先日の社内会議にて、山善の理念が発表されました。今まで理念が定められていない会社でしたが、なぜ理念を作ろうと思ったのか？社長の思いを語っていただきました。第一弾として、経緯をお伝えします。

　5年前、「会社にとって最も大事なものな何か？」といったら、私は間違いなく、会社が存続していくためには「利益」が必要だ。そう考えていたけれど、やっぱりそういう考えを最重要視して、追究していく会社が生き残っていけるのかといったら、生き残れない可能性の方が高いということが最近になって分かるようになってきた。
　私自身、利益よりもこういう思いで仕事をしているということがわかる会社や、そういう言葉を発してくれる、なんとか会社のため、人のため、地球のためにと行動する会社があるのであれば、やっぱりそういう会社を応援したい。そう考えるようになった。今は利益が最重要ではなく、理念が最重要であるべきだと思ってる。
　しかし、それをしっかりやるために、利益はおろそかにしていいのか？といったら、決してそうではない。当然会社は生き続けないといけないし成長し続けなければいけない。またそこにいる人にも成長してもらわないと会社も成長しない。その点も理解した上で、利益よりもまず理念であり、その理念に基づいて、市場や社会から認められることによって利益を得ることにつながる。その利益を社員や自分たちや地域に還元して、さらなる成長をよんでいく。そういった循環をつくっていきたいという思いから、しっかりと理解しやすい言葉を理念にできるように、社員みんなで考えることになった。

次回、～山善の理念への思い②～ をお伝えします