マネージャーとしてチームを率いて成果を出す傍ら、自身もSNSコンサルとして第一線で活躍している座間味。
ひとりのプレイヤーからマネージャーへと転身して半年経ち、自身で感じた成長やシーエー・アドバンスでのキャリアを築く上で大切にしている価値観についてインタビューしてみました。
▼座間味 大斗(ザマミ ヒロト)
2018年7月 ミドル事業部 入社
2019年2月 オンライングロースセンター インフィード広告コンサルチーム 配属
2021年2月 同事業部 マネージャーに昇格
「個」から「組織へ」- ミッションサイズを変えたきっかけ
前職では沖縄にあるWebマーケティング会社でインターネットサービスやWebに関わる事業に携わっていました。
まだ企業がSNSにあまり参入していなかった頃で旅行代理店や観光媒体のSNS運用を任されていましたが、残念ながら当時の会社が撤退しそうだったためにやむなく転職しないといけない状況になりました。せっかく積み上げた技術・知識を極めて分の市場価値をあげたいなと思い、インターネット広告で言うとサイバーグループは業界トップシェアなので、そこで最新のものを学んでいきたいと思い、入社を決意。今でこそマネージャーでチームを持っていますが、入社当時はどっちかというとプレイヤーで極めていきたいという思いが強かったです。
–プレイヤーとしてコンサルを極める考えから、マネージャーに転身したのはなぜでしょうか?
きっかけは「あした会議」に参加したことです。
サイバーエージェントグループには「自分たちの会社は自分たちで創る」という考え方を持ち、その時の経営課題について約50名ほどの社員で施策を役員に提案し、良い案はどんどん決議されていくあした会議というものがあります。
「ボード陣」と呼ばれる事業責任者がリーダーとなり、私もメンバーの一人として声をかけていただきました。提案発表までおよそ1ヶ月ほど、チーム内でああでもないこうでもない、と課題に対する打ち手を考えて行くのですが、参加メンバーのみなさんは自分の所属する事業部や業務以外のことも本当によく把握されているんです。これまで自己成長にフォーカスしていた自分の視座が、広告事業全体の経営課題に向き合うことで視座がグッと上がる実感がありました。
各事業部で連結して広告カンパニーそのものに向き合う時間がビジネス思考のレベルを上げてくれたように感じます。
一人の社員レベルではなく、組織という塊で上昇していかないといけない、という視点に切り替わりとても勉強になったことを覚えています。
そこからは意図的に他事業部の方へ関わりにいけるプロジェクトに手を上げて参加したり、同年代で懇親会を行う「25歳の会」をメディアゲームカンパニーのメンバーにも声かけて行うなどしていました。コロナが落ち着いたらまたみんなで飲みに行きたいですね(笑)
“座間味流”マネジメントから、会社づくりに携わる人材を増やすために
あした会議の中で私の所属しているコンサルチームの改革が決議されました。同じグループ会社のサイバーエースと連携して広告の営業・コンサル・クリエイティブ制作チームが横断で広告効果の最大化を測れるようにパワーアップし「新生/オンライングロースセンター」となりました。
少人数から立ち上がったインフィードコンサルチームの中に、2019年卒の新卒社員がジョインすることになり、私がトレーナーを任されました。
全くの未経験から、クライアントの予算をお預かりして広告効果を上げるスキルをつけていかないといけない。一人のコンサルとして、スポットライトを当てるために育成していかないといけないーそのためにはもちろん自分自身のレベルも上げていかなければならない。そんな考えから、チームの立て付けと新人の育成、自分の底上げとジョブサイズを強制的に広げて行くことができました。
この頃から、組織全体で成果を出していくためには、ということを考えていることが常になったのでマネジメントレイヤーへの抜擢も嬉しく思いました。
立ち上げて3年経過し、オンライングロースセンターは順調に業績を上げ、拡大してきました。
これまで通り勢いのままではいけない。チームメンバーも増えたことで、育成や組織活性化はより戦略立てたものが必要になってきました。
理想のチームで言うと、皆が自分で目標を立てて、自走している状態。コンサルとしての運用金額はもちろんですが、自分の業務以外の組織貢献としての目標を持って組織づくりを当事者意識持って実行している状態を保つようにしています。育成だったら僕がやりますだとか、私がやりますみと自ずと手が上がるような。あとはこのキャンペーンを推進しましょうっていうのがぼんぼん出てくるようなチーム状態がチームとして活性化されていて、組織全体に伝播する理想状態ですね。
そのためにも、活性化に注力しています。毎週実施する朝会から、サイバーエースも一緒に行う四半期ごとの大きな締め会まで、規模に関係なく全力投球です。一番大事にしているのは「当事者意識」です。組織づくりに欠かせない観点だと思っているので、そこを刺激し、定着できるように心がけています。
一見業務に関係ない締め会や懇親会も「参加しないともったいない!」「次は自分がアイデア持っていって、こんなテーマでやってみたい!」と思ってもらえるような仕掛けになるように工夫しています。
ーマネージャー職についておよそ半年。成長を実感したことや、なにか変化はありましたか?
コンサルとしてプロフェッショナルであり続ける、メンバーに背中を見せるという部分と戦略立ててチームをリードする、マネジメント部分どちらも求められているので、なかなか苦しい期間でした。
運用金額の数字だったり、チームのコンディションの理想状態を言語化しメンバーに伝えることで、みんなが組織成果について当たり前に話すようになってきていて手応えは感じています。
私自身、マネジメントスキルやナレッジ不足の部分も感じているので社内のみならず、社外の方とも交流を持つようにしてインプットを意図的に増やしています。毎週、外部の経営コンサルの方とディスカッションしていますが第三者ならではの視点の話はとてもためになります。
これまでは自分自身の成長軸がメインでしたが、マネジメントに携わることでチーム、ひいては事業部全体を率いての成長を意識するようになりました。
マネージャーって面白いですよ。自分の行動したこと、体現したことがメンバーにそのまま伝わるのでメンバーはマネージャーの鏡だなと思います。
足元の成果がどう事業に貢献し、会社づくりに影響するのか?そう考えられるメンバーを育てて、経営課題に目を向けられる人材を育成していきたいと考えています。
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