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【The FIRST Step】ゲーム業界からのQA転身。未経験から飛び込んだQAの世界で感じた成長とは?

新シリーズ「The FIRST Step」が連載スタート!。QA業界未経験から当社に入社したエンジニアの活躍、彼ら彼女らの夢や目標にスポットを当てたAGEST社員のインタビューシリーズです。

記念すべき1人目はAGEST名古屋ベースで働くHさん。ゲームの世界で働いてきた彼が、ソフトウェアのQAに感じた親和性とは?そして、未経験入社を後押しした安心材料とは何だったのか?転職活動当時から、入社して約1ヵ月経った今に至るまでのお話を聞いてみました。

異業界から将来を見据え、その先に出会ったQA業界

―Hさんはどのようなご経歴をお持ちですか?

大学を卒業後、AGESTに入社するまで2社経験しました。アルバイトとしてゲームデバッグ作業を中心に業務を行っていました。元々ゲームが好きだったことが高じて始めた仕事ですが、これまで経験した2社はそれぞれ業務内容は全く異なっており、使うツールや手法も様々でした。1社目では、ゲームデバッグと同時にExcelへのデータ入力作業も多く、入社当初は大量なデータの手入力作業に追われていて、そのことがキッカケでマクロを学習しました。そこから作業効率化を意識して作業することが多くなりました。2社目ではデバッグ作業はもちろん、その他にもゲーム内のお知らせ文言作成や担当ゲームについてのお問い合わせ対応など、幅広い業務を行ってきました。前職で学んだマクロについて活用するシーンはあまりなく…。同じゲームデバッグ作業でも、また0からのスタートでした。前任者から引き継いだルーティンワークに対して「この作業、自動化できるのでは?」と思いpythonという言語を学び始め、現在も勉強中です。自ら学ぶのは良いことであるものの、どちらも「面倒なことは簡単に済ませたい」っていう動機からの行動でしたね。(笑)

ー転職活動を始めたのはどのようなことがキッカケでしたか?

キッカケは、会社があまり思わしくない状況だったので、環境を良くしようと思ったことでした。他にはこれまでアルバイト雇用であったことから、正社員としてステップアップしたかった点も大きいです。これまでExcelマクロの学習に始まり、Pythonも独学してきたことから、自身のスキルを活かしてみたい気持ちもありました。

ー元々QA業界で働くことを目指していたのでしょうか??

実は…考えていませんでした。(笑)これまで自身の経験がゲームデバッグ中心だったこともあり、転職活動開始当初は変わらずゲームに携わっていたいと思っていました。しかし、ゲーム関連の求人はアルバイト採用が多く、正社員として働いていきたいという観点からも色んな業界の情報収集をしようと視野を広く持つことは意識していました。そんな時AGESTの求人に出会ったことが、QA業界に触れた初めてのキッカケでした。「ゲームじゃないのか…」と正直最初はポジティブな印象を持てなかったのですが、ゲームデバッグと同様に「不具合を見つけ、正す」という点に、これまでの経験との親和性を感じました。元々ゲームデバッグにやりがいを見出していたのも「たった1つのバグでゲーム開発者の努力が報われず、どんなに面白いゲームでも評価が下がってしまうなど、ゲーム好きとして少しでもそういったことを無くせたらいいな」と思っていたことが大きな理由です。ソフトウェアに置き換えても、開発者の努力と苦悩が詰まってますから、今考えるとその点も共通点を感じますね。

自身のキャリアを後押しし、不安を払拭してくれた入社の決め手

ーQA業界に興味を持った理由を教えてください。

理由は大きく2つあります。1つ目は、「不具合を正す」ことに引き続き携わっていたいという気持ちに変わりはなかったからです。当初は「ゲームの不具合を正す」という業務に固執していたのですが、転職活動を続けるうえで、これからの市場拡大も見据えると、QA業界は自分自身の成長性にも期待ができると感じました。また、2つ目は「自身のスキルを活かし、伸ばしていける」と感じたからです。元々「この作業もっと上手く進められないかな〜」という思いつきで学び始めることが多く、業務効率を上げることだけを目的に学び始めましたが、転職活動をきっかけに「どうせなら学んだことを活かしたい」という気持ちに変化していきました。自動車やIoTなど様々な分野で"自動化"が進んでいる情勢を踏まえると、学習中のpythonのスキルをこれからも伸ばしていける選択肢の1つがQA業界であると感じました。

ー数あるQA企業の中からAGESTに決めた理由を教えてください

実はAGESTとは別で開発系の企業2社から内定をいただいていましたが、すでにQA業界に惹かれていて…。とはいえ、QA業界で活かせるようなテスト手法をきちんと学んだことがなくて、魅力を感じつつも少し尻込みしていました。そんな中、入社を後押ししてくれたのはAGESTの研修制度の充実度でした。未経験者向けの教育カリキュラムが準備されていて、実際にとても役立っています。また、ブルーオーシャンな業界ということもあり、これからの成長性にまつわるお話を聞けたことで、自身のエンジニアとしての市場価値にも期待ができたことも大きな理由です。あとは、入社直後でもリモートワークができる点や、事前にお聞きしていた社用PCのスペックが高いという点も嬉しいポイントでした。Pythonを引き続き学習したくて業務中でも触れていたいと考えており、上長からの承認をいただければ使用ができるというのも魅力的でした。前職の環境に堅苦しさを感じていたので、こんなにも風通しが良いんだと驚くと同時に、シンプルに「この会社で働きたい」と思って入社を決めました。

学んで、悩んで、相談して、日々新しいことに触れられる研修期間で成長を実感

ー現在も入社研修中かと思いますが、具体的にどんなことを行っているか教えてください

テスト計画書やテスト設計仕様書の作成、テストケースの作成などがメイン作業です。まだ研修期間中ですが、少しずつ実務寄りのことを行うようになってきています。研修初期は「テストとは何か?」という基礎から学ぶことができます。QA業界で生きていくうえで、JSTQBの資格にチャレンジする方が多いかと思いますが、「この基礎研修を受けると合格率が上がるのでは…!!」と思えるほどの充実具合です。研修期間が終了し、実務に入るようになった際に戸惑わなくていいように考慮されているのもAGESTの研修制度の魅力の1つかと思います。中でもAGEST Academyというエンジニア教育機関が社内に存在しており、教育カリキュラムを作成しています。カリキュラムには最先端のテスト技法が詰まっており、社員はいつでも学習が可能です。業種は違えど、同じテスト業務を行っていた身として「うわぁ~このテスト技法もっと早く知りたかった!」と思うことも度々あります。自身のレベルに合わせてカリキュラムが組まれているため、初学者でも、私のような微経験者でも、誰でもレベルに応じてスキルアップすることができる点は大きな安心感があります。

―研修中は周りとどんな風にコミュニケーションをとっていますか?

オフィス出社と自宅でのリモートワークを併用して働いていますが、コミュニケーションに不便を感じたことはないです。オフィス出社時は近くにいる先輩方へ気軽に声をかけられる環境です。もちろん上長ともお話することはできますが、やはりお忙しそうで、中々タイミングが合わず…(笑)それでも多忙な上司に代わって先輩方がが後輩のことを気にかけてくださるのは、チームとして連携が取れているなという印象を受けました。チャットツールやWeb会議ツールはもちろんのこと、アバターを使って相手に話しかけることができるコミュニケーションツールも導入しているので、どちらかがリモートワーク中でもわざわざミーティングを設ける手間なく声がかけれるのはありがたいです。研修中のメンターを担当してくださってる先輩のお人柄が温かいのはもちろんですが、惜しみなくコミュニケーションツールを導入し、オン/オフライン変わらず社員がスムーズに交流できる工夫も社テックカンパニーの良さです。

―研修に厳しさを感じることはありますか?

研修自体はeラーニングを使用するプログラムになっているため、原則一人で行います。相談するよりまずは自身で考えることが基本となっています。研修そのものに対して厳しさは感じませんが、個人プレーが故のプレッシャーを感じることはあります。しかし、本当に困った時には周りの方々に相談できる環境であるため、心細さを感じたことはありません。また、リアルな場で行われる研修内容についても、何度も見返せるよう映像を残してくれています。その場限りの講座だと「聞き逃しちゃいけない!」と力んでしまいますが、私のような微経験者への配慮も行き届いているなと感じます。他には、学習中の内容がどれくらい実務において役立つのかが、経験不足が故に指標が図りづらい不安もあります。実際にプロジェクトに参加してみないとわからない点も多いかと思うので、「これは初学者ならではの悩みかな」と前向きに捉えて、今は知識量をもっと増やすべく、インプットすることにたくさん時間を費やしています

―AGESTに入社して良かったなと思う瞬間があれば教えてください

みんなが伸び伸び仕事ができる環境なので、自然と温かい人が集まっていると感じます。周りの方々に助けられながら業務ができていることには日々感謝しています。また、前職では残業が当たり前の環境で、「エンジニアは残業なしに働けないのかな…」と半ば諦めていたのですが、AGESTの勤務形態はフルフレックスであるため、自身の都合に沿って出退勤を調整できるのは非常に働きやすいと感じます。おかげでワークライフバランスを保ちやすく、オンオフをしっかり切り替えて働けることが嬉しいです。あとは、やはり研修の充実度合いから学ぶことに積極的になれますし、昨日よりも今日の自分の方が成長していると実感できるのは入社して良かった〜と感じます。これもAGESTの教育カリキュラムのおかげだと思います。

1人前のQAエンジニアになるために、目の前の課題をコツコツと

―AGESTにはどんな社員が多い印象ですか?

能動的に学ぶ姿勢を持つ社員がたくさんいる印象です。学会で論文を発表されたり、資格取得に励んだり、会社全体を通して自分が好きなことを極めたい人が多いのかもしれません。また、真面目で丁寧、かつ気配りができる方が多い印象もあります。これはテストという細やかさが求められる業種ならではかもしれません。私もこれまで作業効率化を目的として色々と独自で学んできましたが、皆さんの「楽しく学んでいる姿勢」には非常に良い刺激をいただいています。かつ、ゲームデバッグはその都度使う手法が異なりますが、ソフトウェアのテスト業務は手法が確立しやすいです。そのため、私自身を含め、型にはめて仕事を行うことが得意な方が多いと感じます。そういった点からも、テスト設計者をはじめとするQAエンジニアという職業は専門性を磨きやすいのではないかと思います。

―今後どのようなエンジニアを目指していきたいですか?

元々システムの自動化に興味があったので、ゆくゆくはそういったプロジェクトにも携われるようなエンジニアになりたいです。しかし、今持っているスキルと、実際に必要とされるスキルとのギャップがまだまだ大きいので、学習コンテンツをフル活用して知識を深めていきたいです。同時に、一日でも早く一人前になりたい気持ちでいっぱいです。正直なところ、今は0.5人分くらいの戦力しかないのでは…と不安を拭いきれていないです。残り少ない研修プログラムにも真摯に取り組み、立派なテスト設計者として貢献できるよう、周囲の方々に追いつきたいです。せっかくテストの最先端を学べる環境で働いているので、日々学びながら頑張っていきたいです!

―最後に、AGESTに興味をお持ちの方にメッセージをお願いします

ご自身のキャリアを考える際には不安がつきものだと思いますが、AGESTの場合「経験がないから、きっと自分には無理だ」という理由で諦める必要はないと思います。未経験者のための教育カリキュラムを始め、最先端のテスト技法に触れる機会が多く設けられているため、ご自身のやる気次第でスキルは自ずと身につくはずです。私自身も若干のテスト業務経験はあるものの、やはりゲームデバッグとソフトウェアテストでは手法も進め方も全く異なるので、一歩踏み出してよかったなと実感しています。また、テスト設計者を含めQAエンジニアという職種に関しては、新たな手法が増えるというより、一度学んだ知識を応用していく傾向が強いと思います。エンジニアを目指す理由は様々だと思いますが、「手に職をつけたい」「スキルを身につけたい」という方にはピッタリなのではないかと思います。会社全体を通して前向きに学び続ける方が多いので、そういった環境をお求めの方にも是非一度AGESTでのチャレンジを検討してみてほしいです。

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