拓殖大学が主催する 後藤新平・新渡戸稲造記念「第24回 全国高校生・留学生作文コンクール2022」で、行知学園日本語学校に在籍する楊芷欣(ヨウシキン)さんが奨励賞を受賞しました。
今年のテーマは「新しい時代のボーダーレス」で、多様性が叫ばれている現代。国境、性別、仮想現実など新しい時代のボーダー、ボーダーレスについて、SDGsの観点から考えるというものでした。全応募者は1778名。留学生の部223名の内、マレーシア、ウズペキスタン、韓国、フランス、中国の留学生、計21名が入賞を果たしました。
▼ 応募の流れ・きっかけ(超級Ⅱレベル担当教務:近藤)
例年通り拓殖大学から応募書類が届き、コロナ禍ではありましたが、対面授業を再開したことから応募してはどうかと思い、担当クラスで声をかけ、楊さんのみが応募原稿を出してきました。推敲を重ね、本人の頑張りもあって応募にいたりました。
▼ 結果
10月7日(金)拓殖大学広報室より、楊芷欣さんの『共生へ向かって』が留学生の部で「奨励賞」を受賞したという報告を受けました。
▼ 表彰式
日 時:2020年10月30日(日)10:30~12:00
会 場:拓殖大学文京キャンパス 後藤新平・新渡戸稲造記念講堂
奨励賞の賞状、副賞として1万円の図書カードをいただきました。
<審査員講評抜粋>
自身の体験に基づく新しい発想や着眼点に目を引いた作品が多かったです。 高校生や留学生の中での新しい視点に立って、これからの社会でどう生かしていくべきかを、いきいきとした内容が多く、これまでにない選考の大変さを経験しました。
<指導担当 近藤先生所感>
初稿は、少し言葉が足らず意味の通りにくいところもあったので、加筆し段落を整理、また、できるだけ実体験に基づいて提言できるように助言しました。途中受験もありましたが、諦めることなく書き上げ、応募できたことは本人の努力の賜物だと思います。今回、受賞できて本当に良かったと思います。おめでとう!
<楊芷欣さん感想>
ボーダーレスというテーマは、私が将来研究したい共生社会学にも深い関係があるので、自分が日常生活の中で観察した現象について書きました。 今回奨励賞を受賞できたのは、ご指導いただいた近藤先生ほか、諸先生方のおかげです。将来、共生社会の実現に貢献できる社会研究者になるため、更に学びを深めていきたいと考えています。
<楊芷欣さんについて>
楊芷欣さんは、俊足を生かしバスケットボール選手としても活躍、高校時代には、英語の演劇「オリエント急行殺人事件」の監督として、およそ100名の学生に演劇指導をした経験を持っています。 将来的には、社会階層における様々な格差の解消に尽力すべく「行動する社会学者」を 目指すパワーあふれる学生です。