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Bridgeのこれまでと、これから。

はじめに

みなさん、こんにちは。株式会社Bridge 代表の松本雄介です

2016年にスタートした株式会社Bridge、僕たちは今年で 5年目を迎えます。

決して順風満帆ではなく、辛いことや倒産の危機を経験した4年間。

でもその分の大きな幸せも、みんなへの感謝も実感した4年間。

今、改めて僕が考えているBridgeへの想いをまとめたいと思います。

Bridgeを支えてきてくれた皆様へ 深い感謝の気持ちを、

いつか僕と同じように起業を目指している人や自分の人生を悩んでる人へ 少しでもあなたの人生の選択肢が広がるように、

きちんと言葉にして伝えたいと思います。

少し長くなるけれど、起業を決意した時から今、そしてこれからのことをまとめました。

経営者として恥ずかしい部分もありますが、隠さず赤裸々にお話したいと思います。

等身大の僕を見ていただけると嬉しいです。

思っている以上に長いと思うので、ぜひコーラとお菓子とともに、休憩しながらお読みください!(笑)

「起業しよう」21歳で描いた人生目標

起業を考えるようになったのは、大学2年生の時。アメリカへ短期留学に行ったのがきっかけです。

当時、いわゆる普通の大学生だった僕は、同じく留学に来ていた海外の学生たちの、夢や人生設計に衝撃を受けたんです。みんな将来の夢を持っていて、その夢までの道をきちんと考えている。自由でありロジカルでもある。そして夢を堂々と語る彼らのかっこよさ。

自分の人生と向き合うことの大切さを知った僕は、そこから色々と考え決めたことが、「自分の人生で なにか大きいことをしよう」でした。

最初はざっくりと考えていたものの、自問自答を繰り返し、自分にとって重要な要素を整理。

「やるなら自分が責任を持ってやりたい」

「仲間と一緒に大きな事を成し遂げたい」

「一生、青春したい」

そうして、行き着いた答えが「起業」でした。そこから、起業家や企業の社長が書いた本、ビジネス書などを読み、起業への思いはより濃く膨らみ、将来は絶対に起業しようと決めました。

でも、実際の僕はというと、2009年に新卒で入社した株式会社サイバーエージェントのビジョンやカルチャー、一緒に働く仲間などがとてもマッチしていて、目の前の仕事に全力を尽くすことが楽しくて楽しくて、気がついたら入社6年目。あんなに想いを込めていた「起業」という言葉は、顔を出すタイミングを失ったまま、僕の心の奥に眠っていました。

社会人時代、僕の周りには、心から尊敬する先輩や上司、同志が多く、たくさんのことを学びました。特に、経営陣と一緒に仕事をするようになり、目で見て、言葉を聞いて、思考を知り、そして背中を見て、自分が目指すビジネスマンの輪郭が形づくられたと思います。とにかく、本当にかっこいい。いつまでも挑戦しつづける人、そして自分のやりたいことを事業としてやってる人、言葉にすると簡単そうに見えますが、実際はものすごく難しい。でもそれを体現している人たちを間近で見ていて、自分も挑戦したい!やらない後悔はしたくない!という思いが募るようになりました。

そして2015年、それまで僕の中で眠っていた「起業」という言葉に、命を吹き込もうと決意しました。28歳のときでした。

2016年、株式会社Bridgeを設立。

僕と僕のほかに共同創業者が2人、3人でスタートしました。

当時、インバウンド市場が急伸するタイミングだったこともあり、SIMカードを使ったインターネットの無料サービス「Trip Free」を立ち上げました。

絶望。起業2年目の失意

幸いにもメンバーには恵まれ、スタートは好調。

特に、共同創業者である坂本とは、自分で言うのも恥ずかしいけれど、本当に良いパートナーだと、創業時から今もそう思っています。お互い思いが強く本音で話すため、何度もぶつかり合い、その度に絆が強まり、必要不可欠な存在です。

僕たちは、会社としてのミッションも作りたいサービスも明確だったため、ひたすらにサービスを作り上げるために邁進。

しかし、結論としては、3年目で事業を変更する決断をしました。

2018年、会社は資金難で常にお金の事を気にしながら経営していました。

当時、売上はほぼなくお金だけが出ていく苦しい状態。そんな中、創業者の1人が退職する事になり、お金だけでなく信頼していた仲間も減ることに。周りを見れば、僕と同時期に起業した仲間たちはどんどんステージをあげていく。何が正解なのか、どんなに考えてどんなに誠意を持って仕事をしても、解決できない。厳しく辛い現実が続きました。

そしてそんな折、母が他界。自分にとって悲しく苦しい事が重なり、メンタルも体力も削られていました。努力は報われ突然の奇跡が!…なんて少年漫画のような展開は現実で起こることはなく、さらにはトドメの一撃の如く、決まりかけていた大型の資金調達が直前で破綻、会社はキャッシュアウト目前、倒産の文字が見えていました。

僕の性格柄、ポジティブ思考と行動力で、自分自身のどんな困難も乗り越えてきましたが、これほどの重なる絶望を感じたのは人生で初めてで、先の見えない不安と闇に、自分が飲み込まれないように必死でした。何度も心が潰れそうになりながらも、一緒に働いてるメンバーの人生を背負ってる立場として、彼らの生活は守りぬきたい、という思いと、絶対に自分が責任を持つという覚悟を気概に、もがき続けました。

状況を変えたのは、”人”

そんな苦しい状況が変わったのは、2018年の春先。これはもう何度考えても、尊敬と感謝が溢れる出来事なのですが、同じように会社を経営しているある方が、個人で投資をしてくれたんです。もちろんこの苦しい状況も包み隠さず、すべて話しました。その上で、僕を、会社を、ビジョンを信頼し、手を差し伸べてくれたんです。経営者としても、ひとりの人間としても、その方の人間性と心の深さは、偉大なもので、畏敬の念に打たれました。

そしてその後、既存の投資家から追加資金を頂けたり、他の起業家仲間が助けてくれたりと、本当にたくさんの人に支えられ、徐々に状況は好転。無事、倒産の危機を乗り越えました。

僕はこの4年で、経営者として "失敗"をしてしまったわけですが、

2つの事を心に強く刻みました。

まず、ひとつめは、失敗からの学び。

事業がうまく行かなかった要因はシンプルで、僕自身がインバウンド市場・旅行市場に未熟だった事、そして思い切った事業戦略を取れなかった事です。

激化する市場スピードは僕の想像を超えていて、恥ずかしいことですが、それに対してインプットと理解が追いついていけてなかったと思います。

そして、なによりも僕が考えていた事業戦略が、今思うとどれも地に足のついた施策ばかりで思い切りが足りなかった。これは資金調達のスピードや額にも影響していて、いつもギリギリの資金を使いながら施策を回し、検証するというサイクルになってしまい、結局は大きな成果を出せずに時間ばかりが過ぎていってしまいました。

自分の実力不足を本当に、深く、深く、反省しました。

そして失敗を経験したからこそ、このような倒産の危機が見える失敗は2度としない、メンバーを絶対に守ると決めました。

自分自身が成長し続け、強くなる事。

そしてもうひとつは、感謝からなる信念です。

人の原動力は「感謝」であると僕は思います。

これから先どんなに苦しく辛いことが起ころうとも、乗り越えられる自信と覚悟を持つことができました。

この絶望期を支えてくれた人たちへの消えることのない感謝の気持ちを、きちんと成果や形にして表現していきたいと思うし、

どんな時も一緒についてきてくれたメンバーや仲間を幸せにしたいと思う。

自分が身をもって心に刻んだ「感謝」は、僕の人生の原動力となり、揺るがない価値観となっています。

第二創業期スタート。探していた答えの在処

今、Bridgeは「インターネットマーケティング事業」を展開しています。

約1年前から事業ドメインを変更したわけですが、とてもありがたいことに、順調です。

会社として事業成立をさせること、そして自分たちの強みを活かし価値のある社会貢献ができることは何か、と考えた時、それは「インターネットマーケティング事業」でした。

僕自身、前職のサイバーエージェントで夢中になり働いていたのがインターネット広告領域であり、共同創業者の坂本も同様にネットマーケティングの経験を積んでおり、お互いそこには自信を持っています。

今、インターネットマーケティングは当たり前の世の中になり、2019年のインターネット広告費は2兆円超え、初めてテレビメディア広告費用を逆転しました。(2020年3月 電通「2019年 日本の広告費」)テクノロジーの進化により、チャネルやデバイスも多様化し、広告自体の種類や運用方法も広がり、今後もインターネット広告の普及と進化は止まることはないと思います。

しかし、僕が毎月数十社のお客様と話す中で、「どうしたら良いかわらない」「大きな予算は出せない」「やってみてるけどこれが正解なのかわからない」などの声も多く、まだまだ活用できずに課題を抱えてる企業が目の前にはたくさんいます。また、世の中にはたくさんの広告代理店がありますが、中には小額の予算ではお取引ができなかったり、運用が乱雑になっていたりと、悲しい現状があることも事実です。そういう困ってる人たちや企業を、僕は助けたいと思うのです。

自分は、インターネットやテクノロジーによって本当に世界を変えることができると思っているし、だからこそインターネットマーケティングは誰にとっても誠実で有能なものであることを知ってもらいたい。僕らは、それぞれ企業のビジネスにあった戦略を立て、グレーな状況はなくし、企業の課題解決やビジネスを加速させるお手伝いをしていきたいと思っています。そして、誰もがインターネットマーケティングをうまく活用するためのサービスを開発していきます。

また、これからは、”個人の時代”だと思っていて、どこの会社に所属しているとかではなく、個人の能力と信用で仕事ができるようになる。だから僕らは、個人の能力をテクノロジーで高めること、そして個人の価値や信用をきちんと蓄積・可視化させ、”個人”として働きやすい世の中のサポートをしていきたいと思っています。

「世の中に変化を起こす会社」というBridgeのミッションを、自分たちの得意とする”インターネットマーケティング”で成し遂げていきたいと思っています。企業側、働く側、どちらにとっても良い”変化”を創っていきます。

仕事を含めた”生活”すべてが満たされるチームに

これからの人生目標は、Bridgeを「世の中に変化を起こす会社」にすること。先ほども話しましたが、インターネットやテクノロジーの力で、世界を変えたいと心から思っています。

そしてBridgeで働いているメンバーひとりひとりが、自分の存在意義を実感しながら、仕事を含めた"生活"すべてを楽しんでいる、そんな組織をつくっていきたいと思っています。

今の僕、そしてBridgeがあるのは、みなさんのおかげです。社会人時代から起業を通して、賢哲で深い人間性を持つ人たちと出会えたことは、僕にとって宝です。

人によって苦しくなることもあれば、人によって救われることもある。だからこそ僕は ”人”を 、”信頼” を、大切にしていきたいと思っています。

さいごに

長くなりました!最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

長いようであっという間だった4年間。今まで味わったことのない辛さも嬉しさも、本当に色々ありましたが、あの時企業を決意し、行動にうつしたからこそ、見えた新しい世界や価値観、そして素晴らしい人たちと出会うことができて、僕はとても幸せです!これから、より多くの人が幸せを感じれる世の中になるよう、僕らは邁進していきます!

そして、一緒に働いてくれる仲間も募集しています。嬉しいことに、今Bridgeには個性あふれるめちゃくちゃいいメンバーが集まっています。さらに事業を大きくしていくために、新しい仲間を募集したいと思っています。


事業立ち上げに参画したい、自己成長を加速させたい!という人や、今の会社ではなかなか実現できない”新しい働き方”を一緒につくっていきたい人、泥臭くても良いから毎日青春したい!という方、是非お声がけください!

僕自身も成長途中でまだまだこれからな部分もありますが、これからまた新しく事業・組織をつくっていく仲間として一緒に青春していきましょう!

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