ファウンダーのDanny Taingはスタンフォード大卒業後、Googleに就職。日本語を学ぶためにGoogleを1年で退職し、早稲田大学で勉強したのち、楽天に入社。楽天トラベルの業務で日本全国を巡り、日本のお菓子の豊富さとおいしさに驚く。
アメリカに帰国する度に、トランクいっぱいのお菓子を家族や友人のお土産とし、大絶賛される。どうしてこんなに人気なのにアメリカでは手に入らないんだろうか・・・。お菓子にとりつかれたDannyは多くの地方菓子メーカーは中小企業や家族経営で海外へ販路を広げられていないこと、また多くの地方メーカーが後継者不足や経営不振により廃業していることを知る。
2015年、トランクに詰めて持ち帰ったお菓子を自宅で箱に詰め合わせ、友人に販売すると購入希望者が後を立たず、このビジネスはいける!と確信し、アメリカ・ニューヨークでBokksu Incを立ち上げる。2016年には日本人バイヤーも加わり、ローカルのメーカーと直接交渉ができるようになり商品ラインナップを拡充、順調に売上数を伸ばす。
その後も順調に売上数を伸ばし、2018年には日本支社を立ち上げ、日米で従業員数も10名を超える。2020年にはコロナウイルスによる巣ごもり需要で前年比2倍の売り上げを記録し、ユニクロUSAとのコラボも実現。
「日本の伝統的なお菓子メーカーのお菓子とそのストーリーを世界に広める」というBokksuのミッションのため、今日もDannyはお菓子を食べるのであった。