皆さんこんにちは!
チエル採用担当の竹迫です。
今回は新人座談会第2弾として、チエルの営業3名にインタビューした様子をご紹介します。
【前回の新人座談会第1弾:開発編もあわせてご覧ください!】
2022年入社で、チエルにたどり着いた経緯が異なる営業の3人。どんな思いで就活に挑んだか? 実際に働いてみてどう感じているか?大学時代のエピソードから、チエルを志望したきっかけ、業務内容、就活でのアドバイスまで、幅広く語り合っていただきました。
この記事を読んでチエルに興味を持っていただけると嬉しいです。
学び方の仕組みをつくる仕事なら全国の子供たちの教育にかかわれる
──大学時代に学んでいたことや夢中になっていたことを教えてください。
Sさん:大学進学を機に島根県から上京し、人間学群心理学類で人間の心や行動についての研究をしていました。大学では小中学生の頃に続けていたバレーボール部に所属し、キャプテンを務めました。小学校時代は県で2位の実力校にいました。中学校でキャプテンを任されたときは強いチームにすることに全力投球でした。
でも、大学では部員の半分が初心者。初めてバレーボールをする人が置いてけぼりにならないよう積極的に話しかけたり、経験者と初心者の両方が満足できるような練習メニューを考えたり、実力や経験の違うメンバーをまとめる“統率力”が身についたと感じます。
Iさん:神奈川県出身で、大学も同じく関東圏です。英語英文学科を専攻し、英語学と英語教育学を学んでいました。サークルは軽音楽に所属し、主にギターが担当でした。
高校時代にお小遣いで買ったギターにハマり、1人でひっそりと練習するのが当時の楽しみでした。中高生の頃はテニス部に入っていましたが、他の人と音を合わせる経験もしてみたいと大学ではいろんな人とバンドを組むことに。自分がこれまで聞いてこなかったジャンルの曲を聴くきっかけになったり、ほかの楽器を演奏する機会があったり、音楽にどっぷり浸かった大学生活でした。
Tさん:北海道出身で、高校時代から教育について興味があったので関東の教育学に実績がある大学に進学しました。バスケットボールと演劇のサークルに所属していましたが、やはり力を入れていたのは学業でしょうか。
私が入ったのは、日本の中でも数少ない国際バカロレア(IB、国際的な教育プログラム)について学ぶことができる学部でした。IBの教員資格は教員免許ではないので日本の公立校では教えられませんが、インターナショナルスクール等、IBのプログラムを取り入れている一部学校では先生として働けるめずらしい資格でもあります。
大学2年生のときには、海外の教育システムを学ぶプログラムに参加し、デンマークへ留学。福祉や教育に力を入れていることで有名な北欧に半年間住み、世界トップクラスの教育制度や福祉の充実度を学べたのは貴重な経験になりました。
──就活の軸にしていたことは何ですか? 最初から教育関係に絞っていましたか?
Tさん:大学入学時から教師志望で教職課程も履修していました。教育実習で学校現場を間近で見て、あまりにも日本の先生が忙しすぎる姿が忘れられず……。北欧の世界水準の教育観に触れ教育ICTの最前線を知ってしまったことで、自分のキャパシティでは日本で教師として教壇に立ち続けるのは厳しいと感じ始めるようになったのです。
日本が1人1台端末での学びを推進するGIGAスクール構想を発足させる前から、教育先進国ではeラーニングが普及し、小学生でも端末を使いこなしているのが世界の現状です。ならば、自分が現地で見てきた経験を生かし日本の教育システムを変えることはできないかと、教育ICTメーカーを目指すことに決めました。
Iさん:僕もTさんと同じく、初めから教育業界で働けたらいいなと思っていました。大学時代に先生や友人から「Iさんって教え方が上手だね!」と言われることが多く、自分でも指導する仕事が向いているんだろうなと感じていたのも理由の一つです。
実際どんなかたちで教育に携わっていきたいかを真剣に考えた結果、1人でも多くの子供たちに影響を与えられるような仕事がしたいのだと気づきました。もし教師になったら直接指導できるのは1クラス分の30人程度。一方、教科書や学び方の仕組みをつくる仕事なら日本全国の子供たちの教育にかかわれるのではと思い至り、「教育出版」をメインに就活を始めました。
Sさん:私は2人とは反対で、就活を始めた当時は自分に何が向いているのかを模索している途中でした。どちらかと言うと勉強は好きで決まった答えへの最適解を導くのが得意だったのですが、就活には答えがないし正解も分からない。これまでの人生で一番の壁にぶち当たった感覚でした。
とはいえ、大学で心理学と併せて教育学についても触れ、友達と教育論を語り合ったり、勉強好きの素養を生かせないかと考えたりするうちに、教育系はありかも考えるようになりました。私自身、家庭環境が子供の学力を左右する部分があると感じていたこともあり、教育ICTは学校や家での学習環境を標準化させるのに重要な役割を担っているのは分かっていたので、教育ICTメーカーを受けてみることにしました。
「先生」を主語にした経営理念が新鮮で、明確なビジョンが刺さった
──その上でチエルにたどり着いた経緯も気になります。
Tさん:実は、高校大学で『CaLabo®︎ EX』 というPC教室向けの語学4技能学習支援システムを使っていたチエルユーザーだったんです。まさに英語の授業でヘッドフォンを使ってネイティブの音声を聞いて、発音練習をして、動画で学んで、と入社前からチエルの製品の使い勝手を知っていたのは大きなポイントでしたね。
教育現場やシステムを支える側の視点でいろんな会社を探す中で目についたのが、「私たちチエルは、子供たちの未来のために世界中の先生の授業をICTで支えます。」という経営理念でした。「先生」を主語にしたフレーズがとても新鮮で、先生を支えることがひいては日本の子供たちの未来につながる明確なビジョンが刺さりチエルを受けることにしました。
Iさん:教科書をつくる教育出版を中心に就活を進めているうちに、立ち返ってみれば全員が見るものや使うものに携わる意味では学習支援のソフトウェアも同じだと思うようになりました。
特に専攻が英語教育学だったので、語学学習に音声や発音の反復練習が欠かせないことはよく理解していました。紙とペンだけで英語を習得するのは限界があることを体感していたからこそ、多くの学生たちに影響を与えられる製品を広めるのが自分のやりたかったことだと思ったんです。教育出版業界から教育ICTメーカーに方向転換し、ついにチエルにたどり着きました。
Sさん:教育関係の会社をいくつか受ける中で、偶然エージェントにチエルを紹介してもらったのがこの会社を知ったきっかけでした。
最終面接で会長や社長の質問に対して、「私はこう思う」と明確な答えが出てきた自分に驚きました。この段階でもまだ教育業界が私のベストなのか確証が持てなかったので、自身が思っている以上に自分は教育に興味があることを思い知らされた瞬間でした。
「先生になろうとは思わなかったの?」と聞かれたときも、「私は根本的な教育を変えたいんです。現場に立つのでなく、それをサポートする仕組みをつくりたいと考えています」と素直に言い切れたくらい、知らず知らずのうちに自分の中で教育という存在が大きくなっていました。
あとは会社を見る上で福利厚生も重視していたので、いろんな手当や新卒でも休みやすい環境というのも決め手の一つかもしれません。
Iさん:私も同じで、自分はチエルの面接のときが一番熱がこもっていたなと今でも思い出します。自分の言葉で受け答えできた感覚だったり、会話の空気感だったり、俯瞰的に「きっとこの会社に入るんだろうな」と思ったほどです。チエルとの相性や教育への熱意が確かめられたとてもいい時間でした。
──教育への強い思いを持って入社してきてくれたことがうれしいです! では、今どんなお仕事をされているか簡単に業務内容を教えてもらえますか?※取材時(2023年3月)
Sさん:私は私立高校への新規開拓がメインで、担当エリアは大宮を中心とした関東近郊です。私立だと学校ごとにICTへの意欲度も異なるので、最初から製品の営業でなくICTの導入検討状況や、すでに導入している場合はどんな端末やソフトウェアでどのくらい活用できているのかなどのリサーチをするところから始めます。
そのほか、Googleの教育向けサービスと連携して使う『InterCLASS®︎ Cloud』という協働学習支援ツールの説明会の講師も担当しています。
Tさん:私は東京と神奈川が担当エリアで、Sさんと2人で関東圏の私立をカバーしています。中学高校の既存のお客様へのアプローチすることもあり、自社セミナーに参加してくれた先生に会いに行くなど、少しでも先生と接点があったらそのご縁が途切れないようフォローしています。
Iさん:僕は全国の大学や専門学校への導入サポートが主な業務です。グループ会社の昭栄広報の営業部と連携して商談したり、どういうステップでICTを導入したらよいかの道筋をお客様とともに考えるコンサルティングに近いこともしたり、製品の販売とソリューションの提案の両方を担当しています。
一人ひとりが前向きに仕事に取り組んでいる姿がキラキラして見えた
──実際に働いてみてどうですか? 入社前のイメージと違う点はありましたか?
Iさん:正直、ここまで仕事を任せてもらえるとは思っていなかったので、すぐに自分の役割がもらえたことがとても衝撃的でした。多少の指示はあるけれど、仕事の工程やお客様へのコンタクト方法、提案プランは自分で組み立てなければいけません。
専門学校の中には、そもそもICTを活用していなかったり、現状で特に困っていなかったり、「教育ICTって必要なの?」と考える学校も少なくありません。今、小中学校で当たり前のようにICTが授業に溶け込んでいる子たちが、いずれその専門学校に入学する日が来ます。今のままで受け入れることができるのかという現状を伝え、各学校で異なるニーズや課題をどんなプロセスで解決すればいいか、その最善のルートを提案する必要があります。
言われたことをこなす一歩先の働き方に触れて、これが社会人として働くということなんだと納得しました。
Tさん:入社前、営業職はチームで動きそれぞれの担当業務が分けられているものかと思っていたのですが、チエルは少数精鋭のため1人で動くことが多いのがいい意味でギャップでした。
アポイントから、お客さんと密なコミュニケーションを重ねて、提案から導入のサポートまで進める一連の流れをすべて任される分、自分の裁量で決められることが多く、早い段階から独り立ちさせてもらっています。
自分の知識でお客様に新しい気づきを与えられたり、話が盛り上がり手応えを感じる瞬間があったり、自分が主となって営業ができる達成感は何にも変え難いものです。この1年で関係構築力やコミュニケーション力、会話の引き出し力を身につけられました。
Sさん:最終面接後、実際に社員の方と会う機会を設けていただき、業務内容やどんな働き方をしているかを中心に6名に話を伺いました。
会社としての理念や目標はもちろん、「こういう知識を深めたら仕事に生かせるかな」「こんなことができたらもっと先生に喜んでもらえるだろうか」と先輩方一人ひとりが自分の課題やゴールを設定して前向きに仕事に取り組んでいる姿は、学生の自分にはとてもキラキラして見えました。
直感的に私もチエルの社員として自ら積極的に動いて成長していきたいと思えましたし、入社前からチエルで働くイメージが湧いていたので入社後のギャップはありませんでした。
──最後に、今就活している学生にメッセージをお願いします!
Sさん:ずっと迷い悩みながらの就活だったので、ご縁がなかったら落ち込み、何がダメだったのかを自分に問う日々でした。でも、人生で一番苦しい経験を乗り越えて今があります。
どんな職種や業種が合うかは誰にも分かりません。そんな中で、面接を通じて自分やりたかったことに気づけたのは幸せなことですよね。苦しみもがけば必ず何かしら生まれると思いますし、最後はどこかの会社とご縁があるものです。ぜひ挫けずに頑張ってください!
Iさん:学生時代の友達と飲みにいくと、「業務に対しての工夫や努力が顧客の満足度や自身の評価につながらない。頑張ったからと言って給与が上がるわけでもない」とこぼす人もいます。それを聞いて、改めて僕はチエルが合っていたなと実感しました。
大変なことも多いけれど、頑張れば頑張るだけ成長できるしきちんと評価してもらえる。仕事選びは業種や職種だけでなく、どうやって生きていきたいか、自分はどんな働き方がしたいか、そしてそれが実現できる会社なのかを見極めることが重要ではないでしょうか。
入社前は会社の風土は見えづらいので、自分らしい働き方のイメージがあるならぜひ面接で若手社員の様子や評価制度などいろんな話を聞いてみるのも入社後のギャップが少なくする手だと思います。
Tさん:新人でもチエルの一員としてちゃんと役割を与えてもらえる責任感と充実感を味わえた1年間でした。今何をしているのか、これがどんな結果を産むかなど、目の前の仕事の意味や理由がクリアな状態で働けたのは働くモチベーションにつながりますし、とてもありがたいことだと感じます。
社員全員が自分が何をすべきかを明確に打ち出して、その目標に向かって働いている姿も日々刺激になります。やった分だけ結果になり、チャンスも多い職場です。現時点で何か成し遂げたいと思っていることがあるなら、その思いを実現できる会社を探すところから始めてみてください。チエルなら自分のビジョンをかたちにできる環境だと胸を張って言えます。
教育に興味があり学校現場の環境を変えたいと思う方がいたら、一緒に働ける日を心待ちにしています。
▼プロフィール
Sさん
島根県出身。大学では心理学を専攻。小中大とバレーボール部に所属
Iさん
神奈川県出身。英語英文学科で英語学と英語教育学を学ぶ。軽音サークルに所属し、主にギターを担当
Tさん
北海道出身。教育に力を入れている大学で、海外の教育プログラムを学ぶ留学経験あり。バスケットボールサークルと演劇サークルを兼任