1
/
5

「胃薬を飲みながら働いていた。」一人のエンジニアとして日本のIT業界の現状を目の当たりに。そんなエンジニア出身CEOだからこそ実現できる、「本当のエンジニアドリブン」とは!

こんにちは!
今回は、Arkth代表の新屋さんにインタビューしてきました!
Arkth創業のきっかけやどんな人と働きたいかなど、詳しく聞いてきました!
ぜひ最後までお楽しみください!

〈目次〉
①Yahooで最年少マネージャーに就任、感じた組織の限界と独立
②どんな仕事も断らない。フリーランス時代。
③独立して目の当たりにした、IT業界の現状。
④本当の「エンジニアドリブン」を求めて。
⑤そんな新屋さんが面談で見るポイントは?

①Yahooで最年少マネージャーに就任、感じた組織の限界と独立

ー簡単にご経歴を教えてください!

もともとYahooでエンジニアとして働いていました。
4年程働いた後独立し、今はArkthの代表をやってます。

ーYahooで働かれている時はどんなお仕事をされてたんですか?

私自身が青森出身で地域活性にも興味があり、新卒研修の直後は飲食店以外のお店も掲載するぐるなびとか食べログとかみたいな地域系のサービスを開発していました。当時その企業ではPHPを使っていたんですが、僕は大学の研究と別分野だったので全く触ったことがなくて(笑)周りの新卒はバリバリやってるのに自分だけ何もできないような状態で本当に苦労しました、、、その時は周りに追いつくために、同期がスノボ行ったり海行ったりしてる間もSNSを見ないようにして必死で勉強してましたね。

ー実際、どのくらい勉強されていたんですか?

時間の許す限り、ずっと勉強していました。今はもう時効だと思うので話しますが、拾った本で勉強していた時期もあります(笑)

ー拾った本で勉強!?

ちょうど勉強の方法で悩んでいたときに、僕の家から30秒くらいのところにあるゴミ捨て場にたまたま初心者向けのPHPやMySQLの教材が捨てられてたんです。教材って結構高いじゃないですか?新卒でお金もなくて、失敗もしたくなかったのでとりあえずこれで勉強しようと思って使ってました(笑)

ー確かにコスパはいいのかも、、、ちなみに、新卒3年目でマネジメント職についたって聞いたんですが本当ですか?

本当です。地域系サービスとは別のサービスに移り、ビジネス面も含めたサービス全体を統括するマネージャーをやっていました。開発エンジニアとしてもゴリゴリ書いていたので、プレイングマネージャーをといった感じです。

ーエンジニアとマネージャーを兼任、、、すごいですね!そのポジションに就かれた経緯を教えてほしいです!

元々僕が働いていた部署のマネージャーが他部署と兼任だったんです。マネージャーが他部署で忙しくてMTGに来れない事が多々あって。そうすると決定権を持ってる人が居ないので方針がすぐに決まらない。これはヤバいなと思ったんです。だからその権限だけでも会議の場に持ってこようと思い、マネージャーに立候補しました。

ー立候補されたんですね!実際、どんな感じだったんですか?

死ぬかと思いました(笑)他部署のマネージャーは30代、40代が当たり前。エンジニアとマネージャーの兼任なんて前代未聞。そんな中新卒3年目がプレイングマネージャーに就いたので、本当にいろんな面で大変でした(笑)でも、そこで新しいサービスを始めるにあたってのリソース配分やマネジメント思考など、様々なことを学びました。その経験が今にたくさん生きていて、その時の恩返しをしたいという思いもあり今の経営に取り組んでいます。

ーその後もずっとマネージャーを続けられていたんですか?

やっぱり組織で働く以上、自分がどんなに組織を良くしようと思って提案してもそれが通らないことってあると思うんです。会社に守ってもらっている面もあるのでどこかで折り合いをつけなければいけない場面もありました。
 それはたとえマネージャーでも一緒で、どうしても組織のメンバーとしてできることの限界を感じました。そこで一度自分ですべてをやってみなければわからないという結論にいたり、会社をやめて独立、Arkthを立ち上げました。

②どんな仕事も断らない。フリーランス時代。

ー独立後はどんな事をされてたんですか?

 独立後はフリーランスとして、色んなプロジェクトに参画していました。受けれそうな仕事はとりあえずなんでも受けるスタイルで、今まで触った事ないAIとかブロックチェーンの仕事も受けてましたね。勉強会や交流会に際限なく参加して、その業界に詳しい人にひたすら質問して、できる風を装って受注してました。

ーえ、、、?

受けてから何とかする的な(笑)そんな風にいろんな仕事をこなしていくうちに技術の幅がどんどん広がっていきました。また、フリーランス時代のつながりが今のArkthのメンバーにも繋がっています。

ーすごい対応力ですね、、、信じられないです。

それくらいやらないと成長できないし生き残れなかったので、死ぬ気でやってました!今でも研究会・勉強会などに積極的に参加しており、コロナ禍で流行っているオンラインもくもく会などにも参加し流行の技術などの情報も雑談から仕入れています。

最近では人工知能学会全国大会で東京大学との共同研究発表論文が採択されました!

ー継続して技術を追求し続ける、まさにエンジニアの鏡ですね!

③独立して目の当たりにした、IT業界の現状。

ーArkth設立の経緯をお伺いしたいです!

独立後、フリーのエンジニアとして活動する中でIT業界の闇みたいな部分を目の当たりにしました。長時間労働は当たり前。2次受け、3次受けともなれば消費税にもならないような報酬で働かされ、何か問題があれば全てエンジニアの責任、辛辣な言葉で攻められる。こんなIT業界の現状を見て愕然としました。前職は大手の中にいたから気づけなかったのですが、こんなにも酷い実情があるんだなって。自分自身も納得できない扱いを受けたり、口先だけのエンジニアファーストをたくさん見てきました。

また、独立後にアメリカ、オランダ、オーストラリア、インド、台湾など世界中のエンジニアと仕事をする機会がありました。その中で、高い技術力やビジネスマインド、ユーザーの為にならないことは上司や会社からの指示でも絶対に作らないというメンタリティなど、世界基準のエンジニアを目の当たりに。「今後同じレベルで戦っていけるのか」という危機感も強く持ちました。

そのような経験の中で、会社や社会も変える必要がありますが、エンジニアも技術や知識をつけて対等に話せるようになり、外の世界やビジネス面も知ることで選択肢を持ってブラックな企業や扱いに対応することで淘汰していかなければいけないと考えました。そういう面ではエンジニア側でも改善できる、改善していかないといけないところがあると思っています。

でもやっぱり根本はエンジニアの価値とか立ち位置が理解されてない社会が原因だと思うんです。

ー確かに、過酷な環境下で働くエンジニアさんの話はよく聞きます、、、

そんな経緯で、IT業界の現状を変えたい、本当の意味でエンジニアドリブンな組織を実現したいと考え作ったのが今のArkthです。徐々にメンバーも増え、アルバイト含め現在11名のメンバーで運営しています。

④本当の「エンジニアドリブン」を求めて。

ーエンジニアドリブンな組織を作る上で、意識していることはありますか?

「その人の人生を一緒に考えてあげること」を意識しています。その人の性格や思考、技術力をきちんと理解したうえで成長できる環境を用意してあげる。変な話、ほかにいい会社があるならそっちに転職することも仕方ない。そのくらいの気持ちでメンバーと向き合っています。また、エンジニアやエンジニアリングに対する考えが合わないクライアントとの付き合いもしないようにしています。正しい技術で正しい契約でプロジェクトを進めていくことが結果的に、エンジニア・クライアント・エンドユーザーの3者が最も幸せなはずなのですが、なかなか理解してもらえないクライアントを怒らせてしまうこともありました。

ーそれぞれのメンバーと向き合うことを大切にされてるんですね!

 そうですね。ただ、実際人を育てたりこの規模でクライアントを選択したりするってすごく大変で、リスクもあるしコストもかかかります。特にベンチャーはスピード感が重視されるのでそこに力を入れる余裕はありません。でも、あえて企業の成長スピードを落としてでも社員一人ひとりと向き合うことが組織の成長につながると考えています。
私自身もメンバーに教えられるよう、どんどん技術をキャッチアップしています!

ーArkthのメンバーはどんな人たちなんですか?

メンバー全員が「エンジニアリングが好き」「モノづくりが好き」という思いを持っています。課題解決に繋がるならどんな仕事にも積極的に取り組むし、守りに入らず挑戦するメンバーたちです。それぞれが継続的な努力を怠らず、各々の目標に向かって全力で進んでいます。

ーArkthの今後の展望を教えてください!

最終的な目標としてはエンジニアが健康的に働ける環境を作ることですね。短期間での目標ではコンサルや受託ではなく自社内での事業開発と上場を目指しています。事業開発は前職やフリーランス時代に経験し技術も知見もあるため、C向けB向け問わずぜひ取り組みたいと考えています。
 また、上場することで規模感が変わりより大きな案件を受けることができたり、よりメンバーに還元でき部分が増えたりするのでそのため手段として目指しています。

⑤新屋さんが面談で見るポイント

ー求職者の方に向けて、新屋さんが面談で見るポイントを教えてほしいです!

①エンジニアリングが好きか
②目標をもって継続的に努力してきたか
③人生or社会に出て一番成果を出した経験は何か
④人生で人に何か与えた経験はあるか

だいたいこの4つを見ます!

ーそれぞれについて意図をお伺いしたいです!

①エンジニアリングが好きか

エンジニアとして働く中で一番大切な要素です。やっぱりエンジニアリングが好きじゃないと努力も続かないし、働いていても絶対に楽しくないと思うんです。Arkthのメンバーもみんなエンジニアリングが好きだし、だからこそエンジニアドリブンな組織が成立しています。

②目標をもって継続的に努力してきたか

エンジニアとして成長するためにかかせない要素です。プログラムを書くこと自体は継続すれば必ずできるようになります。だからこそ、継続的に努力するために目標が必要なんです。ゴールがないマラソンは続けられないように、「技術を身に着けて解決したい課題」や、「実現したい姿」がなければ努力は続けられません。

人生 or 社会に出て一番結果を出した経験

エンジニアにとって重要なのは技術力ではなく、その技術で何を成し遂げたか、すなわちどんな結果を出したかなんです。だからこそ、今までどんな結果を出したか、その結果を出すためにどんな工夫をして、どんな努力を重ねたかが今後エンジニアとして活躍できるかの指標になります。それを確認するために聞きますね!

④人生で人に何かを与えた経験

これは本当に何でもいいんです。同窓会の幹事をやったとか、BBQとか旅行の企画をしたとか。人のために何かするって簡単なように見えて、想像力や対応力、柔軟性がないとできません。それらの力って、社会人として仕事をするうえで必ず必要だと思うんです!だからこそ必ず聞きます!

ー最後に、求職者の方に向けてメッセージをお願いします!

堅い話ばかりになってしまいましたが、健康第一で、エンジニアが尊重されて当たり前に技術を伸ばせる環境。それがArkthにはあります!今技術面や環境面で疑問を感じている人にはピッタリだと思うので、気になった方はぜひ一度、お話ししてみませんか?
ご応募お待ちしております!

Invitation from 株式会社Arkth
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社Arkth's job postings
21 Likes
21 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 今井 弥優's Story
Let 今井 弥優's company know you're interested in their content