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【代表インタビュー】大海原へこぎ出すサイファー号のように、新たなビジネスチャンスに挑みたい

私たちサイファーは、長年の企業活動を通じて、ITコンサルティング、システム設計・開発・運用まで幅広く構築し、デジタル時代に貢献してきました。「ラボ型開発」にも力を入れる当社では、渋谷本社に開発室を設け、デジタル人材の育成に積極的に取り組んでいます。


今回は代表取締役の藤原社長にインタビューを実施。サイファーの事業における強みや、今後の展望などを伺いました。


【プロフィール】

藤原 雅生:代表取締役社長


自社サービスの開発経験がサイファーのDNAに

――まずは藤原社長がIT業界と接点を持ったきっかけを教えてください。

社会人としてのスタートは別の業界で営業職に就いたのですが、元々趣味でプログラミングを行っていたこともあり、ITの世界に興味を持つように。当時はWindows 3.1が出はじめた時代で、インターネットも存在しない環境でした。書籍を通じて独学でプログラミングを学び、最初は組み込み系のシステム開発業務に携わりました。


その後、オープン系システムのエンジニアにキャリアチェンジをし、食品メーカーの社内システム構築などに従事。さらに、お客様常駐型のSEとしてさまざまな案件に関わりました。


――サイファーを創業したのはなぜですか?

仲間たちとともに、もっと大きなビジネスに挑戦したいと考えたからです。当社はまさにインターネットの黎明期である1999年に、これまで一緒に仕事をしていた4〜5名の仲間と立ち上げた会社です。


社名の「サイファー」は”暗号”の意味を持ちます。新たなテクノロジーという暗号を解読し、ビジネスに変えて社会貢献できる会社を作りたいとの思いがありました。


――創業当初はどのようなビジネスを展開していたのですか?

システム開発の受託案件を中心とした事業を展開しつつ、自社サービスの開発も行っていました。例えば、南米のテレビ局の放映権を買い取り、日本国内で配信するサービスがその1つです。

本サービスを開発した背景には、私自身がスペイン語を勉強していたことと、南米出身の友人たちが母国のエンターテイメントやニュースを見る際に不便な環境であったことが挙げられます。今でこそオンデマンドの配信サービスはたくさんありますが、当時インターネットを介したコンテンツ配信サービスはまったくのブルーオーシャンでした。課金システムなども自分たちで構築し、仕組みを整えた結果、会員数も増え在日外国人の方々にも喜んでいただくことができました。


現在は終了しているサービスですが、開発会社にも関わらず、自分たちでエンターテイメントのサービスを提供できたという成功体験が今でも会社のDNAになっています。



社内の開発室で技術を学べる環境が強み

――現在の事業展開について教えてください。

システムインテグレーション事業、プロダクトソリューション事業、コンサルティング事業の3つを軸に展開しています。なかでも特徴的なのが、「ラボ型」のシステムイテグレーションに力を入れている点です。


例えば、コロナ前から長く受託している「QRコード決済システム」の開発案件などがその一例です。本案件を軸に、AWSの保守チームや、外資系ERPの専門チームを社内に作るなど、積極的に開発リソースを蓄積しています。


現在は渋谷の本社ビルに複数のフロアを借り、新卒社員たちが先輩エンジニアから技術を学べる環境を整えています。つまり、いきなりお客様先に行くのではなく、社内の先輩とのコミュニケーションを通じて技術を習得できるため、成長スピードが早く帰属意識も高まりやすいというメリットがあります。


これらの技術力をご評価いただいた結果、大手企業や官公庁をはじめとするさまざまなお客様とお取引をいただいている点が大きな強みです。


――なるほど。技術面においては、どのような特徴がありますか?

Web系アプリケーションについては、ネットワークからクラウドまで多岐にわたる領域を網羅できる点が強みです。また、開発言語やアーキテクチャもほぼすべてをカバーしていますし、フルスタックでオールマイティに対応できるエンジニアたちが存在する点も特徴的ですね。


ミッションはデジタル人材を見つけ、育てること

――サイファーでは「共に、ビジネス・チャンスの可能性を探り、新たな価値を創造します。」という企業理念を掲げています。この言葉にはどのような思いが込められていますか?

先ほどもお話ししたように、当社の原点は「外国人向け動画配信サービス」の開発に代表される社内ベンチャービジネスです。ぜひ今の若手メンバーにも、当時のようなビジネスチャンスをキャッチアップしてほしいと考えています。


特に今後はWeb3.0やブロックチェーン技術、生成AIと組み合わせたソリューションなどが主流となるでしょう。それらのビジネスに取り組める会社にしていきたいと考えていますし、そのためにも私自身が「デジタル人材を見つけ、育てていくこと」を目指しています。


――行動指針では、「私たちは、お客様との信頼を積み重ねるため、全力を尽くします。」「私たちは、プロフェッショナルとして、つねに向上心を持ち続けます。」「私たちは、社員の公私共の幸せを大切にします。」という3つの言葉を掲げています。

当社は25年にわたり常にプロフェッショナルとしての姿勢を持ちながら事業を展開し、お客様の信頼を獲得してきました。今後もそのための努力は惜しみませんし、メンバーたちが公私ともに幸せである状態を追求したいと考えています。


新しくジョインされる方々も、サイファーの一員として仲間を大事に思い、後輩を育成しつつお客様にも感謝される状態を目指してほしいですね。


――今後の展望を教えてください。

創業から25年経ち、新たなスタートを切るステージが訪れていると感じます。まずは現在のシステム開発事業をベースにしつつ、最新の技術を取り入れながらお客様のニーズに応えられるサービスを提供していきます。そのうえで、自分たちでもサービスを開発し、新しい世代のメンバーたちがシステムを通して社会貢献できる世界を創りたいと考えています。


そのために、新卒・中途を問わず、チャレンジしてみたいという人たちを1人でも多く採用すること。さらに、世の中に価値を提供できるデジタル人材を1人でも多く育成することを目標としています。



ジョブローテーション制度の確立により、多様なキャリアの選択が可能に

――今後の展望を実現するにあたって、どのような人材の入社を期待しますか?

技術力を磨きつつ、自身の強みを活かしながら取り組んでいただける方ですね。仕事に自信を持つためには、まずは頑張って技術を身に付ける必要があります。ただ、その先は技術を突き詰めるキャリアもあれば、マネジメントに進むキャリアなど、複数の選択肢があります。当社ではさまざまなポジションを用意していますので、ぜひ自らの強みを活かせるキャリアを見つけてもらいたいと思っています。


もちろん、技術を習得するうえではモチベーションが求められますし、困難に直面する場面も訪れるでしょう。当社のメンバーたちは、そのような状況もポジティブに乗り越えられるマインドを持った人が多いかもしれません。つまり、”謎”が解け、次に進むプロセスに、受け身ではなく自分ごととして関われる人たちです。一人前のエンジニアになるためのサポートは積極的に行いますので、ポジティブなマインドを持った方に来ていただけたら嬉しいです。


――「一人前のエンジニアになるためのサポート」というお話がありましたが、具体的にどのような育成体系を設けていますか?

当社に入社後は、まず3か月間の外部研修を通じてプログラミングの基礎を学び、Javaの資格を取得いただきます。研修が終了し業務が始まったあとは、先輩社員とのOJTがスタートします。いきなりお客様先に常駐することはなく、まずは仕事の型も含めて本社で技術をしっかりと身に付けていただきます。


その後も各場面に応じて、さまざまな研修を用意しています。当社のシステム開発においては会計の知識も求められるため、最近では簿記2級の取得に向けた研修も実施したりしていますね。


また、2024年の春から本格的にジョブローテーション制度を取り入れました。数か月ごとに上長が面談をしたり、違うチームの上長がクロスでヒアリングを行うことで、各自に合った技術を習得する環境を提供するようにしています。


――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします!

当社は1999年に創業し、最初は小さな船で出航しました。25年が経った昨年、「サイファー号」という船を会社で購入したんです。当社には私も含め、小型船舶免許を持っているメンバーが数名います。3か月間の外部研修終了後には、船が停泊しているマリーナでBBQを行い、その後当社のメンバーの操縦のもとサイファー号でレインボーブリッジを見に行くというイベントを実施しています。


新たな大海原に向けて歩みを進める。そんな思いを、新しく入社するみなさんにも感じていただけたら嬉しいなと思っています。

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