+DIRECT|LINE公式アカウントと連携でSNS販促を強化、顧客データを活用
+DIRECTは、CRMシステムとLINE公式アカウントを連携させ、既存のマーケティングデータを有効活用したSNS販促を実現します。顧客セグメントに合わせたメッセージ配信も可能です。
https://www.clubnets.jp/srvs/plus-direct-prod/plus-direct
この記事では、クラブネッツについてご紹介します。
・クラブネッツとは?
・事業紹介(一部)
・今後の展望
についてお話しして参りますので、「DXや地方創生に興味のある方」や「クラブネッツってどんな会社?と思う方」はぜひ最後までご覧ください。
クラブネッツは社会における様々な課題をDX技術で解決しようと取り組んでいる会社です。
ただ、創業当初からDX技術を扱っていたかというと、そうではなくて、販促サービスを中心として展開していたんです。
その時から経営理念として「地域活性化」「地域への貢献」を掲げており、販促事業を通して日本全国で共通ポイントサービス(CRMシステム)など様々なサービスを届けていくようなことをしていました。
そういった販促サービスを扱う中で登場したのがLINE公式アカウントです。
今では日本国内で80%近くのユーザーが利用するLINEですが、取扱い当初はまだ徐々に広がってきているような段階で、企業向けサービスとして普及する可能性については半信半疑でした。ただ、実際の導入や運用をサポートさせていただく中で、「何よりもユーザーにとって便利」、「企業側の運用も簡単」、「拡張性も高い」ということを確信し、営業体制を強化したり、連携する自社サービスを開発・リリースしたりするなど、幅広い業種・業態でご利用いただくまでに成長してきています。
この実績を積み重ねる中で、さらに「デジタル技術を地方活性化や地域ビジネスに活かすための道筋」が見えてきたこともあり、「DXで地方創生を目指す」という現在のクラブネッツの理念につながってきた、という背景があります。
1つ目の課題は、全国のあらゆる場面においてアナログが根付いていることです。
デジタルに任せてしまえば簡単にできる作業であっても、今だに「手作業」を強いられているケースが多くあります。
例えば介護事業で言うと、「介護記録」と言うものがあります。
介護現場では、施設利用者の食事・行動・健康状態などを記録した上で保管や報告を行う必要があり、その記録付けも介護士の作業になるのですが、せっかく時間をかけて作られた記録が「ご家族に見られていない」という状態で、ほぼ活用されていません。
また、事業所からご家族宛てに送る請求書なども、ほとんどの現場が「紙」で作成して「封筒」に入れて送る、といったアナログが主体となっています。
他の業態では既にデジタル化されている作業であっても、介護現場におけるデジタル化は進んでおらず、介護士の業務負担が軽減されない状況です。
2つ目の課題は我々自身に関することです。
地方創生を柱として様々な事業を展開させていきたいのですが、リソース不足で実現できない部分が多くあることが課題となります。
世の中に目を向けてみると、介護現場と同じようにDX化が進まずにアナログ対応しているケースがまだまだ多く見られ、だからこそ我々クラブネッツが携わる「DX技術支援」という分野が急成長してはいるのですが、その一方で、我々自身の人的リソース、特にエンジニアやPMなどが不足していて、様々な現場から切望されるサービスやシステムをスピーディに届けることが出来ていない状況もあります。
ニーズに限りがなくチャンスも大きい中で、「DX技術で地方創生」を一緒に実現してくださるメンバーの方に参画してもらい、スピード感持って取り組んでいきたいですね。
解決したい課題に対して、「DX技術を用いて柔軟かつスピーディに解決していくこと」がクラブネッツの理念でもあるので、結果として、多くの事業や独自サービスを展開してきているのですが、ここからはその独自サービスの一部をご紹介してまいります。
「+DIRECT」とは、SNSやLINEを活用するためのデータマネジメントプラットフォーム(DMP)と呼ばれるものです。
ユーザー接点で強味のあるLINE公式アカウントをさらに利活用できるよう、「CRM」の要素をふんだんに取り込んだオリジナルの統合管理システムで、長年にわたりポイント事業で培ったノウハウに基づいて開発したサービスになります。
始まりは8年程前でしょうか。
我々独自のテストマーケティングにより「企業がLINEを活用する時代がすぐにくるだろう」という感覚を得られた反面、LINE公式アカウント単体で「ユーザーの好みや志向性に応じた細やかなプロモーション」いわゆる「CRM」を行うには限界があると感じたところもありました。
ちょうどそのタイミングでLINEさんから「Messaging APIを活用できる旨」のお話があったこともあり、ある種の「遊び感覚」でそのAPIをイジリ倒してみたところ、CRM的な観点から「あれもやれる!」、「これもできる!」、「結構面白いシステムを作れる!?」という可能性を見出し、まずはプロトタイプを作ってみることに。
一定程度、現場で利用できる完成度に整えた上で、飛び込みに強い営業メンバーと一緒に初動営業を仕掛けてみたところ、我々の想定以上に面白がっていただけるクライアントさんに出会い、そのクライアントさんからのアイディアやご要望を交えながら開発を進め、遂には実際の導入(契約合意)にまで至りました。
その後1年のうちは4・5件程度の契約だったのですが、LINE公式アカウントの認知拡大や+DIRECT自体の導入企業・導入事例の波及力も手伝って2年目から営業が一気に活性化し、現在では数百企業・数千アカウントの契約を誇る、自社サービスの中で最も顧客数が多く収益も生み出す「大黒柱」になっています。
この「+DIRECT」というサービスは、「エンジニアから生まれて大きく成長したサービス」でもあり、クラブネッツは「エンジニアがプロダクトを生み出すチャンスがある会社だ」とも言えるのかと。
「CNポイント」はクラブネッツの前身であるラウンドワンの時代に生まれたサービスです。
近隣店舗との相互送客を行うことでお客様を流入させたり、ラウンドワンのお客様を近隣店舗に促していくといったことを施設の拠点ごとに実現させていくために生まれました。
地域に密着して地域の加盟店を開拓していくようなビジネスモデルなので、大手系の共通ポイントと比較すると認知度はさほどでもないですが、我々のサービスは「地に足つけたような地域密着型」といったイメージで展開しています。
地域の企業やお店と連合を組んでサービスを展開していったり、お店だけでなく地元のスポーツチームなども巻き込んで、皆で一緒に地域を盛り上げていくためのハブ的な役割(人と人の間を取り持つツールとしての役割)を果たしていると感じます。
「CareLoop」は、介護事業を経営されている方と実際にお話する機会があり、そのご縁から介護事業に特化したサービスに着目するようになりました。
現場の方のお話を聞く中で、介護業界における様々な課題を目の当たりにしました。
そうした課題が「我々の技術でこそ解決できるのではないか?」と思い、リサーチを始めたのが始まりです。
2024年7月現在、既にリリースはしているのですが、実を言うと販売をストップしているんです…
というのも、個人情報のみならず介護記録など要配慮個人情報を取り扱うにあたり、インフラのセキュリティ強化やアプリケーション自体の品質向上を図るべく、先進技術を用いた形で全体的な再設計・再構築を行っている最中だったりします。
また、アナログ対応が長きにわたって常識だった業態でもあるので、突然のデジタル化に適応できない業務も多々あることから、当社持ち前の柔軟性によってアナログとデジタルの融合を行えるようなUI/UXを整えたり、現場目線での使い勝手を追及した処理フローを描いたりと、創意工夫を施し直しているところです。
「DX」という側面ではブルーオーシャンなビジネス領域だからこそ、お客様からの期待値が非常に高いこともありますし、少子高齢化に突入している現代社会を考えると、過去最強級にニーズを感じているサービスでもあるので、より丁寧に開発を進めつつ「喜んでもらえるシステム」「導入して良かったと言っていただけるサービス」にしていきたいと考えています。
国内No.1のプラットフォーマーを目指しています。
プラットフォーム=SaaSを扱う企業って世の中たくさんあると思うのですが、その中でも我々は「導入数」で勝負していきたいと思っています。
+DIRECTはLINE関連、CareLoopは介護関連、コネクトボードはエネルギー関連…のようにそれぞれの業界のDX化にチャレンジしていきながら、「企業が使うSaaSって、結局クラブネッツのサービスが一番多いよね!?」っていう世界を目指していきたいですね。