1
/
5

Reactの開発で気をつけるべきこと😇

こんにちは! 株式会社アルシエで教育に関するサポートをしている岸本です。

今回は「Reactの開発で気をつけるべきこと」についてお伝えしていきます。

Reactは、アプリケーションを簡単に構築できるライブラリです。

ただし、他のライブラリと同様に、適切に使用しないと、混乱を招く可能性があります。

最適化されていないコード、複雑なコンポーネント、不適切なアーキテクチャ上の決定により、Reactプロジェクトはすぐに複雑なコードの塊になりメンテナンスが非常に困難になります。

Reactを使用する中で、気をつけている事を5つお伝えしていきます。

1️ 非効率なプロジェクトファイル構造

非効率なプロジェクトファイル構造とは、ファイル構造の確立を怠ることです。ファイル構造が整理されていないと、混乱やコードの重複が発生し、プロジェクトの維持や拡張が困難になる可能性があります。

ファイル整理するときは、明確さとモジュール性を促進するベストプラクティスに従うことが重要です。

避けるべきことは、明確な構造を持たずにCSSファイルをプロジェクト全体を散在させることです。

その為、特定のスタイルを見つけたり、変更を加えたりすることが困難になる場合があります。

整理を改善するには、CSSファイルをそれぞれのコンポーネントと同じディレクトリに配置するのが最善です。これにより、スタイルの管理が容易になり、予期せぬ結果が発生する可能性が軽減されます。

2. モノリシック アプリケーション (包括的なコンポーネント)

すべてを包括する大規模なコンポーネントを作成するのではなく、アプリケーションをより小さなモジュール式コンポーネントに分割することが最善です。

書くコンポーネントには特定の目的があり、単一の処理をする必要があります。

例えば、複数の機能を処理する単一の「ダッシュボード」コンポーネントを使用する代わりに、「サイドバー」、「ヘッダー」、「コンテンツ」など小さなコンポーネントに分割できます。

各コンポーネントは独立して管理できるため、理解、テスト、再利用が容易になります。

3. 再利用可能なコンポーネント内のビジネス ロジック

再利用可能なコンポーネント内にビジネスロジックを埋め込むことは、避けるよにしています。

これを実施すると、コンポーネントの保守が困難になり、再利用性が制限される可能性があります。

その代わりに、ビジネスロジック(データの処理やアプリケーションのロジック)をコンポーネントから分離することが重要です。プレゼンテーションコンポーネント(ユーザーインターフェースの表示やユーザーの入力処理に関するコンポーネント)は、ビジネスロジックから独立しています。

具体的には、ビジネスロジックは別の場所に配置しましょう。例えば、別のJavaScriptファイルに関数やクラスとして分離することができます。そして、プレゼンテーションコンポーネントは、ビジネスロジックを使ってデータを取得したり、表示したりする役割に集中します。

このようにビジネスロジックとプレゼンテーションコンポーネントを分離することで、コードの整理がしやすくなり、保守性や再利用性が向上します。また、チームメンバーはそれぞれの役割に集中して作業することができ、効率的な開発が可能になります。

簡単に言うと、ビジネスロジックとプレゼンテーションコンポーネントをきちんと分けておくと、コードの整理がしやすくなりますよ。将来的に変更があったときも、影響範囲が限定されるため、修正や拡張が容易になります。

4. Redux を使用してすべての状態を管理する

アプリケーションのすべての状態をReduxのみに依存して管理するのは避けています。

Reduxは強力な状態管理ライブラリですが、慎重に使用し、アプリケーションのニーズを考慮することが重要です。

Reduxは大規模なアプリケーションで特に有用であり、大量の共有状態や複雑な状態管理の要件がある場合に適しています。ただし、より単純な状態を必要とする小規模なアプリケーションやプロジェクトでは、Reduxを導入することで不必要な複雑さやオーバーヘッドが発生する可能性があります。

Reduxをプロジェクトに組み込む前に、その必要性を評価することが重要です。アプリケーションの状態のサイズと複雑さ、およびコンポーネント間の対話性とデータフローのレベルを考慮してください。場合によっては、Reactに組み込まれた状態管理機能やコンテキストAPIの使用など、より簡単な方法で状態を管理することができるかもしれません。

Reduxがプロジェクトに適していると判断した場合は、Reduxストアを適切に構造化して管理することが重要です。状態をより小さな部分に分割して管理すること、アクションとリデューサーを明確に定義すること、ミドルウェアを効果的に活用することなど、ベストプラクティスに従ってください。

5. アップグレードに追いついていない

Reactのバージョンを最新に保つようにしています。

新機能、パフォーマンス強化、バグ修正、セキュリティ パッチを利用するには、Reactプロジェクトを定期的にアップグレードすることが重要です。

アップグレードを無視すると、Reactの最新の進歩を活用する機会が失われるからです。

新しいバージョンでは、アプリケーションの速度と効率を大幅に向上させるパフォーマンスの最適化が導入されています。さらに、アップグレードにはバグ修正とセキュリティ パッチが組み込まれており、安定した安全な開発環境が保証されます。

以上となります。

Reactは楽しいですよ😆

ぜひ、使ってみてください。


株式会社アルシエ's job postings
4 Likes
4 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from 株式会社アルシエ
If this story triggered your interest, have a chat with the team?