みなさまこんにちは!
サン・クリーンサービスの香美です。
みなさんはタイトルの盲亀浮木(もうきふぼく)のたとえ話をご存じでしょうか?
これはお釈迦様が,人として生まれてくるありがたさを表すためにお話ししたたとえ話です。
簡単な内容としては,
「広い海に1匹の目の見えないカメがいて,そのカメは100年に1度 海面に顔を出してくる。
また,その海には1本の穴の開いた木が浮いていて,漂っている。
100年に1度海から顔を出す盲目のカメが,その拍子に木の穴に頭を入れる可能性は0ではないが
めったにないこと。
人として生まれるということは,そのカメが木に頭を入れることが有ることよりも難しいこと。
有難いことなんだ」と,いうことのようです。
私たちが感謝する時に普通に使っている「ありがとう」という言葉は,この「有難う」に由来している
そうです。そう考えると「ありがとう」の重みが変わってきます。
▌お客様から「ありがとう」をいただく
弊社の基本方針には
”私たちの仕事は「清掃を通じてお客様に喜んでいただくこと」”とあり,
”お客様に喜んでいただく=お客様から「ありがとう」という言葉をいただくこと”としております。
先ほどの盲亀浮木のたとえをふまえて改めて考えてみると,
お客様から「ありがとう」と言っていただける仕事は,それだけでとてもありがたいことなんだと
感じます。
また,人として生まれてくることが有難いことであるように,
同じ時代にあってお客様と関わること,ともに仕事をする仲間たちがいること。
それだけでなく家族・友人の存在も含めて,そのすべてがとてもありがたいことなんだと感じた
今日この頃でした。
▌何でこんなことを書いたのかというと
私は前職では徳島県の田舎にある小さな旅行会社に勤めており,
毎年県外から八十八か所参りにやってくる団体様の旅行のお手配や添乗などをさせていただいて
おりました。
先日,仕事のお昼休憩の際に自転車で外食しに行った帰り道です。
その団体様にいたお坊さんと路地裏でばったりと出くわしたのです!
数年ぶりの再会ではありましたが向こうも私のことを覚えていてくれたようで,少しお話して連絡先を
交換させていただきました。
この時ふと思い出したのが,この盲亀浮木のたとえ話でした。
前職の経験がなければ,サン・クリーンサービスに勤めていなければ,あの時上等カレーを食べに行かなければ,このような出会いはなかったかもしれませんね。
誰かにありがとうと感謝を伝える時,誰かからありがとうをいただくとき,
それは「有難う」なんだと思いながら,今日も仕事に励んでまいります。
それでは!