当社では、所属YouTuberを起用し、日本国内の水産消費量の増加を目指しています。一次産業事業者とタッグを組み、各YouTuberのオリジナルストアにて魚介類の販売や、魚介離れの要因を動画で払拭する取り組みを推進しています。
今までに当社が行った取り組みの一部をご紹介いたします。
水産消費量の現状
農林水産省「食料需給表」及び国際連合食糧農業機関の報告によると、過去50年における世界の1人当たり食用魚介類の消費量が約2倍に増加している一方、日本は2001年から2018年にかけて50年前の水準まで減少しています。
また、魚食普及推進センターの消費者モニター調査によると、魚介類を購入しない理由として、「価格が高い」「調理が面倒」「調理方法を知らない」などが挙げられています。
出典元:https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/zyukyu/pdf/zyukyu_240808.pdf
2020年 世界漁業・養殖業白書 (The State of World Fisheries and Aquaculture: SOFIA)
YouTubeでの発信で「調理が大変」のイメージを解消!
こうした中で、当社に所属しているYouTuberは、「手軽に調理ができる方法」「魚介レシピの公開」「高品質な魚も手に取りやすい価格帯での販売」等をYouTubeを通して発信し、
魚介類を購入しない理由を解消できるよう取り組んでいます。
①手軽に調理ができる方法、魚介レシピの公開
魚の捌き方や、魚を使用した料理レシピを動画内で説明しています。
動画では、捌いているシーンを近くから見ることができるため、魚のどの位置に包丁を入れれば良いのか、内臓を簡単に取れる方法など、とても伝わりやすい構図になっています。
また、料理のレシピに関しても出汁から海鮮を使用し、本格的なレシピを知ることが可能な点もYouTubeでの発信ならではです。
きまぐれクックKimagure Cook
へんな魚おじさんの寝言【Weird Fish Dude & Beard Brother】
②手に取りやすい価格帯
市場にはあまり出回らないような高級魚の販売や、朝獲れたばかりの高品質な鮮魚の販売など、新鮮な魚を手に取りやすい価格帯で各YouTuberの公式オンラインストアにて販売しています。
漁師のみなさんと直接やりとりをし、本当に良いと思った商品のみを販売しているので、美味しい新鮮な魚を手ごろな価格帯で販売することが可能となり、一次産業の活性化にも繋がります。
この動画に登場するマグロは、下記の記事で詳しくご紹介しています!
▼【高級マグロをお買い得な価格で】YouTuber きまぐれクックが釣ったマグロを販売します!
八丈冒険団 Japanese Fisherman's TV
環境にもやさしい食材
近年注目されているのが、魚介類が持つサステナビリティです。
環境負荷が比較的低い魚介類を食べることは、地球を守るアクションのひとつでもあり、当社では地球を守るために、環境保全やサステナビリティに繋がる取り組みも実施しています。
①ガンガゼウニで環境保全
当社では、「磯焼け」の原因となるガンガゼウニを食材として有効活用することによって、
藻場の消失を防ぎ、海中の環境保全、漁獲量の改善や一次産業の活性化への貢献を目的として販売を行いました。
その結果、販売開始5分で即完売するという大人気の商品となりました。
詳しい記事はこちら!
▼【地方創生×YouTuber】開始5分で即完売!きまぐれクックが『かねこ道具店』にて『きまぐれ塩うに』の販売を行いました!
②未利用魚の活用で食品ロスの防止
未利用魚とは利用価値がないと言われる魚です。
サイズが規格外、漁獲量が少ない、見た目が悪い、など地域を変えれば食べられている魚なのに、市場に出回ることができずに廃棄されてしまいます。
当社では、所属YouTuberの拡散力を活かし、全国の食卓へ未利用魚をお届けする取り組みを続けています。食品ロスの防止に繋げ、日本の食料自給率の向上を目的とした取り組みです。
③66トンのオオズワイガニを救出!
「オオズワイガニが獲れすぎて困っている」との相談が当社にあったことをきっかけに、北海道の漁協との取り組みを開始いたしました。
販路がなく、廃棄となる予定だったオオズワイガニが、当社との取り組みにより、1か月で販売量約66トンを達成し、食品ロスの防止に繋がり、一次産業の貢献に寄与いたしました。
水産物の消費量増加を目指して
水産資源は、本来持続可能な資源であり、日本では適切に水産資源を管理しています。
そのため、魚を選択して食べることは、サステナブルな消費行動に繋がります。
当社では、サステナブルな取り組みをはじめ、環境保全や、食品ロスの防止への取り組みをYouTuberを起用して積極的に行っております。
発信力のあるYouTuberが、漁協とタッグを組み、一次産業の活性化やサステナブルな取り組みを推進することにより、年齢を問わず様々な方にアプローチをすることが可能になります。
消費者自身が何を購入するかを選択することによって、「一次産業を支えている」「社会貢献をしている」という行動ができるような付加価値を当社では提供していきます。
Carry Onは所属YouTuberと一丸となり、魚介の魅力が溢れる動画を制作し、水産消費量の増加に繋がる取り組みを目指して参ります。
コーポレートサイトやWantedlyで、次々と新しい取り組みをご紹介しています。
ぜひ、ご覧ください!