Blue Puddle Inc.は様々なブルーパドルを発見していく会社です。
2016年7月、面白法人カヤックから独立した、佐藤ねじ・深津康幸で設立しました。WEB、アプリ、デバイス、インスタレーションなどデジタルコンテンツの企画制作をしています。
私たちの目的はただ1つ。世の中でまだ見つかっていない、空いてる土俵「ブルーパドル」を1つでも多く発見していくことです。
ブルーパドルって何?
ビジネスの世界では、新しい市場のことを「ブルーオーシャン(海)」と表現しますが、それは簡単に見つけられるものではありません。
それに対して僕たちは、「小さいけど新しいアイデア」をたくさん見つけていこうと考えています。
海サイズの発見は無理でも、水たまりサイズの発見なら見つかるだろうと。水たまりは英語で「パドル」ということから、その発想法を「ブルーパドル」と命名しました。
もうやり尽くされたと思われているレッドオーシャンの中にも、まだまだブルーパドルは隠れているのです。
小さなアイデアって意味あるの?
僕らが探しているアイデアは、ビジネスに直結しないものも多いです。しかし、それがどんなに小さいアイデアだとしても「新しいこと」には価値があると考えています。ラーメンズの小林賢太郎さんにこんな名言があります。
「0から1は作れなくっても、もがき苦しめば0.1くらいは作れるんですよ。必死になってやれば。それを10回繰り返せばいいんです。」
まさに「0→0.1」の発見こそ、僕らにとって「ブルーパドル」の事です。そして僕らはそこに、テクノロジーやデザインを駆使して、コンテンツに仕上げることをやっています。
どんな仕事をやっていくの?
詳しくは下にまとめていますが、「受託事業」「ブルーパドル事業」「作品事業」の3事業を設定しています。
1:受託事業
いわゆるクライアントワークとして広告・PRの企画制作です。
資生堂「みんなの編集(メイク)で変化する恋愛漫画」
インタラクティブWEB漫画に挑戦。主人公の表情、キスの距離、漫画の結末など、コマの一部を自分好みに編集できます。編集結果はリアルタイムで集計し、いちばん人気のストーリーを随時更新される、変化し続けるWEB漫画です。
http://comic.ie.shiseido.co.jp/story01/edit.html
KIRIN「濾過スタグラム」
写真や文字を濾過(フィルター)できる、不思議なWEBサイト。
https://grandkirin.com/rokastagram/pc.html
2:作品事業
作品事業はその名の通り、純粋に作品をつくる自社コンテンツ事業です。
変なWEBメディア
劣化する記事、蚊の記事など、様々な「変なWEB」を作るシリーズです。
http://web-media.blue-puddle.com/degradation/
5歳児が値段を決める美術館
こどもが4歳から5歳のあいだに作った作品を、こどもが決めた値段で販売するECショップ。152円から1億円や無量大数円まで、個性的な値段がついてます。
https://five.blue-puddle.com/
くらしのひらがな
家のいろんな空間に、立体ひらがなを配置し、子供にひらがなを覚えてもらうための「暮らしのあいうえお表」を作りました。
http://hiragana.nezihiko.com/
3:ブルーパドル事業
少し変わっているのは「ブルーパドル事業」です。これはブルーパドルの発見を目的とした受託事業で、予算が合わなくても請ける仕事です。
アイドルやミュージシャンのPV、ライブ演出、大企業の広告などに先端のデジタルクリエイティブは注がれています。しかし例えば、商店街にある昔ながらの床屋さんに、その熱量が注がれることは、普通はないと思います。(あったらすみません)
床屋のマスターが、もっと客を呼びたくても、相応の予算がなければ、Web会社に頼むことは難しいでしょう。でも一流のデジタルクリエイティブが床屋に注がれたら、もしかしたら日本で一番素敵な床屋のサイトが作れるかもしれません。僕らは、そういう所に魅力を感じています。
NPO・商店街の蕎麦屋・インディーズアーティスト・誰かの誕生日サプライズ・たった一人のために作るIoTなど、面白い人たちの応援をしたい。その意味で、この事業は「クライアントのブルーパドル」を見つける目的でやっています。こういう仕事を請けるために、独立した側面もあります。
野菜と畑のエヴァンジェリスト「ヤサイくん」
農業を面白くしたいという個人をプロデュースしました。
https://blue-puddle.com/works/yasai-kun
あいうえお作文RAPプロジェクト
音楽と平和を愛している人々に「あいうえお作文」でラップしてもらうプロジェクト。南相馬の人々や、こども、女子高生、プロラッパー、いとうせいこうさんなど、様々な人たちにラップをしてもらいます。第19回文化庁メディア芸術祭:審査員会推薦作品
http://aiueo-rap.com/
NIGHT WAVE
夜の波に、特殊な照明を投影して、波を光らせる、ちょっと変わったプロジェクションマッピング「NIGHT WAVE」のサイトを製作しました。サイトでは波の音を拾い、その音に合わせて、文字の色が変化するというものにしました。
DSA 日本空間デザイン賞 2016 金賞
http://night-wave.com/
以上、ブルーパドルの簡単な概要でした
僕らの作るものに共感して頂けて、まだデジタルにとって未開拓なクライアントと出会うこと。そんな方たちの、課題解決をしつつ、ブルーパドルを生むことをしたいと考えています。
BluePuddle Inc.を、よろしくお願いいたします。