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【代表インタビュー】コロナ打撃にグランピング施設のヒット... 激動の2020年とホテルクリエイターが切り拓くキリンジの未来。

コロナ禍、キリンジが受けた影響とそこからの逆転劇。

いきなりですが、天川社長。
宿泊業界って新型コロナウイルス流行の影響でヤバイんじゃないですか!?

おっしゃる通り。誰が見ても2020年は宿泊業界にとって悲劇の1年。コロナの影響は凄まじく、僕らキリンジも例外ではありませんでした。周りの経営者がとにかく情勢の回復を待ち、キャッシュフローを優先して生き延びる方法をとる中、このまま行くと債務超過になり、このタイミングで諦めれれば来期以降は新しい融資も受けられず、身動きが取れなくなってしまうことが見えていた僕らは、大博打。さらに借り入れをして、新しい宿泊施設を開業したんです。

背水の陣ですね...!
その借り入れにより、開業したのがグランピング施設だったのでしょうか?

はい。
2020年7月には温泉グランピング施設「温楽ノ森」(兵庫県)、9月にはワインツーリズムを絡めたグランピング施設「余市ヴィンヤードグランピング」(北海道)を開業しました。


グランピング施設と言えば、コロナ禍で一気に伸びたサービスですよね。
そこはやはり狙っていたんですか?

そもそも僕らは創業当初から、バランスシートが重くなるような「新築・ハコモノ」への無理な投資は避け、活用されていない土地や建物をコンバージョン=新しい活用方法を見出しプロデュースすることによって事業を伸ばしてきました。
そしてコロナ影響が広がる中「グランピング施設」なら、三密回避, ローコスト・ローリスク , 地方貢献。三方よしの施設運営ができるのでは?とたどり着いた答えがグランピング施設の開業でした。

お客様からの評判は上々。
ただし、グランピングにこだわっているわけではない。

2施設の印象もあってか、キリンジ=グランピング施設の企画・運営をしているイメージがあります。

おかげさまで「温楽ノ森」も「余市ヴィンヤードグランピング」も評判が良く、本当によく、この1年でグランピングのイメージを持たれるようになりました。
でも僕らとしては、そのイメージは本意ではありません。

キリンジ≠グランピング。
では、キリンジのコア、本質的に目指していきたいところはどこになるのでしょうか?

まず

「流行に乗っかった “だけの” 施設」
「お金をかければどの会社でも作れるようなグラマラス・ラグジュアリーな “だけの” 施設」
「日本全国にコピー&ペーストして作る “だけの” 施設」

これらはやらない。僕らのポリシーです。

現在展開する宿泊施設。1つとして同じ施設は作らない。

左から:
余市ヴィンヤードグランピング(北海道)
篠山城下町ゲストハウス KOMEYA KURIYA(兵庫県)
温楽ノ森(兵庫県)
NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI(和歌山県)

みんなにとってなんとなく良い、ではなく、
“誰かにとって深く刺さる宿泊施設” を追求する。

確かにキリンジが手掛けた宿泊施設は、どれ1つとして同じものはないですよね!

そうですね。
僕らは、広くみんなに「いいね」と思われる宿泊施設ではなく、
僕らにしか作れなくて、”誰かにとって深く刺さる宿泊施設” を追求していきたいんです。


“誰かにとって深く刺さる施設” を作るために、キリンジはどのように1施設を企画するのでしょうか?

まずその土地を目で見て、肌で感じて、イメージを湧かせます。
そして現場で得られた情報や商圏データをもとに、社内でデザインチームなどブレーンとともに議論を深化させて、ターゲットを決め、コンセプトのチューニングを行い、僕らにしか作れない突き抜けたものを生み出していきます。


その企画を中心となって進めていくのが、現在募集中の「ホテルクリエイター」ですね。

その通りです。


宿泊業界のクリエイティブディレクター
=ホテルクリエイターとは?

“クリエイティブディレクター" 、最近耳にするようになった職種のような...。
そもそもどんなお仕事をする方なんでしょうか?

クリエイティブディレクターは、もともと広告業界での役割の1つです。
企業などの依頼者の意向に沿って、商品などの広告・宣伝の企画を考え、その企画した広告を実際に実現するための制作にも関わっていく役割の人を指します。

僕らは、これを宿泊業界に置き換えて「ホテルクリエイター」と名付けました。
具体的な役割としてはしては、

・プロジェクト全体における企画から制作までの監督
・コンセプト企画、プロモーション展開
・スタッフのアサイン、進捗管理などのマネジメント 等

"その土地を訪れる意味" や "その施設の世界観" をゼロベースで組み立てて、細部まで実装するのが「ホテルクリエイター」です。

既存施設のPRやキャンペーンを考えるのもホテルクリエイターの役割。代表天川が Twitter に投稿した学生向けの無料宿泊キャンペーンは50万インプレッションを超えて注目された。
天川のTwitterはこちら→ https://twitter.com/Yoo_milkyway


なるほど。
キリンジにしか作れない施設を作るために「ホテルクリエイター」はとても重要な役割ですね。

はい、その通りです。
現時点ではほぼ僕1人でその役割を担っており、あとはインターンを経て今年新卒入社した男性が修行中です。広告業界ですら、クリエイティブディレクターは全国に500人しかいないと言われる中、宿泊業界で活躍する人はまだまだ少ないですね。

目指したい高みに環境が加われば、成長速度は加速する。それは、キリンジが証明してきた。

...ということは、必然的に “未経験からの採用” になる可能性が高いと思いますが、ホテルクリエイターにはどんな力を求めますか?

先に述べた「僕らにしか作れなくて、誰かにとって刺さる宿泊施設を追求する」という点では、まずは社内でブレーン(デザインチームなど)とともに議論を深化させられること。

そして協業先やクライアントの真のニーズを汲み取り、満たすことは当然のことながら、ただの御用聞きではなく、お客様にズバッと刺さるものや、僕らでないと実現出来ないと言い切れる次元のことをやりましょう!と提案できることを求めます。


(めちゃくちゃハードルが高くないですか、天川さん....?)

もちろん最初からそのレベルで活躍できたら最高ですが(笑) 僕らとしては、まず僕らのポリシーや取り組みに興味を持ってくれた方と、まずは副業からでもいいので試しに一緒に働きたいと考えています。

たくさんの「良いもの」をみてきた人、ご自身の体験をもとに「もっとこうだったらいいのに」と常により良いものを模索する人、生活の中に埋もれているヒントから繋がりを見つけ出し、点を線に変える思考で形にするのが好きな人で、この記事を読んで「ホテルクリエイター」に興味を持ってくれた人であれば、素質があると思います。経験の有無は問いません。

経験の有無は問わず、まずは副業からでもOKなんですね。

はい!特にキリンジは昨年4施設開業、今年も日本全国に様々な案件を控え、「学べるチャンス」「挑戦できるチャンス」が圧倒的にたくさんありますし*、志が重なる方がいれば、成長速度を加速させられる環境は提供できると自負しています。僕ら自身もそうやって成長してきたからこそ、志ある方を積極的に受け入れていきたいと考えています。

*今後も活用されていない土地や建物に対して「古民家✖️ホテル」「駅舎✖️ホテル」「温泉✖️グランピング」のように“掛け算”で新しい活用方法を見出し、プロデュースすることや、大手企業や行政とのオープンイノベーションを増やすことで僕らにしかできないおもしろい宿泊施設を仕掛けていきます。


活躍のフィールドは無限大。
少しでも興味を持った人がいれば、ぜひ挑戦してほしいですね!

僕らはベンチャー企業ですし、前例がないチャレンジもたくさんあります。
でもそれにワクワクして、形にしていくことが醍醐味なんです。その興奮は何ものにも代えられません。決まり切ったレールをなぞるのではなく、自ら切り拓いていきたい方、僕らの考え方や取り組みに興味があり、飛び込んでみたい方はお気軽にご連絡ください!


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