私が採用で、一番見ていること。
「経験はありますか?」
採用ではよく聞かれる質問です。
もちろん、木工や家具製作、大工、建具などの経験は大きな力になります。
でも、私が一番見ているのは、そこだけではありません。
私は創業して24年、たくさんの人、いろいろなタイプの人と働いてきました。
その中で感じたことがあります。
技術は教えられます。
でも、仕事への向き合い方や考え方は、簡単には変えられません。
だから私が大切にしているのは、
「自分で考えて動ける人かどうか。」
ということです。
古家具は、一点一点すべて違います。
- 昨日とまったく同じ修理はありません。
- 同じ接客もありません。
マニュアル通りに進まないことが、毎日のようにあります。
だからこそ、
「どうしたらもっと良くなるだろう。」
「この修理方法で本当にいいだろうか。」
「ここに棚板があったほうがお客様は使いやすいんじゃないか。」
「この家具は上下を分けて使えたほうが、今の暮らしには合うんじゃないか。」
そんなことを考えながら、自分で行動できる人と一緒に働きたいと思っています。
もちろん、一人で抱え込むという意味ではありません。
困ったときは相談する。
失敗したら報告する。
分からなければ聞く。
自分の考えは、きちんと伝える。
そういう当たり前のことを、当たり前にできる人は信頼できます。
そして、もうひとつ大切なことがあります。
修理が終わった商品は、それで完成ではありません。
スタッフ全員で商品を確認します。
「釘の頭は出ていないか。」
「引戸や引出しの開閉はスムーズか。」
「ぐらつきはないか。」
「これで本当に大丈夫か。」
何度も動かし、何度も手で触れ、最後はみんなで確認してから、お客様へ送り出します。
私たちは毎日、100年近く前につくられた家具と向き合っています。
昔の職人が残した仕事を受け継ぎ、次のお客様へつないでいく。
その仕事は、一人ではできません。
仕入れた家具を水洗いしてきれいにする人。
修理する人。
塗装する人。
撮影する人。
オンラインショップへ掲載する人。
店頭にディスプレイする人。
販売する人。
それぞれが自分の役割を果たし、お互いに意見を出し合いながら、一つの商品を送り出しています。
だから技術だけではなく、人との関わり方も、とても大切です。
もし、
「もっと良い仕事がしたい。」
「技術だけではなく、人としても成長したい。」
そんな気持ちがあるなら、そうすけはきっと面白い職場だと思います。
経験は、あとから積み重ねられます。
でも、自分で考え、前向きに行動する姿勢は、何より大きな力になります。
私は、そんな人と一緒に働きたいと思っています。