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【システムエンジニア】100%文系だった私がエンジニアとしても大切にしている言葉のこと|Axisヒトモノガタリvol.14

広報 桑原によるアクシスの仲間をインタビューするシリーズ。
引き続き、「話すのが苦手・・」という一言からスタートした
エンジニアのインタビューをお届けします。
文学青年が視野を広げたいと飛び込んだエンジニアの世界。
文章や言葉の表現に拘った経験を強みに静かに
挑戦し続ける姿に迫ります。

システムエンジニア 前嶋 浩平
昨年よりシステム保守を担当。現在、約40社を担当。業種を問わず多様なシステムのサービスの問合せや、システムの改修に尽力している。


「言葉」「表現」の大切さを知るからこその伝え方が信頼につながる
大学で文学を学んでいたという前嶋は本の虫。本を読み続けた4年間を過ごした。中でも、本の研究に取り組んだ講義で得たものは、仕事をする姿勢に息づいている。一つの物語を様々な観点で読み、自分が読み取った解釈をゼミで発表する講義では、読み手によって全く異なる解釈に出会うことができた。その1つ1つの発見が楽しかったそうだ。この講義で身に付いた「根拠に基づいて説明する力」は仕事という場面においても存分に活きていると前嶋は感じている。「話すのは苦手分野」と何度も繰り返した前嶋がお客様を思い、言葉と表現を工夫して「伝える」その姿勢の大元に4年間で培った文章や言葉を選ぶ知識と経験が表現力につながっている。それでもなお「さじ加減ですよ(笑)」と控えめに話す人と成りがお客様の安心と信頼につながっているのではないだろうかと、前嶋が醸し出す穏やかな雰囲気にそう思わずにはいられなかった。

「中途半端にしたくない」その真摯な姿勢で学びを続けていきたい!
新設部署に異動したばかり、その中でもやりがいや楽しさを見出している前嶋に聞くのは酷な気もしつつ、恒例の「もし部署を変われたらどの部署で仕事をしてみたいですか?」と尋ねた。
「結構難しい質問ですね」と笑みを浮かべ、少し時間をおいて出てきた答えは「管理統括部」だった。就職活動で事務職を希望していたこともあり、総務や管理の仕事に興味があるという。とはいえ、今の自分の仕事を中途半端にしたくはない思いが強いそうだ。「今担当している仕事で十分に成果をだし、もう学ぶことがないというくらいになるまでは、他の部署での仕事はあまり考えられないです。」と真摯に答えてくれた。そんな時がいつくるのか分からないですが・・と微笑みながら。

県外で暮らしたからこそ感じる故郷・鳥取の好きな所
「一度は外に出てみたい」という思いから関西の大学へ進学。ただ、当初から就職は鳥取でと、いずれ故郷に帰る心つもりだったと振り返った。共に県外に進学した身、県外での暮らしで感じた違いや鳥取の良いところについて尋ねてみた。関西に出たからこそ、県内に暮らすだけでは経験できなかったことを経験できたのは良かったところ、一方鳥取に帰って良いところと感じるのは「ゆったりしていて、のんびりで落ち着くところ(笑)」だとか。学生時代、都会の人は歩くのが早いなといつも思っていたそうだ。「鳥取の人はすごくゆっくり歩いていて、私はそういった鳥取ののんびりとした気質が染みついているので、鳥取が好きですね。」と話していた。

インドア派、という前嶋におうち時間の楽しみ方について聞いてみると、「ボードゲーム」と面白そうな答えが返ってきた!と根掘り葉掘り聞いてしまった。学生時代にボードゲームにはまり、今も厳選したゲームを集めているという。短時間で自分が考えたことを表現するボードゲームは、仕事で活かせることもあると言う。友達と集まって盛り上がろうと購入したボードゲームもあるが、集まるのが難しい今、宝の持ち腐れ状態が続いている。オンラインでボードゲームを楽しむこともできるものの、やはり対面で集まってワイワイと遊びたいというのが本心だ。

―最後に「REFRAIMING」と聞いて、入社後に価値観や物の見方が変わったと感じることを教えてください
完全文系頭の前嶋にとって、IT系の会社にエンジニアとして就職したこと自体が一番大きく価値観が変わった瞬間だという。入社前は、IT会社のシステム障害が発生といったニュースは他人事。自分に関係のあるシステムだと早く復旧しないかな、と思うくらいのものだった。しかし、システムの裏側で働くエンジニアの大変さが身に染みにてわかるようになった今、そういったニュースはまるで自分事。ニュースが流れる度に、原因は何だろうと自分の中で想像してはハラハラするそうだ。

編集後記
『「システムエンジニア=パソコンでカタカタとコードを書きこむ人」というイメージ。私はまさにそれでした。(笑)』という話ではじまった前嶋のインタビューはこれまでとは明かに雰囲気が違った。静かに穏やかに言葉を1つ1つ丁寧に選び、わかりやすく伝えようとする前嶋の心持ちが端々に伝わってきた。
スマホやPCに触れる機会が一般に増えたとはいえ、お客様が社内と同じシステムの知識を持っていることは難しい。「話すのが苦手で(笑)」と繰り返すも、前嶋はお客様の状況を理解した上で、起きている現象や解決策をどのような言葉で伝えるか努力を続けている。その相手目線の行動が次につながっていく、そんなことを感じたインタビューであった。

―話を聞いた人―
システムエンジニア 前嶋 浩平
ソリューション事業本部 サテライトビジネス開発部 テクニカルサポートユニット
2018年中途入社
昨年9月より保守業務をメインに担当。現在、約40社システム保守対応を担い、日々、多種多様なサービスの問合せや、システムの改修に尽力している。

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