みなさんは「勉強」と聞いて“ワクワク”しますか?
多くの方はきっとウンザリすることでしょう。
私は大学生になったら「勉強」から解放されるのだと思っていました。
実際はつらい受験を乗り越えても、開けた所にはまだまだ「勉強」が立ち憚り、
社会人になった今もなんだかんだとついて回ります。
日頃疲れて後回しにしても、見て見ぬふりをしても、
「勉強」の必要性は常々頭の隅から光を放っています。
みなさんの周りで社会人になっても「勉強」している人ってどれくらいいますか?
案外多いのではないでしょうか。
自らセミナーに申し込んだり、英会話教室に行ってみたり。
そんな方を「すごいなあ」「あの人と私は違うから」の二言で片付けていませんか?
(※上リンクは「勉強カフェ」の創業ストーリーが描かれた記事です。詳しくはこのリンク先からどうぞ。)
私達「勉強カフェ岡山スタジオ」はそれから数年遅れて2015年夏にオープンいたしました。
オープンの際に周知も兼ねて「クラウドファンディング」を活用し、資金集めしたことも良い思い出です。
岡山県は学力調査でも好成績を収めることが少ない地域で、教育に関してより注目の高まる環境でした。
そんな環境だったからこそ、当時「有料自習室」というサービスは県内に大変少なく、岡山駅から歩ける距離にあるのは辛うじて1店舗のみ。(それでも30分以上歩きますが…)
全国に増えつつある「有料自習室」とはどんな方に響くものだとお思いですか?
実は主なターゲットが浪人生から社会人までと「大人向け」です。
ご自身が勉強する時って「家」「カフェ・ファミリーレストラン」「イートインコーナー」「図書館」など選択肢は多様にあります。やろうと思えば野外でだってできるでしょう。
しかし、紳士淑女の我々にとって「際限ない家事が目の前に転がっている”家”」や「1杯のコーヒーで粘れて2時間の“カフェ”」「店員さんの目が気になる“イートインコーナー”」「そもそも自習禁止の“ファミリーレストラン”“図書館”」なんかでは気兼ねなく「勉強」に取り組むことができません。
案外「有料自習室」でも「PC・電卓は音が出るから禁止!」「休憩中外出は1時間まで!」「休憩スペースが手狭だから、別の人が入ってくると気になる…」なんてお悩みもあります。
そんな勉強場所しかなくて、それでも「勉強」に立ち向かわなければならない社会人は不憫でなりません。
個人、そして会社、さらには日本社会、もっと言えば世界のために努力の出来る大人の芽を摘むなんてことになりかねません。
「勉強カフェ」はそんな勉強場所難民へ向けて勉強場所を提供するサービスを行っております。
まず「フリードリンク」
カフェで1杯500円するドリンクを毎日飲むとお財布に響きます。合間に外食するとなおさらです。
「勉強カフェ」ではドリンクをお好きな量、お好きなタイミングでお飲みいただけますし、もちろん持込も可。お弁当を召し上がって頂く事もできます。
次に「店内BGM」
完全無音の空間を作ると自分の出す音も気になって気になって…。ビニール袋のカサカサ音もろくに出せない場所で集中できるでしょうか。大人にはいろんな勉強がありますから、答えは言わずもがなです。
最後に「会員制による紹介」
いつも顔を合わせる方がいるとなんとなく気まずくないでしょうか。話しかけていいものかどうか、また話しかけられてもうまく答えられるかどうか…。でもよく見かけるから、無視するのも変だし…。という不思議な状態を解決するため、会員様同士を良いタイミングで(例えば差し入れのお菓子を配る時なんかに)ご紹介いたします。
スタッフも間に入るため、安心感がありますし、最初から話題に困るということはありません。会員制だからできることの一つですが、同じ資格を目指す方をご紹介したり、はたまた全くの異業職種の方をご紹介することができます。(任意です)
私達はみなさんに楽しんで勉強していただきたいと思っています。そして「勉強」という言葉のイメージをよりポジティブなものに変えたいのです。
「勉強」に抱かれるイメージは義務教育から来る「拘束」のイメージが強く、なかなかどうしてポジティブなイメージには至らないのが現状です。
しかし今の世の中「勉強」は広域でしかも詳細にまで踏み込むことが簡単になりました。情報社会の発展の賜物ですね。
かつて新規参入の難しかった学習や趣味でも、本人の努力次第ではプロになることだってできます。
みなさんも釣り好きならば、ルアーから魚の生態まで熱心に知識を獲得したいと感じるのではないでしょうか。
そうです。みなさん単に「勉強」という言葉の抱くイメージに引きずられてネガティブになることもありますが、自然と学習する姿勢はありますし、「知識欲」も豊富なものです。
とは言っても自分の好きな事だけ「勉強」するわけにもいかないですし、会社や仕事から苦手なスキルを求められることもありますね。
そこでどうしても行き詰ってしまうのが「勉強」…なのでしょう。
私達はそんな「勉強」でさえ楽しいのだと感じて頂けるように「勉強カフェ」というサービスを立ち上げました。
課題はまだまだ多くありますが、きっと叶えられますように我々自身も「勉強」を怠らずにこの一歩を踏み出します。