エンジニアとしての成長とビジネスインパクトの追求―若手リーダーが挑むインターネット広告運用のDX化―
今回はサイバーエージェント AI事業本部 オペレーションテクノロジーDiv. の「TaskManager」チームに所属されている三屋 智章さんにお話をうかがいます。
前職ではITコンサルティング会社でエンジニアとして2年間勤務した後、エンジニアとしてのスキルアップを目指し転職を決意しました。そんな三屋さんに、サイバーエージェントを選んだ理由や入社後の業務内容、今後のキャリアプランについて伺いました。
プロフィール
■三屋 智章
2023年5月にサイバーエージェントへ入社し、現在AI事業本部 オペレーションテクノロジーDiv.所属。趣味は喫茶店やシーシャバーに行き、読書したりパソコンをいじること。フットサルも好きで、週一回は行っている。
「誰かのためになるシステム」がつくれる環境の追及
ーー 本日はよろしくお願いします!まず、これまでの経歴について教えてください。
新卒でITコンサル会社に入社し、コンサルタント・エンジニアとして2年間働いていました。
保険業向けのプロジェクト立ち上げ支援や、建設業・保険業向けのメール配信システム、チャットボット、勤怠管理システムのPoC開発などを担当していました。
ーー では、転職しようと思ったきっかけはなんだったんですか?
コンサル業務の比率が多くなってきたことと、より難易度の高い開発にチャレンジをしたくなったからです。
また、エンジニアとして働いている大学時代の友人に会った際、技術力の差を感じ、焦りを覚えたのも大きかったですね。
ーー 今回サイバーエージェントにジョインされた理由と、決め手になったポイントを教えてください。
転職活動の軸となったのは、「ニッチでも誰かのためになるシステムに携わりたい」「大きなデータ量を扱うシステムを開発したい」「運用フェーズのシステムの開発をしたい」の3点でした。サイバーエージェントならこの3つ全てを満たせると感じました。
前職では、どうにか効率よく収益を上げるための開発が主でした。「こういう機能があったらいいのに」というような付加価値の高い提案をしてもなかなか採用されず、もどかしさを感じていました。
そんな中、サイバーエージェントのカジュアル面談で開発責任者の方とお話し、「何かすごいことをしようとしている」と感じ、その世界観の壮大さにワクワクしたのも大きかったです。
ミスのない配信を実現する「TaskManager」の開発
ーー 現在はどんなプロダクトを担当されているんですか?
インターネット広告運用における入稿システム「TaskManager」の開発に携わっています。
インターネット広告の新規入稿や変更の際に発生する、ディレクター・営業・コンサルの間での各種コミュニケーションや配信指示を自動DX化し、指示の不足や解釈違い、伝達ミスによる配信ミスを防ぐことを目指しています。
ディレクターの手作業による入稿が月間20〜40万件、システムによる自動入稿が月間7〜8万件と大規模で、利用者は470人にも及びます。
最近では、媒体APIを使って運用チームを介さずに直接指示を出す自動入稿機能の開発も進めています。
ーー プロジェクトで使用している技術スタックについても教えてください。
フロントエンドはTypeScript、React、Vue.jsを使用し、バックエンドはScalaで、DBはMySQLです。インフラにはAWSを活用し、他にワークフローエンジンのDigdagも利用しています。
ーー バックエンドではScalaを使われているとのことですが、Scalaは以前から経験があったんですか?
いえ、Scalaは未経験だったので、入社後に独学で勉強をし、先輩エンジニアのサポートを受けながら学んでいます。また、フロントエンド開発の経験は以前からあったので、現在はフルスタックな領域で開発に携わっています。
PLとしての成長、裁量の大きさとやりがい
ーー チームでの役割やミッションについても教えてください。
もともとはチームメンバーとして開発に携わっていましたが、現在はプロジェクトリーダー(PL)になるためのへの引き継ぎを進めています。
具体的には、プロジェクト管理、ビジネスサイドとの要件定義、機能開発などを担当しています。コミュニケーションコストを下げ、ミスのない配信(配信指示)を実現することがミッションです。
加えて、「誰でも」「いつでも」「簡単に」使えるシステムを目指し、分かりやすく使いやすいUI/UXの実現にも力を入れています。
ーー PLとしての役割も担っているんですね。引き継ぎはスムーズに進んでいますか?
はい。ただ、意思決定や関係者との合意形成をどう進めるべきかは、まだ手探りな部分もあります。自分で納得のいく答えが出せているかと、自問自答することもありますが、ビジネスサイドのメンバーやエンジニアとも、もっとコミュニケーションを重ねる必要性を感じています。
一方で、裁量の大きさは以前より増したと感じています。もちろん責任も重大ですが、自ら決断を下せるのはとてもやりがいを感じますね。
ーー チームの雰囲気はどうですか?
とても風通しが良く、分からないことは気軽に相談ができる環境です。
システムごとに開発担当は分かれていますが、雑談もしながらシステムの垣根を越えてコミュニケーションが取れていると思います。
リモートワークの場合でも、チャットに加えバーチャルオフィスも活用し、オンラインでも活発にコミュニケーションを取っています。
ビジネスインパクトを生み出し、マネジメントスキルも習得
ーー 今後のキャリアプランについても聞かせてください。
面接で「エンジニアはビジネスサイドのことをもっと知るべき」という話が印象に残っていて、実際に業務に携わるほどその重要性を実感しています。
ビジネスサイドの課題を深く理解することが、より良いシステム開発につながると考えているので、技術力の向上はもちろん、ビジネスサイドにより近い立場でシステム開発に携わり、事業により直接的なインパクトを与えていきたいです。
またチームマネジメントの面でも、どのようにして生産性高く働きがいのあるチームを作るかというスキルを身に付けていきたいと思っています。
ーー 最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?
「失敗を恐れずとにかくやってみる人」「どうすれば実現できるか前向きに考えられる人」「ポジティブな人」ですね。ビジネスサイドから一見、無理難題とも思える要求が来ることもあるはずです。そんな時にも、どうしたら実現できるかを一緒に考えてくれるメンバーが増えると嬉しいですね。
ビジネスの知見と技術力を武器に、事業インパクトの最大化を目指す三屋さん。
オペレーションテクノロジーDiv.には、高い技術力とビジネス視点を持ったエンジニアが集まり、日々、事業成長のためにお互いに切磋琢磨しています。
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