会社によって業務の進め方や社風が全く異なる時代となり、働く人の人生も所属する会社や選んだ雇用形態で全く違うものとなりつつあります。今回は新卒から厳しい労働環境が続いていた20代人材がVOOMに転職してどのように人生が変わったのか、営業担当の長井さんにお話を伺いました。
大手2社を経験しベンチャーであるVOOMへ
-これまでどんなお仕事をされてきましたか
全部でVOOM含め3社経験しています。まず1社目は新卒で入社した経営コンサルティング会社で、新規営業を担当していました。相当厳しい会社でみんな早々にやめていくんですが、自分も3年半が限界で。そこでまず最初の転職活動となり、実はそこで一度津田社長とは面接をしているんです。
ただ、その時は「できれば大きい会社」に入りたいという希望があったので、同時に選考が進んでいた家賃保証の会社に入社を決めました。そこでは主に家賃滞納者への督促業務を担当していたんですが、かなり残業が多い会社でプライベートの時間がほとんどなくて。そこを1年半で退職し、もう一回津田社長にコンタクトを取り入社となりました。
-1回は断ったVOOMに入社した決め手はなんでしょう
一つはインセンティブが良かったことです。やはり給与面は大切なので。自分は経営コンサルティング会社にいた時に成績はいい方だったのですが、家賃保証の会社では営業とはまた違う業務だったためインセンティブはありませんでした。「自分が得意な業務を生かし稼げる」ビジョンを入社前にVOOMはしっかり描けました。「この会社でなら改めて営業をやりたい」と思えたんです。
あとは社長の人柄ですね。裏表なくいつもニコニコされている方で。「お金のために働いて欲しくない」ということをよくおっしゃるんですが、それにすごく共感する部分もありました。
-入社後の生活はどうですか
心に余裕ができました。前の2社はプライベートの時間も少なく、ストレスがかなり高かったので、今はかなり人間らしい生活を送れるようになったなと。
エンジニアが順調にステップアップしていくのを見るのにやりがいを感じる
-現在の業務内容を教えてください
業務全体の流れとしては
①新規のエンジニアのつながりを作る
②エンジニアの技術経歴書をもとに、マッチングした案件をくれる企業に提案し面談を組む
③アサインが決まったら案件中のフォローをする
という大きく3つの業務があります。この中で最も比重が高いのが②です。新規のエンジニアは自分が探すこともありますが、多くは津田や代理店の方が集めてくれます。だから、自分は集まったエンジニアをどうやって案件に決めていくかが重要な役割ですね。
-どんなところにやりがいを感じますか
やはり、エンジニアが面接に無事受かった連絡を受けた時が一番嬉しいですね。受験する子供の結果を待つ親の気分ってこんな感じなんだろうなと思います(笑)ちゃんと喋れているかなぁと、気が気じゃないです。
エンジニアにはスキルが高い人低い人いるので、特に低い人の場合はどうやってその後のスキルを上げていくかの道筋を描いたりもします。あとは実際にエンジニアが現場に入る前に「この人ちょっと経験浅いんで次につながるようにお願いします」と現場の担当者に伝えておくのも大切ですね。そういうフォローをして、エンジニアが順調にステップアップしていくのを見るのはやりがいを感じます。
-案件が決まりやすいのはどういうエンジニアでしょうか
意欲が高いのがわかりやすく伝わる人ですね。知らないことがあったときにキャッチアップする能力や、わからないことをわからないで終わらせない人はどこの案件でも必要としています。スキルがそんなになくても、その意欲を伝えるだけで受かったりする場合も多いので、エンジニアには自分の意欲をどんどんアピールして欲しいです。
ただ、コミュニケーションが苦手で面接でうまく話せないエンジニアも多い。そういった場合はズームでロープレ面接やってみたり、受験する会社の面接の傾向を調べたり、面接で話す文章をこちらでまとめたりします。
僕の仕事は既存営業、代理店をやるなら新規営業に強い人が向いているかも
-御社の業務委託の営業メンバーはどんなお仕事をされているんですか
2種類あって、僕や加藤と同じような業務をする業務委託と、エンジニアを集める代理店としての業務委託営業がいます。
-それぞれの特色や働き方を教えてください
まず、僕たちと同じ業務をされるケースであれば、新規営業よりも既存営業をやられていた方の方が相性がいいかもしれない。エンジニアやクライアント企業との関係構築をしてフォローするのが非常に重要なので、丁寧なコミュニケーションが求められます。長くいい関係を築ける人が向いています。
例えば僕が前にいたコンサル会社と比べても、ゴリゴリの営業力や提案力ってそんなに必要ない。それよりは「長井さんっていい人だね、あの人と仕事すると楽だね」と思ってもらうことの方が重要です。そうなれば次の案件も振ってもらいやすくなります嘘をつかない人、真面目にやってくれる人であれば活躍できます。
逆に代理店営業であればエンジニアさんをできるだけたくさん集めるというのが業務なので、新規営業に強い人が向いているかもしれません。
-長井さんは代理店業務をされている業務委託の方と絡むことはありますか
はい、あります。やはりエンジニアさんを集めてくれる大切な存在なので、コミュニケーションを取ることは大切です。週に1回くらいご飯食べに行く人もいますし「こんな人紹介してよ」とお願いしたりとか。
代理店の方は自由な働き方ができるので、見ていて羨ましく感じることはあります。紹介したエンジニアが稼働していればその人にも毎月インセンティブが入るので、やり方確立している人はかなり楽そうです。ほとんど遊んで暮らしているような方もいますね(笑)
お金のために働くのではなく好きなことのために働こう
-今後の目標を教えてください
会社としては現在84人のエンジニアを年内に100人、来年150人にしたいという短期目標があります。長期的には上場を目指してどんどん会社を大きくしていきたいですね。人が増えてきたら教育する側に立ちたいと考えています。
プライベートでは30代のうちにマイホームを買って、ローンも30代で返すのが目標。あと、これは常々津田社長もいうことですが「お金のために働くのではなく好きなことのために働こう」という思いを大切にしたいですね。40代は好きなことのために働きたい。