学歴よりも即戦力、esportsデザイナーとして生計を立てる18歳が考える理想の働き方! | eスポーツ大会の裏話
まずは経歴について教えてください。中学生の頃からデザイナーとして仕事をしていて、今ではesportsデザイナーとして生計を立てています。デザイン歴は5年目に突入します。若くしてフリーランスとして...
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今回のインタビューでは、株式会社RATEL (以下 RATEL) でeスポーツ大会の運営・企画を担当されている村林さん、デザインを担当されている本橋さんから、RATELが運営するeスポーツコミュニティ「GGL」の裏側についてインタビューさせていただきました。
村林さんのプロフィール ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・所属 : エンタープライズ事業部 イベントオペレーションユニット
・好きなゲーム : Call of Duty Mobile
・Twitter : @PanDora_espo
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本橋さんのプロフィール ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・所属 : エンタープライズ事業部 クリエイティブユニット
・好きなゲーム : VALORANT , Among Us
・Twitter : @SeraMotohashi
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Call of DutyやApexLegends等のゲームタイトルにおいて、気軽に参加が可能なゲリラ大会や、毎月数百人が参加するオープントーナメント大会を開催しているeスポーツコミュニティです。
2022年9月時点の総参加者数は20,893人を記録している。
▶︎ GGL公式HP : https://ggl.wiki/
■ GGL CoDm : https://ggl.wiki/GGL-CoDm
■ GGL APEX : https://ggl.wiki/GGL-Apex_Legends
■ VALORANT GGL : https://ggl.wiki/valorantggl
村林,本橋:よろしくお願いします!
村林:はい、僕は普段GGLで大会運営や実際に大会を行う上での企画を担当しています。
役職としてはディレクターになりますね。
本橋:僕はデザイナーとしてGGLの大会デザインを担当しています。主にTwitterなどでの広報や配信で使用する素材のデザインを作っています。
村林:RATELでは自社で企画して行っている大会もあるのですが、GGLではゲームパブリッシャーとミティングを重ねながら企画を作っています。
どんなものが求められているかを常に考えていて、分かりやすく言うと新規の人が「そのゲームにどうすれば興味を持ってもらえるか」を想像しながら仕事をしているという感じになります。
本橋:そうですね、先程村林さんも話してくれたように大会は常にアップデートしながら開催してるので、デザインも新しいものを制作する必要があります。
例えばGGLでは、開催される季節に合わせたデザインを設定したり、競技性が求められる大会なので親しみやすさよりもカッコよさを意識して作っています。
本橋:僕は”GGLオフライン観戦会”というイベントが特に印象に残っています。
GGLはオンライン大会がメインになっているので、実際にファンの方と会って盛り上がっている様子を見て、自分が作っているコンテンツがこんな熱狂を生んでいるんだと感じることができました。
自分の作ったデザインを褒めてもらったこともあるので、嬉しかったですね笑
村林:オフライン観戦会は僕も凄く印象に残っています。
他にも2021年にPLEADES FINAL EXHIBITIONという、通常のGGLよりも更に競技性が求められる”GGL PLEADES”という大会に幕を閉じる最後の大会を行ったのですが、その時のコメントが印象的でした。
僕は元々GGLのいちファンとして大会に携わりたいと思いRATELにジョインして、今ではGGLの運営に携わっていますが、当然主催者側としても寂しさみたいなものはありました。
だけど視聴者の方が悲しむ様子や惜しまれている様子を見て、愛されていた大会なんだなと感じた時に凄く感動しました。
ーいちファンとしてRATELにジョインしたと仰っしゃられていましたが、入社前と入社後でeスポーツ業界に対して何か印象が変わったことはありましたか?
村林:元々Call of Duty Mobileが大好きで入社したので、今も昔もゲームとGGLが好きということに変わりはないし、入社してからプロの選手の方との交流が増えたことは改めて考えてみると凄いことだなって思います。
やっぱり視聴者としてだとどうしても見ることしか出来ないので、実際に大会に携わってみたり、関われなかった人と関われるということは貴重なことだなって感じますね。
本橋:僕も元々ゲーマーだったので、デザイナーとしてeスポーツ業界に関われることは幸せだと思います。
この業界にいなかったら関われなかったプロの方やストリーマーの方との交流が増えると、友達との会話で関わったことがあるという自慢をすることもありますね笑
村林:さっきの話に繋がるんですけど、自分はCall of Duty MobileとGGLが大好きで良かったなと感じる瞬間は多かったですね。
少しゲーマー的な話をすると、僕はシーズン1が始まった10月からずっとプレイしているので、GGL運営の中で一番タイトルへの愛が強いと思っています。
実際にコミュニティに所属していないとファンが求めているものに気付けないだろうなと感じる瞬間は多いですね。
村林:今スマートフォンでプレイできるFPSの中で人気なものって、Call of Duty MobileをはじめPUBGmobileやApexmobileだったり、PC版の移植やコンシューマー機に元となるゲームがあるものが多いんです。
そういうゲームになると、これまでの競技シーンの歴史やコンテキストがあるので、より競技性が強く求められるようになります。
なので大会もシビアに作っていく必要があると感じています。
ゲームの細かいアップデートの一つ一つに競技性に関わるものがないかチェックしなければいけないし、怠ってしまうとファンの方は楽しんで大会を見ることが出来なくなってしまうので、気をつけています。
村林:「ゲームに対する愛があること」が一番大切だと思います。
単に仕事としてモチベーションを保つためにも大切ですし、この気持ちがないと「じゃあ何を改善していくべきか」ということに気づけないので、自分なりに大会をよくするための方法を考えとして持っていると、凄く有利になると思います。
他にはこの仕事以外にも通じることですが、コミュニケーション能力だったり、周りの人が出来ていないことを積極的に出来るような視野の広さが大切ですかね。
本橋:僕はユーザー目線に立つということが大事なのかなと感じています。
細かい話なのですが、デザインとしてカッコいいものが作れてもそれがGGLのものだって気づいてもらえなかったり、ただカッコいいだけで終わってしまうと意味がないんです。
だからカッコいいデザインやオシャレの中でどれだけ分かりやすさを追求できるかと、ファンに届けたい思いを乗せられるかが鍵になってきます。
それはゲーマーじゃないと分からないし、大会を好きじゃないとファンに伝えたい思いが生まれないと思うので、自分が一番このゲームが好きなんだっていう気持ちが大事だと思います。
興味を持っていただけたら、まずはカジュアル面談という形でお話させていただきたいです。
そこでお互いが思うeスポーツやゲームの理想についてぜひ語り合いましょう。そして、サッカー、野球、バスケ、Netflix、Spotify、YouTubeを超えて、eスポーツが日常に溢れる世界をこの手で一緒に作り出していきましょう。
今がエンタメの産業革命の時です。
■採用情報ページ(HP) : https://ratel.games/recruit
■募集職種一覧(HERP) : https://herp.careers/v1/ratel/
よろず ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ライター。株式会社RATELを含む複数社でのSNS・メディア運用を経験後、2022年よりプロeスポーツチームQuintette Shizuokaでゼネラルマネージャーを務める。現在VALORANTアセンダント2。
・note : https://note.com/yoro2u
・Twitter : @yoro2u
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