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先日、2019年入社新卒スタッフ2人と私の間で、とても素晴らしいことがおきました。すごく感動しました!!
2人の行動を社内にも浸透させたいと思って、コラムにして社内共有した内容をこちらで紹介します。
平たくいうと、2人が私の仕事依頼に反対の意見を言って、
それがきっかけで私の考えが変わり、より良い別の選択肢を見つけることができたという出来事です。
具体的に何があったかご紹介します。(社内向けにはチョー具体的にエピソードを記載しているのですが、ここでは諸事情で内容を割愛します)
あるプロジェクトの担当スタッフが退職してしまい、急遽代役が必要な案件が発生しました。その際に、新卒の2名を代役として指名しました。
私としては、社内がバタついているし、代役としての説明にも筋が通っていると思ったので、2人がすんなり引き受けてくれると思っていました。でも実際は全然違ったんです。
彼女たちを会議室に呼び出し事情を説明したのですが、空気が重い...
このまま「会社命令」で押し切っても良い結果につながらないなと感じ、2人に率直に何を感じているか聞いてみました。
すると、とても申し訳なさそうながらも、2人は理路整然とこう答えてくれたんです。
「仕事の必要性は理解でるし、この仕事自体はやってみたい」
「退職者が出て、誰かがやらないといけないことも分かる」
「でも、経験の浅い自分たちが担当して、今クオリティを担保できる自信がない」
「顧客の満足最大化を考えると、自分たちよりも相応しい人がいると思う」
彼女たちの説明を受けて、はっとしました。私の中でいつの間にか今回の代役選考の目的が、新卒スタッフの育成にすり替わっていて、一番大切な「顧客満足を最大限にする」視点が欠如している点に気づかされました。
結局1時間ほど意見交換をして、2人の言うとおりだなと思い、いったんこちらのオファーを取り下げその場をクローズしました。
正直この時「誰かに代役を頼まなくてはいけない」という焦りもありましたが、それ以上に「その通りやわ、この人らほんまに凄いな」と、2人を誇らしく感じました。
このエピソードを理解する上で、大切な点とは
①2人が今回の仕事の「目的」から考えたときに、私の指示に疑問を持った
②社長指示なので反対意見は言いにくい立場なので、私の方から話しやすい空気を作ってみた
③話をするときに、二人の話し方は論点が整理されており、非常に分かりやすいものであった
④結果、この仕事を進めるうえでより良い選択肢を見つけることができた
正直意見を言う側にもプレッシャーはありますし、意見を受ける側も面食らうこともあると思います。
でも、意見するを側は目的がずれていないか注意して、論点を整理して説明する努力をしてもらい、
意見される側は自分の肩書や経験に固執せず、目的に沿って意見を受け入れたり、時には自分の意見を変える勇気を持つ。
そうすれはきっと最終的に目的に沿ったより良い選択肢を見つけられると思います。
私が社会に出たときは、どんな状況であろうが、上司の業務指示に意見を言うなんて、できる環境ではなかったです。
でもそれって、本当にそれでよかったのか?ずっと疑問があり、自分の会社では、肩書や年次に関わらず、ことに向かっていける組織を作っていきたいと思っていました。
正直、まだまだこういった価値観が根付いているわけではないですが、この出来事をきっかけに、社内に根付いていってほしいなと思っています。