株式会社コルト・ヴォックスに入る前
私は所謂「出戻り」となります。よって COLTVOX には二度入社しています。
■ 一回目の入社 前職では、二次請けに位置する会社でプロジェクトリーダーとして CALS/EC(電子納品)システム開発に従事していました。 そこでも多くのことを学ぶことができましたが、より多くの裁量と責任のある仕事がしたいと考え、スキルアップを目的として COLTVOX を選びました。 入社の決め手となったのは、当時の COLTVOX が私の得意としていた Delphi をメインの開発言語としていた事と、「(35歳定年説なんて言葉もあるが、全く気にせず)ずっとプログラムを書いていて良いよ」という社長の言葉でした。 (※ COLTVOX は社長自身もプログラマです。) 当時はとにかくプログラムを書きまくって少しでも成長したいと考えていたので本当に嬉しかったのを覚えています。
■ 二回目の入社 COLTVOX では、プログラムだけでなくインフラやネットワーク、その他運用保守までカバーしている為、技術者としてのスキルは大きく向上しました。 しかし当時の(ちょうど 30を過ぎた位)の私はプロジェクトマネジメントに強い関心を持っており、より大規模なプロジェクトのマネジメント経験を積む為に、COLTVOX から別の会社へと移ることにしました。 新しい会社では CAFIS という大きなサービスの中の各種プロジェクトに PM として携わることができました。見習いプロジェクトマネージャーからスタートし、その後多くの厳しいプロジェクトでマネジメント業務を経験できた事は非常に大きな自信となりました。
しかしその一方で、下記の様な疑問もいくつか感じるようになっていました。
・ 協力会社頼みとなってしまっている開発体制。同じチーム内とはいえ、会社が異なるメンバの寄せ集めである為、各人がディフェンシブになってしまいがちで、リスクを取る、チャレンジする、といった事が中々できない状態となってしまったり。
・ 複数の短納期プロジェクトが並列に進む中、プロジェクトのたびに集めては解散を繰り返す為、継続的に取り組むべきこと、将来を見据えて変えるべきこと、などが後回しになってしまう。
・ 人数ばかりが多く、管理コストやコミュニケーションオーバーヘッドが増える一方。
もちろんこれらは当時の私のマネジメント力や会社・体制などにも問題があったのかもしれません。 しかし IT 業界では、スキルの低いエンジニア 100 人のチームよりも、スキルの高いエンジニア 5 人のチームの方が品質の高いシステムを作ってしまうということが多々あります。 他社に移ってみて改めて COLTVOX という会社が無駄を削ぎ落した少数精鋭の強いチームであったという事に気付きました。 そこで再び無理を言って COLTVOX に復帰させてもらうこととなりました。 (PM の経験も活かしつつ、営業も開発もサポートも全部やるつもりでの復帰)
現在
前職で感じた疑問などは COLTVOX では一切ありません。現在も少数精鋭(最小だと 1 名)の各チームが、ゴールに向けて直線的に仕事を進めています。
私自身はマネージャーおよびエンジニアとして、自社サービスおよびお客様の業務システムのご提案・開発・保守等を他のメンバと協力しながら行なっています。 マネージャーといっても弊社は一人一人に多くの裁量が与えられており、各メンバが自立(&自律)できている為、実際には特にこれといってマネジメント業務を行なっているわけではありません(笑)。 これは、現メンバが経験年数を重ねているためでもあるのですが、それに加えて、役職や年齢(社歴・経験年数)などによる上下関係が存在せず、誰とでもフィードバックし合いあらゆる面で日々改善を行なう、という弊社の社風がその大きな要因となっているのではないかと思います。
株式会社コルト・ヴォックスについて
■ 本質的価値創造 COLTVOX は「本質的価値創造」を掲げており、この考え方は業務や日常のあらゆる面で根付いています。
弊社では意見や提案が「いつもこうしているから」といった前例主義的な形で却下されるようなことはありません。 お客様が求める要件やゴールに対して、本質的か/根本的か/直線的かといった視 点を持ってメンバ全員が行動しています。
勤務形態についても同様で、常に働く場所が会社でなければいけないという事はありません。プロジェクトやメンバそれぞれの状況に応じて、会社と調整しながら自宅勤務や時短勤務等を選択することができます。 私もプロジェクトの状況によって自宅で開発作業を進めることも多々あります。
もし弊社メンバとして共に働く事になった際には、「これって必要?」と素朴に感じた事があればそのまま問題提起してみてください、その場で議論が始まり「不要」と決まればその時点からそのルールはなくなります。
■ 会社に依存しないスキル 考え方は人それぞれだとは思いますが、個人的にはこれからの時代を生き抜いていく為には「会社に依存しないスキル」をしっかりと身に付けていく必要があると考えています。そうしたスキルを持つ個々が集団となることで会社としても生き残っていけると考えています。
弊社には、その会社でしか通用しないような振る舞い・テクニックの習得に勤しむ上司・先輩エンジニアはいません。皆それぞれに技術的な課題の解決や目標に向かって邁進しています。 弊社のメンバはどこの会社に行ってもそれなりに元気に楽しくやっていけるエンジニアばかりだと思います(笑)。
上にも書きましたが、現在の COLTVOX はある程度経験を重ねたメンバばかりになってきています。今後は私よりも少し下の世代となる 20代~30代前半の方々に是非加わって頂き、どこでもやっていけるスキルを持つエンジニアの数を増やして会社としてさらに強く成長したいと考えています。 (もちろん私個人も日々成長中です!)
■ 自身の経験から見た他社との比較 あくまで私の経験の中での話になってしまいますが、COLTVOX は他社と比べて人間関係や風土などにより物事がうまく進まないという事はまず無いと思います。 この理由は、本質的価値創造という考え方が根付いているからだと考えています。 その会社でしか通用しないような処世術に関心を持つメンバがいない為、互いに対等であり、自分の意見をしっかりと持っていないとそもそもコミュニケーションが成立しません。
是非 COLTVOX で共に働く仲間となった際には、組織の空気なんかは一切読まずに、時代の空気を感じつつ、どこででも通用するようなスキルの向上・獲得に純粋に取り組んで頂ければと思います。
今後どういうことをしていきたいか
現在開発中の自社サービスをしっかりとリリースし、弊社ビジネスの柱の一本となるようにしっかり育てて行きたいです。 その為にも共に成長できるメンバを増やしていきたいです。 特にフロントエンド・エンジニア(あるいは目指している方)には是非ともプロジェクトに参加して頂きたいと考えています。
技術的な部分について少し具体的に書いておきます。 プログラム言語としては、Ruby on Rails, JavaScript, HTML5 での開発が多い です。(Delphi など従来の Windows アプリケーション案件も多く存在します) 個人的には今後自社サービスには NoSQL を積極的に採用して行きたいと考えて います。こうした技術の経験がある方はもちろんですが、特に経験が無い方であっても「勉強しまくっていつかはスペシャリストに」という気持ちがあれば全く問題ありません。日々新しい技術が生まれる状況ですので「経験の有無」よりも「興味を持って継続的に技術向上・習得に努めることができるかどうか」の方が重要だと考えています。 現メンバも日々新しい技術について勉強しながら、少しでもより良いサービスをお客様に提供すべく努力しています。共に学び成長したいという意思を強く持っている方を待っています。
IT 業界では、一般的に WEB 系やゲーム系に比べて我々エンタープライズ系はど うしても枯れた技術をずっと採用し続けるイメージがあるかと思います。 当然お客様要望や要件によっては、安定した稼働実績豊富なアーキテクチャを求められる場合もありますが、弊社ではメリット・デメリットもお客様にご説明しご理解を得ながら適材適所となる技術を前例にとらわれずに今後も積極的に採用し続けて行きます。
今後どういう方向にプロジェクトを進めるかを自分で決定することができる会社です。 あなたの知識・経験あるいは興味を是非弊社に持ち込んで頂ければと思います。