介護士として、施設運営の責任者として活動してきた、わたし[國武]の目線からホンネで書くシリーズです。
こんにちは!ホーム事業課の國武です。本日は『ご利用者様との人間関係』について、お話ししたいと思います。
介護業界で働くにあたって、一番しんどそうなのは・・・人間関係!と思う人は少なくないと思います。SNSでも人間関係が辛くて介護の仕事を辞めました(涙)といった情報をよく見ます。私も介護業界に身をおいて10年弱になりますが、色々な経験をしてきたため、その経験を話すことで、これから介護業界で働きたい人、現在働いている人が少しでも参考になればと思います!もちろん、わたし個人が思ったことなので、『こんな考え方もあるのか』程度で思ってくれたら幸いです。
介護業界で働くうえで常に意識しておくべきことは、ご利用者様から関係性を築いてくれることはほぼない、さらに言うと、心を開いて自ら話しかけてくれるようなご利用者様はほぼゼロに等しいということです。
介護が必要になってしまった自分をイメージしてみてください。オムツや車椅子がないと生きていけない、人の手助けがないと生きていけない、誰も知っている人が居ない状況下で新たな交流〔人間関係〕やチャレンジをしたいと思いますか?
ほとんどの人がいつまでも健康で過ごしたいと思っているし、望んで病気になることはないでしょう。介護が必要になった時、人生を半分諦めてしまう、、、そんな状況もありうるのです。
つまり〔人生を半分諦めている人との関係構築を求められるお仕事〕が介護のお仕事です。
目の前の人が人生を半分諦めている状況下での関係構築で一番大切なことは、介護士自身がその方と『本気で仲良くなりたい』と思えるか!思えないか!です。
そう、マインド(訳:心・精神・意識)です。マインドの話はちょっと苦手と感じる方もいるかと思いますが、小手先のスキルだけではご利用者様との関係性はつくれません。『本気で仲良くなりたい』と思うことの〔土台〕があってこそ、『挨拶、表情、話し方、聞き方、共感、同調傾聴』〔スキル〕を向上しようと思うわけです。
今からお伝えする例は、スキルのみを身につけようと努力している介護士がよく陥る事例です。
〇スキル発揮の前に、ご利用者様からのケア拒否といって、『今日はお風呂に入りたくない』『嫌、帰って』『触らないで』と言われ、すぐに心が折れてしまう。
♯努力しているのにもったいない
さらにこの場合、介護士は心が折れているため、ケアの拒否をしたご利用者様と距離を置くといった判断をする人が多いです。でも、介護士から距離をとってしまうと、その利用者様とは二度と人間関係をつくれないと言っても過言ではありません。
♯相手がセクハラ、暴力等をしてきた場合は距離を置くべきです
ですが、土台が『本気で仲良くなりたい』だとケアの拒否に対しての捉え方が違います。なぜケア拒否に繋がったのかを分析する時、矢印が自分に向きます。例えば・・・今のやり方の何が良くなかったのか?言い方?言葉のチョイス?表情?声かけのタイミング?などなど。ケア拒否に対しての矢印は自分に向きます。この差は大きいです。
ここでは、わたしの土台である『本気で仲良くないたい』のお話をしましたが、人それぞれの土台があります。その土台に『本気』をつけることをお勧めします。本気で向き合えば、大抵の方とは仲良くなれますよ。
♯本気と書いてマジと読む
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#介護#音声#ラジオ
現場からは以上でーす。