UNICORNで働く社員一人ひとりにフォーカスを当て、どんなキャリアを経て、いま何を信じて働いているのかをそれぞれの言葉で語ってもらう「Career Story」
今回、登場するのはUNICORNのシニアアドオプティマイゼーション コンサルタント、橘諭貴です。
大学卒業後、半導体の製造技術の開発、広告営業、アドテク領域のプランナーなど様々なキャリアを経てきた彼が、なぜいまUNICORNで働くのか。これまでのキャリアとこれからの思いを、彼自身の言葉で振り返ります。
橘 諭貴 / Senior Ad Optimization Consultant
大学卒業後、燃料電池の未来を夢見てメーカーへ新卒入社。半導体製造技術の開発に従事。学会発表などで自ら技術を認知してもらうことの重要性に気付き、マーケティング業界に飛び込む。プラットフォーム(SSP)の開発提供を行う企業を経て、2019年6月UNICORNにジョイン。広告配信先となる媒体を効率的かつ大量に買い付けるためのサプライサイドを担当。プライベートではサッカーが好きで、長澤和輝、遠藤航、仲川輝人選手を応援している。
目次
- SSP領域の専門職としての知見を武器に
- 開発やマーティングのキャリアを経て、アドテクの世界へ
- UNICORNにはアドテクの未来を信じられる仲間がいた
- アドテクの常識を変えて、世界一にするために
SSP領域の専門職としての知見を武器に
2019年6月、今から約1年前、私はシニアアドオプティマイゼーション コンサルタントという立場でUNICORNにジョインをしました。
一見、どんな仕事をしているのかが分かりにくいと思われるので簡単に説明をすると、UNICORNが広告を配信するメディア・アプリを、どんなSSPやアドエクスチェンジと接続して、どういうレイヤーで効率的に買付け、仕入れることが最適となるのか、パズルのピースを当てはめるような作業を行っています。
もともと私はアドテク領域、主にSSP領域の専門職として働いていた経験があるため、UNICORNでもその知見を武器として業務に取り組んでいるのですが、思い返すとつい1年前までは、「一度アドテク業界からは離れようと思っていた」のでした。
長い間アドテク業界でキャリアを築いてきたのにも関わらず、なぜ離れようと思っていたか。どうしてUNICORNに入社し、改めてアドテクを極めていこうと考えているのか。それをお話しする上で、まずは私のファーストキャリアから振り返っていきたいと思います。
開発やマーティングのキャリアを経て、アドテクの世界へ
考えてみると、これまでUNICORNメンバーに対しても自分の過去を話す機会は滅多にありませんでした。今回はせっかくなので、この場をお借りして記憶を呼び起こしていければと思います。
大学を卒業後、私はメーカーで“半導体の製造技術の開発”に取り組んでいました。文字で表すと中々難しい内容に思われるかもしれませんが、実際にその通りで、例えばセンサーをつくるためにシリコンをどのような技術と装置を使ってどのように削るのか、加工するのかなど、学会で報告をするような“本当の開発”を行っていました。大学時代に燃料電池の研究をしていたため、その延長線上でメーカーに入ったのです。
4〜5年ほど開発仕事をしていたのですが、ある時本社の営業マンと一緒に、大きな規模のプロジェクトに取り組む機会がありました。その際に初めて、自分が関わっている技術やプロダクトを、世の中に認知してもらえるという喜びを知ったのです。
「このまま開発者として生きていくより、世の中に直接貢献できるマーケティングの仕事をやってみたい」
そう思い立った私は、数年前までは全く頭になかったIT業界への転職を決意し、ECコンサルタントとして広告営業などを行う仕事をすることになりました。
転職先で初めてWeb広告に接した私は、さらに知見を広げたいと思い、広告収益の最適化業務をメインに行う企業に転職。さまざまなSSP事業者・アドネットワーク事業者とコミュニケーションをしながら、より広告に接していきます。
こうして気が付けば広告業界に入って幾年が経過。何事も突き詰めたい性格のため、その後は前職にあたるSSPのプラットフォームを専門に開発する会社にジョイン。それまでの仕事内容と比べ、ここでのミッションはとてもやりがいがあり、中でも、クライアントやメディアが喜ぶ提案をし、課題を解決し、結果を生む。それが自分にとって一番嬉しく、チャレンジングな業務内容でした。
以前までは仕事をしていく上でどうしても売上至上主義になる場合が多く、クライアントやユーザーが本当に求めているものとリンクをしない場合があったのですが、決して従来のやり方でなくても結果を出すことができるんだと、ハッとさせられた経験だったのです。そしてこの経験が糧になり、現在の仕事に対しての指針が定まった気もします。
ただ、会社が大きくなるにつれ、組織づくりやマネージメントを任されるようになり、クライアントとしっかり向き合う時間が段々と少なくなっていきました。一週間のうち、社内向けの資料を作る時間の割合が多くなるにつれ、自分はもっと外に向かって動きたい、クライアントの課題を解決したい、もっと成長をし続けたいと考えるようになったのです。
そして、この思いが積み重なるとともに、いずれアドテク業界からも離れようという気持ちも湧き出てきたのでした。
UNICORNにはアドテクの未来を信じられる仲間がいた
UNICORNに出会ったのは、たまたま登録していたリクルーターから声をかけてもらったときが最初です。「ぜひ会って欲しい」と話をいただき、CEOの“やましょーさん”と面談をし、心変わりをしたのでした。
話していてすぐに分かったのですが、やましょーさんは論理的に話をし、目指している場所も高い。そして「ライバルはGoogleだ」とも話してくれ、それがとても現実的に感じられたのです。「この人とだったら、もう一度アドテクを真剣にやりたい」。そう思った次の日には、UNICORNの入社に向けて動き出していました。
入社して良かった点はいくつもあるのですが、特にいま思っていることは、やましょーさんだけではなく、エンジニアの皆さんを信じられること。会話ができ、コミュニケーションが取れる。その上で求められている技術が高いにも関わらず、なんなく応えられる力量も持っている。そして、ビジネスへの視点も強い。働いていて、安心してアドテク業界に戻ってきて良かったなと思えるのです。
それゆえ、UNICORNは自分が成長できる環境であると実感でき、前職で感じていた課題とかもどかしさは自然に解消できていました。自分が未熟なところも指摘してくれることも、これまでにはなかった嬉しいポイントです。
アドテクの常識を変えて、世界一にするために
「アドテクを変えたい」。これは前職で働いている時にふと思った考えです。漠然とした思いではありましたが、今ではUNICORNとして挑戦ができるし、挑戦しようとしていることを誰も止めることをせず、応援してもらえる。私はいま、UNICORNでアドテクの常識を変え、世界一にしたいなと心から思っており、そして、UNICORNだったら叶えられると本気で信じているのです。
今まで働いてきたような大企業は、もちろん良いところはたくさんあります。ただ、足踏みをせず世界一に駆け上がるためには、UNICORNのようなフレキシブルかつ本気で全員が取り組む姿勢が重要なのでしょう。気づいた年齢は遅かったですが、まだまだ走り続けたいという気持ちは忘れずに、これからもメンバーと力を合わせ、精一杯成長をし続けたいと思っています。
以上、私の“キャリアストーリー”はこれまでとします。読み返してみるとなかなかクサいことばかり言っていましたね。
「世界一」なんて今までは恥ずかしくてまっすぐに言えませんでしたが、歳を取ったので躊躇なく言えてしまうんです(笑)。
▲趣味のサッカー。あまりプライベートのことは話さないので、どんな人なのかなと思われているかもしれませんが、実は体を動かすことが好きなんです。(写真右上が私です)