中途入社の8割以上がIT未経験のテラスカイ・テクノロジーズ（以下、テラテク）では、入社後の研修を経てエンジニアとして成長していきます。このロールモデルインタビューでは未経験からエンジニアとしてキャリアを積む社員を紹介します。今回は、広告代理店などでマーケティングや広報の経験をした酒井さんです。テラテクでは、保守運用から始めて、今はマーケティング領域に活躍の場を広げています。

マーケから未経験でエンジニアに挑戦。決め手は手厚い研修制度

Q.テラテクに入社する前までのご経歴を教えてください。

学生時代からSaaS事業を展開する企業でインターンをし、そのまま就職してカスタマーサポート、SNS運用、マニュアル作成などを担当していました。そこから前職の広告代理店に転職し、自社のSNSの運用をしたり、動画コンテンツを作ったり、広報やマーケティングに関わることを広く担当していました。動画編集の経験はなかったので手探りではありましたが、質より量でとにかく次々と新しい動画をリリースしていました。

広報やマーケティング関連の業務だったので、Webデザインにも少し携わる機会があり、当時からHTMLコーディングの勉強をしていました。感覚的に「面白いな」と感じていて、IT業界に挑戦してみたいという気持ちが大きくなっていき、IT企業への転職を考えるようになりました。

Q.そこからテラテクへ転職した経緯は？

求人サイトでIT未経験から挑戦できるエンジニア職で募集しているテラテクを見つけて応募しました。一番魅力的に感じたのはやはり研修制度です。他にも未経験でも応募できるIT企業はあったのですが、日中は派遣でコールセンターなどで働き、終業後にITの研修や学習をするというスタイルの会社も少なくなく、テラテクのように3カ月間、業務時間でみっちり勉強できるというのはありがたい環境だと感じました。また、入社後の研修で取得する基本的な2つの資格だけでなく、Salesforceの認定資格が数多く勉強できるコンテンツや、資格取得のサポートまであるのは魅力でしたね。

女性ばかりの同期で女子校のような感覚で学習に励む日々

Q.研修期間はいかがでしたか？

未経験だったので研修についていけるか不安はもちろんありましたが、いきなりSalesforceではなく、最初はITに関する一般常識から教えてもらえたのでスムーズに学習していくことができました。また、研修は基本的にeラーニングで進めていくスタイルでしたから、分からなくなったら、動画を戻して再視聴することができたので、理解できるまで自分のペースでプログラムを進めることができたのは私にはとてもありがたかったです。それに、研修エリアに講師の皆さんもいたので、いつでも聞ききに行くことができて、心理的にも物理的にも近くにいて心強かったです。

そして、私の入社した月は偶然にも同期が全員女性だったんですが、研修期間中はみんなで協力して過ごしていたのでとても結束力がありました。資格の試験前にはみんなで会社のラウンジに残って勉強したり、女子校みたいな感覚でとても楽しかったです。

Q.配属されてからの業務内容を教えてください。

私は入社後の研修が終わった後、マーケティングの研修に移行しました。そして1か月後に1社目に配属となりました。

住宅系の企業で、専任のSalesforce担当社員がいらっしゃったのですが、その方が退職するということで、テラテクから私が入ることになりました。1カ月間の引継ぎ期間があったのではじめは問題はありませんでしたが、社員の方が退職した2カ月目からは一人になり、聞ける人がいなくなってしまったので不安はありましたね。分からないことは調べながら対応していくしかなく、無我夢中でした。基本的なやり取りはチャットでしたが、分からないことがあったら直接社員に聞きに行ってみるなど、密なコミュニケーションを心がけました。こちらの会社様で苦労したのは、外部のシステムとの連携があったこと。テラテクの研修でSalesforceの知識は得ていましたが、使ったことないシステムを一緒に扱わなければならなかったので、自分で調べたり、そのシステムのサポートに問い合わせたりして対応する必要がありました。10カ月間、大変ではありましたが、とても学びの多い案件でした。

2社目の配属でマーケ領域に挑戦。志向性に合っていると実感

次の配属先は電子機器を扱う商社様。はじめは1人でしたが、今年7月からテラテクのメンバーが加わって、今では２名チームの案件になっています。

Salesforceの保守運用は7月に入ったテラテクのメンバーに引き継いで、私はDM配信やウェビナーの効果測定、顧客分析などマーケティング領域のTableauやSalesCloudを扱うことになりました。マーケティング領域は入社後の研修の最後1カ月で学んだのですが、その知識がここにきて役立てられるようになりました。今までやったことない機能に触れる機会も増え、自立して実装できているという感じでワクワクしています。私にはマーケティング領域が志向性として合っているのかもしれません。

1社目と比較すると、とてもスピード感のある現場で大変ではあるのですが、カルチャーとしても私には合っていて、とても働きやすい環境です。お客様先の本部長とは数カ月に1回1on1をしていただいていますし、エンジニアチームのリーダーにはキャリアの相談もできて、「次はどういったことにチャレンジしたいか」といった私の意向を大切にしてくださる点にも感謝しています。こちらの会社様で新しいことに積極的に挑戦して長く頑張っていきたいと考えています。

テラスカイデーのセッションでは、常駐先企業様と一緒に登壇も（酒井さんは一番右）

今の現場にいる女性のPMが憧れ。さまざまな役割をもっと知っていきたい

Q.今後の目標があれば教えてください。

今はまだ具体的に「こういうポジションに就きたい」ということは決まっていませんが、可能な限り、キャリアの幅は広げていきたいと思っています。今の現場ではPM/PLの業務を目の当たりにする機会も多いですが、とても大変そうだと感じる一方で、そのようなやったことのない役割にも将来的には挑戦していきたいなと感じるようになりました。今の現場には親会社テラスカイの女性がPMとしていらっしゃるんですが、本当にすごいんです。とてもかっこよくて、目指していきたいと憧れる方の一人ですね。

会社で行われるPMを目指すための勉強会にも参加しましたが、とても参考になったので、今後もさまざまなポジションを学ぶ機会には積極的に参加していきたいと思います。

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