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【広告ディレクターインタビュー】Webマーケティングの登竜門、その苦悩と挑戦

インターネット広告の運用において肝とも言える広告ディレクター職。

未経験から入社し、着実にスキルを身に着けながら挑戦と成長を続けるメンバーも多く、シーエー・アドバンスの中でも登竜門となっている組織です。

そんな広告ディレクターのマネージャーでチームをまとめる當銘・富濱にSEM広告ディレクターのやりがいや挑戦ポイント、課題感などを情熱的に語ってもらいました。


▼當銘 咲絵(とうめ さきえ)

2013年 シーエー・アドバンス入社
2014年 社員総会でベストプレーヤー賞受賞
2015年 チーフプレイヤー昇格
2017年 スーパープレイヤー昇格
2017年 沖縄総会でベストプロフェッショナル賞受賞
2019年 チーフディレクター昇格
2020年 シニアディレクター昇格
2021年 マネージャー昇格


▼富濱 宗悟 (とみはま しゅうご)

2018年 シーエー・アドバンスへ中途入社
2019年 サブチーフディレクターに昇格
2020年 チーフディレクターに昇格
2020年 マネージャーへ昇格


登竜門にも鬼門はあった!?苦悩のポイント

-お二人とも未経験で入社組でしたよね。入社前と後で、印象の違いやギャップを感じたことはないですか?

富濱:イメージは違ったかもしれないですね。入社直後から「広告の運用やるぞ!」と息巻いていましたが、その前に大量の入稿データを扱うためにExcelスキル身につけたり、ミスが無いかWチェックしたりで、これ本当に運用なのか、と思いました(笑)

當銘:確かにすぐに運用はしませんね。私も未経験で入って、みっちり研修やって配属でした。最初の1ヶ月で「SEMとは何か?」「Excel研修」「広告基礎知識」などを学びました。入稿する際に必要な作業、ツールの扱い方を習得するので、用語を調べるところから、ロジックの理解までとにかく覚えることが多く苦労しました。中でも私はPCスキル全く無くて、一番問題児だったかもしれません(笑)

富濱:一番問題児だったとしても、研修はしっかりあるし、地道に見えるかもしれないけど着実にスキルを磨けます。ただ、そんな所がすぐに感じられないのもまた難しい所ですね。

當銘:最初の1年は自分が何をやってるか、全てを理解することが難しい局面が続きます。行っている業務の全貌が見えないので「私がやっていること、大丈夫かな」と不安になっちゃうんですよね。ところが1年かけていろんな案件に携わるうちに、点と点が線になり、納得する時があるんです。これまでトレーナーの先輩に「これやってみて」と言われるがままに行っていた業務が、繋がっている背景や全体が見えてきて理解がぐっと深まるんですよね。

富濱:未経験で入社すると覚えることが圧倒的に多くて、追いつかない。それが約1年も続く。辛いポイントですよね。しかも、入社する人の8割は異業種からの転職でほぼ未経験。8割の人がこの辛い壁にぶち当たるわけです。ただ、理解が深まって視界が開けた時の成長実感は言葉にできないほど嬉しいです。

當銘:未経験ならではの不安も相まって伸び悩んだり、退職を考えるのもこの辛いポイントがあるからなんです。トレーナーやチームメンバーを信じて、何より「絶対成長するぞ」という自分を信じて粘り強く取り組める人は、1年待たずとも昇華できると思います。

-広告入稿の要であるからこそのインプットの量と質の高さ、速度が求められる所以ですね。そんな中、お二人がこれまで続けられた要因ってなんでしょうか。

當銘:私は自分の裁量で仕事を進められる所が良かったです。これがダメだったら次はこうしよう、と自分で決めることができるのはとても魅力だと感じています。また、目標に向かって努力し、成果はきちんと評価してくれる社風なので、自分の成長を感じる機会が多いなと思います。

富濱:実は、初めの頃は「入稿業務ってただの作業で運用じゃないじゃん」とふて腐れていた時もあったんですよね。
そんな時に【レンガ職人の話】を聞いて「ああ、自分は役割をきちんと理解していない勘違い野郎だったな」と痛感しました。

ただ入稿をする=作業だと思うのはあたり前だし、高い見返りのために入稿する=給与のために働いているわけではない。自分はインターネット広告市場トップシェアのグループ会社で、今後の会社や市場を変えられる・未来を創っていると気づいてから視座の高さが圧倒的に変わりました。

あとは、トレーナーや先輩のみなさんが丁寧に教えてくれるし、サポートもしながら自身もバリバリ働いているんです。そんな姿を見ると「自分も早く一人前になってみんなに貢献したい!」という気持ちが原動力になりました。

當銘:本当にチームのために、というところは大きいです。苦楽をともにしているので、絆は強いですね。

富濱:そういえば僕、最近あることで感動したんですよ!チームメンバーが急に体調不良でお休みになった時に、その方が担当していた案件がめちゃくちゃ佳境で、調整の依頼がたくさん来ていたんですよね。マネージャーの僕が代打でサポート入る事になって。

でも、その案件は初見で、調整入るの初めて。「やばい、詰んだ」って思ったんです。

そしたら當銘さんチームで【富濱チームがやばいから助けよう】っていうチャットグループ作っていて、実際サポートしていただいて...。あの時本当に助けられました...!

當銘:良い組織、良いチームだね(笑)


広告ディレクターの実態

-広告ディレクターの1日ってどんな過ごし方ですか?

當銘:SEMというものが、Yahoo・Googleの検索エンジンを利用してキーワード検索した際に、検索キーワードに連動した広告を表示させて自社Webサイトの訪問者を増やす、Webマーケティングの手法を指します。いつ、どこで、どんなキーワードで...など様々な条件で表示順位や結果が異なる上に、検索エンジンのアルゴリズムでもその結果は左右されます。そこで、クライアント様の目指す広告配信とその結果を実現するため、細かな入稿設計や調整、配信管理をすることが広告ディレクターの業務となります。

富濱:僕たちマネージャーは、クライアント様の抱えている課題感をヒアリングする営業や、広告効果を最大化するためにコンサルティングを行っているコンサルチームとミーティングで運用のすり合わせをしたり、時にはアポに同席して広告配信の背景を掴み、より柔軟に入稿設計ができるようディレクションを行っています。


富濱:広告配信って、案件によって期間や開始時刻、終了時刻バラバラなんですよね。なので、いつどのタイミングで配信の調整依頼があるのかもそれぞれ異なるんです。気がついたら依頼が十数件たまっていた!とか、急にミーティング差し込まれた!などは日常です。
相手の要望や依頼を先読みして課題を潰すことが得意な人は、あらかじめ予測して準え、依頼やスケジューリングも柔軟に対応いただけますね。近い分野で言うと、ホテルのフロント業務や、ブライダルプランナー経験者が活躍しています。

當銘:スケジュールや、案件の調整を上手にできるようになったらディレクター1人前と言ってもいいかもしれないですね。その合間を縫って、自分で入稿対応もしなければいけないので、時間の使い方はとても上手になります。どこの業界へ行っても、ビジネスでは絶対に必要で意外と落とし穴になりがちな「優先順位の付け方」「調整力」というものが突き抜けられる=ディレクション力が高い人から成長するし、その分、挑戦の機会がたくさん回ってくるかなと思います。

富濱:設計通りのキーワード検索で広告が表示されなければいけず、ディレクターが正しくなければクライアント様に預かった予算で広告効果が最大限伸ばせない。コンサルや営業、ライターチームと連携して狙い通りの配信が出来た時に「広告運用しているな」という実感が湧いたし、達成感にも繋がります。


登竜門と言われる所以、その真髄

−難易度高いな、未経験でもできるようになるの?と思うのですが、どんなタイプの方がディレクターに向いていますか?

當銘:しっかりと研修も整っているので、未経験でも問題ないですよ!ただ、はじめに伝えたように最初の1年近くは全体像が見えづらく辛抱の時期になります。それでも目標をしっかり捉え、愚直に粘り強く進む、自己成長への強い意思がある方が適しているかと思います。

富濱:後は素直さ!わからないことを素直に聞く、もらった指摘は素直に受け止めること。本当に覚えることが大量で、その分溢れることも多いということを先輩たちはみんなわかっているので、怖がらずに素直にわかりませんって言ったほうがいいです。

ちなみに僕は、トレーナーが當銘さんだったんですが素直じゃなくて怒られたことがあります(笑)

とあるミーティングで、當銘さんがお話していることをきちんと理解できてないのに「うんうん」と頷いてたら「本当にわかってる?」って確認されました。

當銘:いや、あの時の富濱さんはわかってない顔していたのに頷いてたから。わからないなら頷かないでって率直に伝えました。

富濱:こういった些細なところもしっかりフィードバックしてもらえるし、それを自分でもしっかり受け止める素直さが大事ですね!

當銘:あとは前のめりの姿勢ですね。1つの案件をずっと担当していると、ちょっとしたルーティンになるからです。新しい案件のチャレンジ・入稿に対して生産性を上げる、そんな思考の人が伸びます。

そうしていると、難易度の高いことや責任のある仕事にも挑戦できる。その繰り返しで自分の市場価値を上げていくことがディレクターの醍醐味かなと思います。

富濱:本当にそうですね。サイバーエージェントグループの、広告事業部の社員名鑑があるのですが、入社しばらくはページをめくっても誰も知らなかった。それが、入社1年過ぎた頃から3000人いる名鑑、ほとんどの社員と一緒に仕事しているなと気づいたんです。入社2年目では経験できない、本部の局長や責任者クラスから仕事を任されている実感が一気に湧いた瞬間でもありました。インターネット広告市場で日本一の組織、業界人とチームで仕事できるのはとても大きな財産かなと思います。

當銘:普段から視座の高いマネジメントレイヤーと仕事する環境なので、SEMの広告ディレクターチームからシーエー・アドバンスのマネージャーや責任者が生まれて、事業部を任される事例がいくつもあります。登竜門と言われる所以ですね。

富濱:未経験からでも、圧倒的に成長できる環境がある。そこから専門性の高い案件への挑戦やディレクターからマネジメント・コンサルや営業へのキャリアパスなど、広がり方は多岐に渡ると思います。今後も拡大を続ける、注目のインターネット広告市場へ参入したいという成長意欲のある方をお待ちしています!

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