌憚なく意見を出し合える場がつくられました。夜には家主さんらとの懇親会も企画。その思いに耳を傾けながら、再生計画を練り上げていきました。

そして迎えた最終日。

緒方さんの屋敷を含む、2つの古民家について再生プランが発表されました。会場には家主さんはもちろん、地域の方、視察研修で新富町を訪れていた県外の方など、多くの方が参加してくださいました。



緒方さんの屋敷は、宿泊施設に!

ここでは、プロジェクトの仕掛人である新富町地域おこし協力隊の橋本健太さんが、プランに懸ける思いを打ち明けてくれました。

「多種多様な人が宿泊を通してつながり、交流によって新しいイノベーションが起きて、他の空き家も活用されるようになる。そして、それによって、新しい経済圏が生まれる。緒方さんのお屋敷は、そんな人と人が繋がる拠点にしたいんです


それから約4ヶ月。

健太さんは緒方さんの協力を得ながら、宿泊施設として再生しようとチャレンジを続けています。

空き家の再生は、お金があれば物理的には実現できるかもしれません。しかし、家は人が暮らしを、人生を営む場所。そこにかかわる人の思いがなければ、どんなに立派な建物でも、やがて朽ち果て、忘れられていくでしょう。

250年もの間、さまざまな人の思いに大切に守られ、受け継がれてきた緒方さんの屋敷。2020年の今、プロジェクトに参加したメンバー、そして健太さんの思いが新たに重なり、未来へと受け継がれようとしています。

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