こんにちは!株式会社Berryの人事担当です。
今回は弊社の新卒エンジニアである姜さんにインタビューしてきました。
姜さんは、一橋大学大学院を卒業後、大手IT企業の内定を辞退してBerryへの入社を決めてくれた新卒第1号です!
どのような経緯で入社したのか?
なぜ日本で働くことを決めたのか?
実際に入社してみて感じたことは?
グローバルに働くメンバーのリアルボイスをお届けします!
エンジニアチームの業務について教えてください
当社のツール「頭のかたちAI測定」「ヘルメット治療管理アプリ」のモバイルアプリ開発を担当しています。
スマホで赤ちゃんの頭の写真を撮るだけで、簡単に頭のゆがみを測定できる無料ツール
ヘルメット装着前後の頭の形を3D解析できるツール
アプリ開発には大きく分けて2つの部門があります。
①仕様
例えば病院の先生やご両親など、アプリを実際に使用する方を具体的に想定し、ユーザーが使いやすいようなアプリの設計開発などを行っています。
②機能
当社のモバイルアプリは、赤ちゃんの頭をカメラで撮影し3D解析を行います。
赤ちゃんの頭の形を正確に読み込むことができるよう、適宜調整を行いながらアプリに反映しています。
私は主に「機能」の部門を担当しており、毎日コーディングをしながら、当社オリジナルのモバイルアプリを常に最新の状態に保つよう努めています。
ざっくり一日のスケジュールを教えてください
出勤~AM業務
毎朝7:00くらいに起床し、御茶ノ水にあるオフィスまで電車通勤しています。
出社して、まずは1日のスケジュールとタスクをチェックすることが日課です。
始業時間の9:00になると、毎日10分ほどエンジニアチームの部長とMTGを行います。
タスクの進捗状況を確認・共有したり、困っていることがあればこの時点でクリアにするようにします。午前中はモバイルアプリの開発業務に専念し、12:00頃にランチ休憩をとります。
ランチ
週に1回、チームのメンバーで予定を合わせて、会社近くのお店でランチをすることが毎週の楽しみです。私は新卒で入社しているため、チームの開発経験が豊富な先輩方とお話しできる貴重な時間だと思っています!
よく行くお店は会社近くにある和食屋さんで、さば定食がお気に入りです。
一人でランチする日は中華料理かファストフードでささっと済ませ、会社のフリースペースで30分ほど読書や勉強をしています。
PM業務~退勤
お昼休憩をとってリフレッシュした後は、午前中の開発業務の続きを行います。
日によっては定例MTGに参加したり、電話や来客対応をすることもあります。
終業時間の18:00になると、大半のチームメンバーは定時で退勤します。
会社の風潮として、残業はなるべくせずに、限られた時間内で高いパフォーマンスを発揮するようなメリハリのある働き方をしている社員が多いです。
退勤後は、趣味である柔道の練習があるため、会社近くの道場に向かいます。
日本の大学でスポーツの授業を受けたときに柔道と出会い、学生時代から現在も趣味として週3日ほど練習を続けています。
入社前の姜さんについて教えてください
ー日本に来たきっかけについて教えてください
私は中国出身で、母国の大学に進学し日本語を専攻していました。
日本語を学ぶきっかけになったのは、日本のロックバンドを好きになったことでした。
高校時代、日本語だけでなく英語の楽曲を多くリリースする彼らに影響を受け、私も多言語を話せるようになりたいと思いました。
日本語を学ぶ中で、言語を習得する一番の方法は現地で生活することだと考え、19歳のときに交換留学生として初めて日本に来ました。
留学のプログラムを終えた後は一度中国に戻って大学を卒業し、日本の大学院に進学しました。大学院では、2年間デジタルコンテンツに関する経済学を研究していました。
ーなぜ日本の企業でエンジニアを志そうと思ったのですか?
交換留学生として日本の大学で勉強していたときに、子どもに勉強を教えるボランティア活動に参加していました。当時はまだ日本に来て間もなかったので、日本語を上達させることが一番の目的でした。
日本語がある程度上達してからは、今度は自分が一人でも多くの子どもに勉強を教えることで、地域貢献をしたいと考えるようになりました。ボランティア活動のおかげで早期に日本語を習得することができたので、あの時の経験にとても感謝していたんです。
少しでも恩返しができるようにと、日本の大学院に進学してからもボランティア活動は継続していました。この経験がきっかけとなり、将来は現場で自分の手を動かしながら、社会貢献をしている実感を得たいという想いが強くなりました。
その中でもエンジニアは、自分が開発したものが人々の役に立ち、社会に貢献する喜びを感じることができる職種だと考え、志すようになりました。
業界についてどこで知り、どこに魅力を感じ入社しましたか?
Berryについて初めて知ったのは、インターンシップの募集を見かけたときでした。
当時は得意な英語を使って社会に役立つような仕事に就きたいと考えており、いろいろと企業を探していました。
そのような中で、Berryが開催するインターンシップを目にし、即戦力としてお手伝いできるのではと思いました。それ以上に、経営者である社長自身がプログラミングのスキルを有しているという点に驚き、興味が湧きました。
実際にインターンシップに参加してみると、ベビーバンドを使用した赤ちゃんの頭の形が想像以上に変化しているという事実に驚き、より一層この事業に興味を持ちました。
また、ベビーバンドを卒業した赤ちゃんの頭の形を見て、この会社なら私がやりたいと思っていた、エンジニアとして社会に貢献するという夢を叶えられると感じました。
約半年間のインターンシップが終了し、社長との面接を経て無事内定をもらい、Berryに入社を決めました。
日本で働くにあたって不安なことはありましたか?
入社するまでに不安なことはたくさんありましたが、その中でも一番不安に感じていたのは就労ビザを取得することでした。
私にとって初めての経験だったので、一人で無事に手続きができるのかとても心配でした。
しかし、会社の協力もあり、無事にビザを取得することができました。
こうして入社前からフォローしてもらえたことで一つずつ不安が解消され、最終的には安心して入社を迎えることができました。
エンジニア未経験で入社してみていかがでしたか?
私はエンジニアとしての経験がなくプログラミングやコーディングの知識がゼロの状態からスタートしました。入社後は自主的に言語について勉強したり、豊富な開発経験を持つチームメンバーに教えてもらいながら地道にスキルを習得していきました。
やがてある程度のスキルや知識を習得しましたが、次のステップを目指すためにも、さらにスキルを磨いております。エンジニアという仕事は日々学ぶことが多いですが、こうした状況を日々楽しみながら、様々なデバイスに対応できるようなアプリの開発を行っています。
Berryのエンジニアチームで働く魅力はどのようなところだと思いますか?
①業務内容について
IT技術力×ものづくりノウハウ×医療機器を組み合わせた、オリジナルの開発に携われるところがチームの最大の魅力だと思っています。
私自身、ゼロから新しいものを作るという貴重な経験を積むことができました。
アプリをリリースした後も、トライアンドエラーを繰り返しながら、日々学びを深められるこの状況がとても楽しいと感じています。
②社内の雰囲気について
Berryは、入社年数や立場に関わらず意見を言いやすく、それぞれが発した意見を受け入れ尊重し、挑戦する機会を与えてくれる会社です。
プライベートで日本で働く外国籍の友人とお互いの仕事について話す機会があるのですが、私の話をすると友人から羨ましいと言われることが多いです。
フラットに意見を言いやすく成長できる環境が会社としての魅力だと思っています。
日本に住んでみて、カルチャーや生活環境で驚いたことはありますか?
たくさんありますが、中国と日本で一番異なると感じたところは、人との距離感です。
初めは日本特有の”察する”文化や、相手に合わせた距離感を掴むことに苦労しました。
人との距離は”●cm”のように明確に決まっているものではないため、相手が心地よい適切な距離感を試行錯誤しながら徐々に分かってきたように感じています。
私が生まれ育った中国では、人との距離が近くそれが当たり前だと思っていましたが、日本で仕事をするうちに日本の適切な距離感が好きになり、今では居心地の良さを感じています。
エンジニアチームの雰囲気について教えてください
当社のエンジニアチームは、物事にコツコツ取り組み、習得が早いメンバーが多いように感じています。メンバーそれぞれ担当しているタスクも開発言語も異なりますが、いざというときには他のタスクも円滑に進められるような開発者が多いですね。
また、非常にスピード感のあるチームで、立場や国籍など一切関係なくどんどん新しいことに挑戦させてくれるような環境です。
メンバーが提案した後の上司からの決断とフィードバックも早く、次々に物事が進んでいき楽しさを感じられるような日々を過ごしています。
チームとして、業務効率化に繋がっている点があれば教えてください
大きく2つあるように感じています。
1つ目は、こまめにコミュニケーションをとること。
私は、自分が考えていることやアクションを起こしたことは、些細なことであっても自発的に発信するようにしています。そうすることで、チャットやMTGで上司からすぐにフィードバックをもらえるので、早期に修正することができ、結果として無駄のない工程を踏むことができています。
2つ目は、MTGの時間を有効活用することです。
毎朝行っている上司とのMTGまでに現状の悩みなどをまとめておき、解消してから1日の業務を始めること。そして、新たな悩みができた際にはすぐに相談することが大事かなと思います。
相手も自分も就業時間は限られているため、効率よく物事を進められるよう、チーム全員がこれらのことを意識しているように思います。
業務のやりがいについて教えてください
先日、実際に当社のアプリを使用する親子にお会いしました。
普段は開発がメインの仕事をしているため、ユーザーの方と直接お会いすることができ、とても貴重な機会でした。赤ちゃんの笑顔に癒されたと同時に、自分が開発した製品がどこで役立っているかを実感することができました。
エンジニアとしてのやりがいを感じた瞬間でしたね。
今後の目標やキャリアビジョンがあれば教えてください
会社の発展とともに様々な課題が出てくるかと思いますが、常に先回りして考え、自ら課題を見つけられるようなエンジニアになりたいです。
今後は既存の製品をより多くの方にお届けするのはもちろんのこと、ゆくゆくは新しい製品の開発にも携わっていきたいです。
まずは目の前の業務を進めながら、将来的には社内のモバイルアプリ専門家になりたいと考えています。また、海外展開する際には得意な英語力を活かし、率先して製品の魅力を多くの方々に伝えていきたいです。
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いかがでしたでしょうか?
「人のために、社会のために」と貢献意欲が高く、常に知識をアップデートし続ける姜さん。お話をお伺いする中で、ご自身が手がけるモバイルアプリへの熱意が伝わってきました。
今後、会社の規模を拡大するにあたり、ものづくりへの熱い思いを持ったエンジニアを募集中です。
次回もお楽しみに!