プロダクト部の本間です。re:Invent会場内のコワーキングスペースで、本記事を書いています。
Classiでは、今年の6月に弊社iOSエンジニアの榎本が、 WWDC18参加レポート という形で、アメリカ出張に参加していました。参加報告の最後の文言に、
Classiではこのような国内外のカンファレンスへの参加を奨励する文化があります。アンテナを高くして、新しい技術をキャッチアップしたいエンジニアの方を歓迎します。 という記載があったので、
「iOSエンジニアが海外に行くなら、社内のAWSエンジニアもAWSのグローバルユーザーカンファレンスであるre:Inventに参加しなければならないのでは?」
と社内で相談してみたら、11/26~11/30に開催された毎年恒例のre:Inventに参加することができました。 ということで、現地の写真を中心に、会場の臨場感を伝えられればと思います。なお、セッションの詳細や技術系の内容は、ぼっちでの参加で拾いきれなかったため、内容少なめです><
ラスベガスはあらゆるものがとても大きい 会場(ホテル)の規模感 re:Inventの会場になっているVenetianホテルの内装です。ホテルの規模感が伝わりますでしょうか。写真のような奥行きなので、ホテルの出口まで歩くだけでも結構大変で、慣れない最初の2日間はホテルを出るまでに20分ぐらいかかる状態でした。ちなみに、このようなホテルが7会場あるので、セッションを渡り歩くだけでもかなり疲れます。
各ホテル間の規模感 ホテルの全景を収めようにも、ホテルが大きすぎて収まらなかったのですが、ホテルの外観はこんな感じです。これぐらいの規模のホテルがラスベガス内7箇所に点在しているため、ホテル間の移動はre:Invent期間中に運行している、シャトルバスを使って移動するのが圧倒的に楽です。シャトルバスの待ち時間も5分から10分並べば、Aria-Venetian間を徒歩40分以上かかるところを15分程度の乗車に短縮することができ、かなり体力ゲージを温存することができます。
私自身、AWS Summit Tokyoには何度か参加しているのですが、「品川のグランドプリンスホテル新高輪ぐらいの規模かなー」ぐらいの感覚でホテル間の移動を考えると、確実にセッションに間に合いません。私の場合、現地に到着してから、2日目以降の参加セッションを完全に組み直すことになりました...。
ちなみに、現地で複数人に聞いた限りだと、今年のシャトルバスは本数も多くて、2017年に比べると、圧倒的に改善されていたとのこと。
re:Inventの参加風景 入場受付 写真の列に並んで、まずは自分自身の顔写真が貼り付けられたIDカードを受け取ります。その後、SWAGブースに行って、re:Inventのパーカーを受け取ります。私は参加登録のスタートダッシュに出遅れてしまったため、在庫が大きめのサイズしか残っていませんでした。開場のタイミングで入場した人は、ちゃんと自分のサイズに会っているパーカーをもらえたそうです。
Worldwide Public Sector Breakfast Classiは学校向けのサービスを提供していることもあり、世界各国の公共系でAWSを利用している人たちが集まって朝食を食べるセッションがあったので、こちらにも参加してきました。今回のre:Inventの中でも、技術系のトピックよりは事例ベースで、技術系のセッションを中心に参加している自分としては新鮮なセッションでした。
ちなみに、セッション最後のスライドで日本語での挨拶が入っていなかったので、日本でAWSの公共利用はまだまだ利用が少ないのかなと感じました。来年、日本でももっと導入事例が増えているといいなあ。
Keynote Andy JassyやWerner Vogels発表から次々に発表される新サービスや機能アップデート。最初は一つずつの内容を社内Slackへ報告していましたが、途中からあまりにも多すぎて、BlackBeltやブログ会社様の内容を共有するという方針に切り替えました。プレビュー段階のサービスもあったりしますが、Classi内でも使えそうな機能がたくさん出てきたので、こちらは改めて検証してみたいなと感じました。毎年、これだけユーザーをワクワクさせる機能を出してくるAWSは、本当に凄いなと。
ちなみに、Keynoteの会場キャパシティとしては、1万人以上の人間を詰め込める場所の模様でしたが、それだけ人が集まると、会場は大分wifiが不安定でした。そんな会場から溢れた人でも基調講演が聞けるように、会場横の参加登録ブースなどで同時中継も行っていました。卓球台に座ったり、ビーズクッションに寝転びながら基調講演を聞くという、なかなかのフリーダムっぷりがよかったです。
Expo(企業展示ブース) 日本でも有名な企業もあれば、聞いたこともない企業もあったり、ブースで他の製品との違いを熱く語ってくれる人もいれば、来場者に話しかけるよりは黙々と作業をしているだけのブースもあったり。ノベルティとしては、Tシャツや靴下、ステッカーが中心で、日本へのお土産はここで大分準備できると思います。
認定者ラウンジ AWS Summit Tokyoでもおなじみの認定者ラウンジですが、re:Invent会場にもありました。コーヒーや軽食が準備されているだけでなく、認定者用のノベルティも準備されていて、非常に満足感を感じることができるブースに仕上がっていました。
写真はVR空間でのAWSのアーキテクチャ設置というトレーニング風景です。AWSもかなりサービスが複雑化してきたので、単にスライドの説明をするよりは、こうして複雑なアーキテクチャはVR空間上でのトレーニングを行って、まずはイメージを作ってもらう。このような体験型の研修アプローチは、Classiが教育系のサービスを提供していることもあり、ちょっと気になるコンテンツでした。
DeepRacer League 今回のre:Invent発表で異質な発表は、おそらくAWS Ground StationとAWS DeepRacerの2強ではないでしょうか。DeepRacerのレース大会を行っていたので、私も参加してみたのですが、AWSのスタッフさんに頻繁にマシンの軌道修正をマンパワーで行っていただき、何とか完走できた状態でした。そのため、記録は手動修正でも50sec近くかかったので、翌日の本戦への記録には遠く及ばない結果でした。来年には、また世界大会があるみたいなので、興味がある方はぜひ来年に向けて腕を磨いておきましょう。
re:Play(カンファレンス最終日のお祭り) 最後はre:Invent最後のイベントであるre:Playの風景です。実は、今回参加するまでre:Playの空気を全然知らずにre:Inventに参加してきました。「AWSってエンジニアのイベントでしょ?皆大人しいんじゃないの?」と思っている方は多いと思うのですが、最後のクラブイベントのど真ん中にまで入ってみたのですが、そんな大人しさは一切なく、本当にエネルギッシュなイベントでした。この熱量は国内の技術系カンファレンスで体験したことがない内容で、翌日には耳が遠くなるぐらいの盛り上がりっぷりでした。
まとめ re:Inventに参加してみて 率直な感想として、すごく楽しかったです。私もAWSを触りはじめて7年以上になりますが、「いつか行ってみたい」と思っていたイベントだっただけに、今回初めて参加することができて、本当にいい経験で刺激になったなと。
出発時は、ぼっちでの参加でドキドキしてましたが、JAWS-UG関連の知人にも何人かご挨拶できたり、現地で知り合った方とあの発表はどうだとか、re:Playのクラブイベントで盛り上がったり。可能であれば、来年はClassiとして複数人での参加ができればとよいなーと思います。
もし、もっと今年のre:Inventの雰囲気とか聞いてみたい方は、12/7(金)にメドレーさんと共同開催を行う、Real Tech Night #3 の懇親会でも私を捕まえていただければと。
以上、本間から現地ラスベガスからの実況報告でした。