プロフィール
今野 花梨(こんの かりん):筑波大学国際関係学専攻を経て、2022年3月にCLPのインターン2期生として入社。オランダのアムステルダム大学院ロースクールの国際公法コースに通い、国際裁判、貿易法、移民法などを専門とし、法律家を志す。高校生の頃から飲食・ホテル・教育・イベント・翻訳など様々な仕事に携わってきた。CLPでは、高い英語力、多様な経験で身に着けたスキルを活かしてウイスキー・カスク・インベストメント事業の下支えを行う。
知らないからこそ、挑戦してみたい
―インターンを始めたきっかけは何ですか?
環境を変え、自分の視野を広げるためです。学部卒業から大学院入学まで6か月の期間があったので、大学院の準備と塾講師の仕事の傍ら、インターンに挑戦しました。
また、学部時代の研究は楽しかったのですが、抽象的な議論ばかりを続けると、自分の感覚が世間一般のものと離れていっているように感じました。大学院に入る前に、地に足をつけ直したい、自分の知らない世界を見てみたいと思ったのです。そのため、ビジネスの場に身を置くことが最適だと考えました。
―数あるインターンの求人から、CLPを選んだのは何故でしょうか?
上記の理由から、インターン先では自分の専門分野から離れて新しい分野に挑戦したいと思っていました。
中でも金融業界に興味を持ったのは、最も苦手意識があったからです。お金のことを考えるだけで胃が痛くなるし、資産運用もどこか遠い話のように感じていました。しかし、その重要性は理解していましたし、「迷ったら、勇気のいる方へ」という自分のモットーに基づいて、CLPに応募しました。
また、CLPの面接は変わった質問ばかりで、自分のことを深く知ろうとしてくれていることが伝わり、自信を持って選択できました。
海外と日本の懸け橋として、メンバーを支える
オランダのチューリップ園
―今野さんは最初の5か月は出社、その後10か月はオンラインで業務をされていますが、どのようなことに取り組んでいますか?
私たちインターンチームは、CLPの新規事業「ウイスキー・カスク・インベストメント事業部」を担当しています。社員から振られるタスクも多くありますが、自分たちで必要な仕事を考え、創り出すという意識があります。
業務内容は多岐にわたります。メディア運営、マーケティング、広報、営業、イベント運営、採用など、認知度が高まるにつれて規模も拡大しています。
私自身は最初に様々な業務に挑戦しました。その中で自分の得意な分野を見つけ、オンラインへの移行をきっかけにサポート業務に専念することになりました。私が担当している主な業務は以下の通りです。
①海外市場の調査
各社が発表している市場レポートや各国の法整備、海外ニュースの分析を担当しています。即日性の高いウィークリーレポートや、それを発展させたマンスリーレポートを作成し、社内で共有しています。作成した報告書は商談で活用したり、弊社オウンドメディアで記事化して公開しています。
②海外とのやり取りのサポート
弊社では、スコットランドを中心に、各国のウイスキー関係者とコネクションを持っています。特に、世界のウイスキーイベントやBarを取材する機会が多いです。その際には、英語記事の確認作業や、通訳・翻訳者としてサポートを担当しています。ヨーロッパにいるという地理的な強みを活かし、私自身が取材や営業を担当することもあります。
③デザイン
昔から趣味でグラフィックデザインの勉強をしていたことを伝えると、事業のパンフレットや資料作成を任せてもらえるようになりました。自分たちの理念を「伝えたい」という気持ちが形になることは、とても嬉しいです。
本気で打ち込める、成長機会が溢れる場所
―会社の雰囲気や環境について教えて下さい。
率直に、働くことを楽しく感じられる環境です。CLPではインターン生であっても、お客さんではなく会社のメンバーとして扱ってくれるので、こちらとしても遠慮なく本気で打ち込めます。
基本的にインターンの担当である電話や来客対応に加え、出張なども経験できる機会が多くあります。社員の方々は手間を惜しまず指導をしてくれますが、オフィスを共有することで自然と「見て学ぶ」ことができ、非常にありがたいです。
一方でインターン生という立場上、学業も応援してくれる理解ある環境です。忙しくても、自分の状況の共有を含め、タイムマネジメントのスキルが身に着いているのを実感します。
私がオランダに留学した際も、「頑張れ」「いつでも帰っておいで」といった暖かいメッセージをいただき、ここが私にとって大切な場所であることを感じました。
「伝える力」、そして、自分自身を知ること
―CLPのインターンを通して、変わったことはありますか?
自分自身の能力を引き出すことが上手くなりました。
以前は自分のスキルや得意分野を明確に表現することが難しく、他人にアピールする自信がありませんでした。上には上がいますし、特別なことでもないと思っていたんですね。しかし、CLPでの経験を通じて、語学、海外とのコミュニケーション、情報収集・分析、プレゼンテーション、接客、イベント運営など、自分のために身に着けてきたスキルが、誰かの役に立てることに気づきました。これは、自分にとって有意義な発見でした。
それからは、仕事やプライベートの両面で新しいことに挑戦する際、単なる作業ではなく自分の力や知識を向上させるよう、取り組み方に意識を向けるようになりました。それだけでなく、得意を知ることは逆もまた然りで、自分の苦手部分を受け止め、前向きに取り組むことができるようになりました。
最後に、「伝える力」の重要性に気づくことができました。CLPが主催した「ウイスキーサミット西軽井沢2022」の運営責任者を担当した際、工藤社長の働き方を間近で見る機会が多くありました。この経験から、人を動かす「伝える力」とは何かを学び、自分自身も相手や状況に合わせた説明の仕方や、言葉遣いに気を付けるようになりました。これは、私生活においても非常に大切なスキルであると感じています。
ウイスキーサミット西軽井沢2022:左から、ゲストの德川家広氏、竹鶴孝太郎氏、オラ・ロパトフスカ氏。奥のバーカウンターにはBar REMマスターの橋脇正彦氏。
―CLPのインターンは、どういう方に向いていると思いますか?
多角的な経験、スキルを得たいという方に向いています。業務委託でも社員でも、お客様から見れば同じ会社のメンバーです。プロとしての自覚を持ち、考え抜いて打ち込める人は、特に輝ける場所だと思います。
加えて、自らアイデアを出し、実行に移せる方も重宝されますので、ぜひ、学生のうちから本気で仕事を経験してみたいという方には、CLPのインターンシップがとてもおすすめです。