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アダプティブラーニングは未来の学校現場で不可欠なもの、情報技術の力を有効活用して教育界の常識を変えていきたい[社員インタビュー vol.8:加藤 涼さん]

みなさま、こんにちは。

Classiでは四半期に一回、社内報【times-Classi】を発行しています。
【times-Classi】では、さまざまな社員インタビューを通して、仕事への向き合い方やチームで働く際のtipsをシェアしています。

これまでは社内公開のみでしたが、みなさんにぜひメンバーの仕事への想いやカルチャーについて知っていただきたく、一部インタビューを公開いたします。

第八弾は、プロダクトマネジメント部の加藤 涼さんのインタビュー(2022年9月時点)です!


ーこれまでのご経歴を教えてください。

元々ソフトバンクの新規事業開発室という部署にいました。そこの部長が理啓さん(※1)、課長が宮尾さん(※2)です。我々のチームは教育業界で新しい事業の立ち上げを担当し、Classi立ち上げから関わっています。

(※1)代表取締役社長
(※2)現プロダクトマネジメント部の部長

ー今年5月にCALE(※3)が無事リリースされました。ここに至るまでのお話をお聞かせください。

道のりは長かったですね。まずざっくりお伝えします。
創業当初からアダプティブラーニング(以下、AL)をやっていくぞ!という話は上がっていました。

*   *   *
〇 AL開発について企画スタート
 →1年後ににKnewtonとの連携開始

〇ALエンジンの内製化に向けデータAI部の前身となるような組織を立ち上げ
 →当時のデータ担当の責任者の人から
 「エンジンを作る前に、まずデータを活用するための環境整備が必要」と提案があり開発中断

〇Classiの強みであるベネッセのアセスメントデータを活用した
 独自のALエンジンを目指し、再度内製化を開始
 →2020年にインシデントが発生。再び開発中断
*   *   *

(※3)CALEとは
2022年5月にリリースされたClassi独自のアダプティブラーニングエンジン
「Classi Adaptive Learning Engine」の略称



ーインシデント当時のお気持ちを教えてください。

会社の状況を考えたら納得はできましたが、酷くがっかりもしました。このままだとCALEは一生リリースできなくなるのではと不安を感じましたね。

一方で、ALは未来の学校現場で不可欠なものだと、本気で信じていました。情報技術の力を有効に活用できれば教育界の常識を変えることができる。CALEについては開発当初から携わっていて愛着もあったので、絶対に自分たちの手で実現させたいという強い熱意がありました。

だからCALE開発の優先順位を下げることはあっても止めるつもりはなかったです。遅らせている間にもどんどん競合がでてきている。次にまた開発を再開するときにすぐに動き出せるよう、CALEの火を絶やさないようにするのが僕のやるべきことだと考えていました。

ーチームのみなさんとはどういったコミュニケーションをとられましたか?

データAIのメンバーはすごく落ち込んでいましたね。開発のメンバーは、ALエンジンを自分たちの手で開発したいという気持ちと、すぐにプロダクトの品質を最低限のラインまであげたいという気持ちとの間で揺れていました。

僕からはとにかく最優先事項である再建に力をいれつつ、一方でALエンジン開発の火は消さないようにしよう、というメッセージを伝え続けました。再建はとても重要ですが、でもそれだけではマイナスがゼロになるだけです。プロダクトチームとしては顧客に価値を提供できるようなプラスをつくっていく必要がある、CALE開発の優先順位が上がった時に備えて準備をしていこうという話を根気強くしていった記憶があります。当時のメンバーはもうCALEを続けられないと思っていた人も多かったので、続けていく意思を伝えると「すごくほっとした」と言ってもらえました。

ーその後本格リリースに向け再始動してからのお話を伺えますか。

2022年5月のリリースを目指し、チームが再び動き出します。再建と同時並行で行わなければならない中、人でも足りなかったので常にスケジュールに追われていました。

また、ビジネス観点と、プロダクト観点のすり合わせが難しい局面や、退職者が立て続き厳しい局面もありました。その度議論を重ね知恵を絞り、切り抜けることが出来た経験はチームにとっても自信になったのではと感じています。

みんなの頑張りの結果、無事に今年5月に正式リリースを迎えています。ユーザーからポジティブな反応をたくさんいただき、KPIを想定より速いペースで達成することができ、やってよかったなと心から思いました。

ーチームで困難を乗り越えていくために大切なことはなんでしょう?

やり遂げるためには熱意が必要です。そして絶えず熱意をもつためには自分たちの活動がお客様のためになるというのを実感できる機会が必要だと思います。そのためには内輪にとどまらずにお客様の声を聞き、社内外に伝えていくことが重要です。

もちろんネガティブなご意見もたくさんいただきます。でも、それはプロダクトをよくしていくための伸びしろとしてとらえたいですね。自分たちがやってきたことを間違っていたとか卑屈になったり責めたりせず、ここをよくしていこう、となれるのがよいチームであり、それを引っ張るのがリーダーの役割だと思います。

ーCALEの今後の展望を教えてください。

独自性を発揮しつつ、よりきめ細やかな個別最適な学びが提供できるようになりたいですね。CALEが広がっていくことで、これまでどうやって勉強をすればいいかわからなかったという子どもたちに達成感と成長を感じられる学びの機会を提供できるようになります。

また、「もっと生徒と向き合いたいけど忙しい」先生の見方になれたらいいなと思います。学校現場に価値を提供しながら、ユーザーを広げていくことが目標ですね。

ー最後に一言お願いします!

チームの粘り強さに本当に感謝しています。厳しい状況の中、みんな不安やストレスもたくさんあったと思います。けどそんな状況の中、それぞれの持ち場でぎりぎりまで粘り通し、チャレンジしてくれたと心底感じることができました。

ここからは学習トレーニング(※4)も含めて、よりユーザーに価値を提供できるプロダクトに育てていくフェーズになります。

ユーザーからたくさんフィードバックをいただき、プロダクトに反映して成長させていけるよう、チームも私も邁進していきたいですね。

(※4)Classiの学習機能

今後も社員インタビューを発信していきますので、ぜひチェックしてみてください!

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