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こんにちは、採用担当の金指です!
今回はタイトルのとおり、当社グループのIP事業におけるバーチャルライブにはなくてはならないBrave group システム部を、部長である中村さんへお話を伺った回とは違った切り口でご紹介させていただきます。
題して、モーションキャプチャスタジオツアー!
ライブや配信を行う上で欠かせない『モーションキャプチャスタジオ』のご紹介です!
当社グループでは、バーチャルライブや配信のクオリティーを追求するべく、設備や環境にも投資を続けています。
現在、当社グループで保有しているモーションキャプチャスタジオは2拠点あり、今後も技術の進化に伴ってアップデートを行ってまいります。
我々がどういった環境で日々のライブや配信活動を行っているかを、当社グループに興味を持っていただいた皆様に理解していただくとともに、「この環境ならこんなコトも試せそうだな」と想像を膨らませていただけますと幸いです!
それでは早速行きましょう!!
まずはスタジオの全体像がこちら!
写真では伝わりづらいかもしれませんが、5,6人で歌って踊ることができ、少しの動きであれば10人程度まで収録が可能です。また、レイアウト変更をすることで、より多くの人数にも対応することができます!
こちらのスタジオで生配信等が行われています。
例えばこちら!
朝倉杏子3Dお披露目LIVE
そして、天井付近に小さく見えているのは……
モーションキャプチャカメラ「OptiTrack」です!
当社グループが保有している2拠点のスタジオでは、現在主流となっている「OptiTrack」、「VICON」の2種類を使用し、3Dモデルを使ったライブ・配信、モーション収録を行うことができます。
モーションキャプチャごとに特性が異なるため、3Dライブ・配信の形式や内容によって「OptiTrack」と「VICON」を使い分けることが可能です!
モーションキャプチャについて軽くご説明すると、当社グループで使用しているモーションキャプチャは共に光学式モーションキャプチャと呼ばれ、スタジオ内にカメラを配することで、人物や物体につけた小さな球状の「マーカー」と呼ばれる物体の絶対位置を捕捉し、バーチャル空間上にマッピングします。
一方で、先日話題になった「mocopi」などは慣性式モーションキャプチャと呼ばれ、カメラを用いず、ポインターの動きのみを捉え、バーチャル空間上にマッピングします。
当社グループでは、光学式モーションキャプチャである「OptiTrack」をメインで使用し、用途に応じて「VICON」を使用することとしています。
スタジオ内、カメラに少し寄った図
バーチャル空間・ライブ演出はどうなってる?
当社グループでは、3Dモデルを動かす空間、ライブでの演出などはゲームエンジン「Unity」を用いて制作しています。
こちらも軽くご説明をすると、Unityはゲームエンジンの一つでゲームを制作するためのツールとして開発されているものですが、当社グループでの活用方法のように、VTuberがバーチャル空間上でライブを行うために用いられたり、メタバース空間を制作するためにも使われるなど、ゲーム制作以外においても使用されるケースも多くなっています。
先ほどお伝えしたモーションキャプチャなどのスタジオ設備は初期投資や維持費がかかることから、自社で保有せずに他社のモーションキャプチャスタジオを利用する企業が多く、Unityでライブ演出としてのエフェクト(視覚効果)やパーティクル(ライブ演出としての火柱や煙など)を実験的に制作し、実環境で試すことは難しくなっています。
一方で、当社グループでは自社スタジオを保有していることから、制作した演出を検証することがしやすい環境となっています。
CGディレクター・Unityエンジニアへのインタビューはこちら!
バーチャル空間上でカメラがマーキングされている様子
作業側から見たスタジオはこのような景色となっております
当社グループに所属しているキャラクターの動画収録や、オンラインライブの際はUnityエンジニア・音響エンジニアなどのシステム部メンバーがこの空間に集い、普段ご覧いただいているような配信やライブが作られているわけですね!
また、システム部ではesports大会や、メタバースを語る定期イベント「メタコミュ」のようなリアルイベントでのライブ配信に携わる機会もあり、実際の会場ではリアルなカメラを使用して撮影を行うなど、バーチャル空間以外での画作りを行う場合もあります。
バーチャルライブでは映像だけではなく音響も重要なため、複数の音源を調整するミキサーも配置しています
スタジオ内で作業を行う音響メンバー
まとめ
当社グループのモーションキャプチャスタジオはいかがでしたでしょうか?
東京都内に自社のモーションキャプチャスタジオが2拠点あり、モーションキャプチャも2種類を使い分けることができる環境は、控えめに言って最高では!?と筆者は思いました(笑)。
もちろん冒頭でお伝えしたとおり、さらなるライブ演出のクオリティー向上、最先端の技術を用いた3Dライブをファンの方々に提供するべく、ご覧いただいたモーションキャプチャスタジオから設備や環境はもちろん、メンバーのスキルもアップデートを行っていきます。
ご覧いただいた制作環境で「こんなことも出来るのではないか?」や、「こんな表現に挑戦したい!」と思った方はぜひお話を伺わせてください!
▽お知らせ▽
また、学生の皆様に朗報です!!
在学中の皆様を対象に、実際にディレクターやエンジニアとお話しいただくイベントを開催する予定です。
詳細は続報をお待ちいただく形になりますが、システム部では現在インターンとして業務に関わっていただいている学生さんも在籍しています。
「在学中に3Dライブに関わる制作や開発の実務に触れたい」「学校ではなく、企業の現場環境で色々試してみたい!」という熱い想いを持った学生さんともぜひ一緒に働きたいと当社グループは思っておりますので、ぜひイベントにご参加くださいね!
今回は以上となります。
お付き合いいただき、ありがとうございました!