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自分を客観視する力と客観視しない力

自分を客観視する力と客観視しない力

0から1を創造する時のパワーと1を10にしたり10を100にするパワーは使う筋力が全然違うと言ったりしますが、そのうちの一つに、物事を客観視する力というものがあるように思います。

物事を客観視する能力というのはもちろん何をするにも大切なわけです。
マーケットの規模や可能性は思い込みを捨てて分析することが必要ですし、顧客の反応もシビアに見なければいけません。

よくマーケット調査などでプレゼン資料を作ったりするとき数字を集めてきますが、ここでの数字というのは大抵が自分の都合のいいように切り取られていたり、加工されていたり、解釈が甘かったりします。
もちろん見せ方として必要な時もありますが、自社の事業であったり、思い入れがあったりすればするほど、上記のようないわゆる確証バイアスが掛ってしまうので時に注意が必要です。

そこで物事を客観的に、厳しく見る目が大切なってくるわけです。
思い入れをいったん横に置き、どうやったらうまくいかないか、などを徹底的に潰します。
新サービスなら、なぜそもそも世の中に同じようなものが無いのか、過去にあったならなぜ上手くいかなかったのかなどを考え、ひとつひとつソリューションさせていきます。
問題点さえ見つかればあとはソリューションするだけなので、より大切なのは問題点をあぶりだす力です。

これは能力もありますが、思い入れを捨てて客観視する能力というかマインドの切り替えの方が大切な気がしますね。

一方で、新規事業の立ち上げは非常に困難で難しいため、客観的に見る力だけでは圧倒的なパワーや熱狂の渦が生まれずらく、成功する確率が下がると思っています。

すべての創造はたった一人の熱狂から生まれる。というサイバーエージェントの藤田さんもおっしゃっている通り、新しい創造には圧倒的なパワー、自分の”想い”を誰よりも信じて高めていく狂気にも近いものが必要です。

そこでは客観視するというよりも、時にはあえて客観視することを捨てて妄想を広めていくことでアイデアや世界観が広がったりします。

いいチームや優秀な人はこういった相反する事柄を、どちらも高い次元で追及し、両立させていけるものです。
チームであれば得意同士で役割分担することで補い合うことも可能ですし、経営者は常に2つの人格を意図的に行き来していると思います。

そもそもこれに限らず、経営は相反し、矛盾する事柄をいかに両立させて高い次元を追い求められるかが常にテーマです。
それを成しえるレベルの高いビジネスマンの集まるチームはきっと強いチームだと言えます。

キネカはまさにそんな0→1から1→10を作っていく、フェーズです。
高次の矛盾を追求していける、強いチーム、一緒に作っていきましょう。

全方位で仲間集め中です!気軽にお会いしましょう。

楽観的に発想し、悲観的に計画し、楽観的に行動しましょう。

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