■ソフトバンクと米国創業Cinara USとのジョイントベンチャー
Cinarra System Japan(以下、Cinarra JP)は、2015年に米国カリフォルニア州に本社を持つCinarra
inc(以下、Cinarra US)と、当時ソフトバンクモバイルのジョイントベンチャーとして設立された、外資系デジタルマーケティングカンパニーです。
(2020年Cinarra USはソフトバンクに全株式を譲渡、現在はソフトバンク子会社です)
■携帯キャリアデータと位置情報を活用した、マーケティングプラットフォームを提供
広告主がこれまで解決できなかった消費者の"生活パターン"に基づいた、
広告配信・分析を可能とするマーケティングプラットフォームを提供しています。
具体的には4つのソリューションを提供しています。
<動画解説>
https://liiga.me/companies/4294
(1)Real People
キャリアデータ(デモグラ・オフライン行動データ)を切り口にしたターゲティング広告です。
例えば、居酒屋によく行く女性20代にカクテルの広告を打ち出したいとします。
狙ったユーザーに該当の広告を配信でき、より確度の高いプロモーションが可能になります。
(2)Venue Vitalics
店舗来店者の計測が行える分析ツールです。
Wi-Fi設置した店舗に来店した方の属性(性別、年代、行動パターン)が計測ができます。
ペルソナセグメントは多数存在し、詳細な来店者の分析が可能です。
(3)Real Sight
デジタル広告からの来店計測ができる分析ツールです。
Cinarra経由の広告だけでなく「他社の広告媒体」からの来店計測も可能となっています。
(4)Vital Sight
Webサイトからの来店計測ができる分析ツールです。
Webサイトのどのページを見て来店したのか、来店した後にサイト訪問があったのか分析が可能です。
■世界有数の高度な専門技術力を有し、模倣が困難なプロダクト設計
様々な制約のあるキャリアデータを、十分かつ高精度に配慮されたプライバシーデザインのもと、マーケティングデータとして取り扱い可能な技術力を持つ企業は、世界を見渡しても片手で数えられる程度です。
プロダクトの特徴としては2つあります。
(1)キャリアデータを基盤とした事業モデル
キャリアデータを利活用できる、国内でも数少ないマーケティングプラットフォームです。
日本国内では2010年頃からマーケティングツールが増え始め、
デジタルマーケティング業界ではこれまで、累計500を超えるツールが生まれてきたと言われています。先端産業であるため、技術やルールの移り変わりが早い中、生き残る会社はごく一握りです。
Cinarra JPが創業した2015年、創業企業は多くありましたが現存する会社はほとんどありません。
創業時から、キャリアデータを活用する権利を得た、選ばれたプロダクトがCinarraです。
(2)グローバル水準でも圧倒的に高い技術力
キャリアデータを情報源とした利活用するためのデータの生成は、高度な技術が求められるため、世界でも数社しかその技術を持ち合わせていません。
アメリカ カリフォルニア州で生まれたCinarraは、世界最大のネットワーク機器開発企業であるCisco Systemsの元CTOが持つ高い技術力を起源に立ち上がりました。
つまり、この領域における世界最高峰の技術者だからこそ出来たプロダクト設計となっています。
<その他事例>
https://cinarra.co.jp/case/