blank canvas
ここはフリーランスクリエイターが集う場所。お客さんからの依頼を、 ギルドのクリエイター達が 最適なチームを組んで解決する。それぞれが個人の力で 生きていかなくてはいけない時代に、自分の足で立ちながら、 仲間と一緒に仕事をする。ギルドはそんな場所なのです。
https://blankcanvas-re.co.jp/
どうも、副代表の有馬です。
今回は僕が仕事としている「人と人をつなげること」についてを出力していけたらと思います。お付き合いいただければ幸い。
ある日エンジニアメンバーとの1対1の会話の中で、どういう流れだったか「有馬さんはなぜ人と人をつなげることが好きなんです?」という問いを受けました。
僕はそれに対して「ほう」と思ったわけです。僕にとってはそれは当たり前のことであり、「皆も当然好きなことでしょ?」ぐらいな認識だったんでしょう。
ところが彼は続けて「仕事において社会において、人と人をつなげることの重要性、役割はわかります。ですが、それを率先してやる理由はよくわからないです。」と言いました。
あ~~~~~、なるほど。じゃあ僕はどうやら彼とは少なくとも違う考え方なんだと思いました。どっちが少数派なのかはよくわからないけれど、とにかく違う。
僕はそれを「率先してやっている」ともさして思っていなかったし、「仕事において社会において」それが重要だと知る前からやっていることなので。
僕の仕事のうちの一つは、「人と人をつなげること」です。
ひとつ例を挙げますが、blank canvasの成り立ちは(もう7~8年も前のことになりますが)、僕の知り合いの新米エンジニアと、当時ひよっこフリーランスであった福井をつなげたところに始まりました。
新米エンジニアには実績と営業力がなく、仕事がありませんでした。一方で大学での研究でも使用していたプログラミング力は申し分なく、仕事をする力も充分にあると思いました。福井には営業力があり、仕事を取ってくることができるし窓口も担当できるものの、とにかく手が足りていませんでした。単純な話、お互いが欲しいものを埋め合うことができたのです。
僕が会話の場をセッティングしました。2人はいいチームになると思いました。実際、今でも一緒にお仕事を続けています。
このようなことを繰り返してblank canvasの前身(当時はengineers1021と呼んでいた組織)は徐々に大きくなり、半年ほどで株式会社の形式をとることになります。
ではなぜそうしたのか。その思考回路について整理していきます。
僕は「自分と関わった人間が、それによって少しでも幸福になること」を望んでいます。逆に言うと、「自分と関わったせいで不幸になった人間」を作りたくない、ということでもあるのかもしれません。とにかく、自分と関わった人間に得してほしい!と思っている人間性なのです。
「へへへ、、、僕と出会えてよかったでしょ?」
なんて思いたいのかも。なかなか傲慢な考えですが、そこそこに殊勝な考えでもあると思います。
僕は「人生において一番大きな影響を与える要素は、人との出会いである」という哲学を持っています。
僕がこれまでの人生を振り返ってみると思い出せる重要なシーンのうちの多くは、それに紐づいた誰かの顔とセットで思い出されます。人生の重要な決定をするとなれば、その時に自分の周りにいる人の影響は少なくない影響を受け続けます。人生とは出会いの集合であり、人格とは出会いの結実です。よい出会いはよい決定をつくり、よい人生を作ると思っています。
僕は「話すことが好き」です。
「意思の疎通が好き」です。
外国の方とお話しをする際にはやたらとテンションが上がってしまいます。これは自己分析によると、会話のなかで「意思の疎通がうまくいった!」と感じるシーンがめちゃくちゃな頻度で出てくるからだ、と思っています。変な表現が通じた時も好きだし、ニッチな喩え話が通じた時も心地よい。相手がこう考えてるんじゃないか?と読めたときが気持ちいいし、一番いいのは、相手が僕をわかってくれている事をわかった時です。一番恐ろしいのは認識の齟齬。だから自然と、相手が何を考えているのかをいっぱい聞くし、いっぱい伝えます。
上記の3つのことから、僕は
①人の幸福を望んでいる
②よい出会いが幸福なことに繋がると思っている
③よい出会いを作るための両者の情報を聞き取ることが好き
ということがわかりました。つまりエンジニアメンバーの「有馬さんはなぜ人と人をつなげることが好きなんです?」への回答は 「好きなことやってたら望んでることに一貫したから、趣味でやってた。」みたいな感じになることがわかります。
言い忘れましたが、僕は趣味を仕事にするのは肯定的なタイプです。好きなこと、得意なことでついでにお金をもらえるのが個人的には一番いい世の中だと思っています。それがなかなかに難しいのも知っていますが、そこをゴールに置くことは悪い事じゃないです。
なにせ僕は飽き性で、好きなこと、得意なことに該当しないものはとにかく続けられないのです。そんな僕でも7~8年もこの取り組みを続けられているのは、ひとえにそれが楽しいからです。放っておかれてもやることだから、やっと続けられるのです。これは人にお仕事をお願いする時にも、自分の肝に銘じておく必要のあることだと思っています。
話は長くなりましたが、これが僕の出会いの哲学、「人と人をつなげること」についてでした。長文駄文失礼いたしました。
「面白いなー」、「なかなかいい事いうで!」なんて思ってくれた方は声かけてください。フォームとかからで大丈夫です。
また何か書きます。ご拝読ありがとうございました。
【株式会社blank canvas 公式HP】