チームで売上を最大化する国内No.1のオンライン営業システム『bellFace』の機能開発を担っている開発グループ。プロダクトの進化には欠かせない新機能の開発や外部サービスとの連携を進める同グループを今後さらに推進していくのが、GM(ゼネラルマネージャー)を務める杉山さんです。
今回は、杉山さんに「ベルフェイスの開発グループをどのような組織にしていきたいか?」「組織の魅力やどのような方と一緒に働きたいか?」を中心に、お話を伺いました。
実は、新生「スタートトゥデイ」CTO選考ファイナリストだった
※オンラインで杉山さんに取材を実施しました
ー ベルフェイスに入社する前は、どのような仕事をされていたのでしょうか?
杉山:
私はベルフェイスが4社目になるのですが、大学を卒業してからずっと受託開発系の企業で働いていました。色んな業種の案件に携わったり、出向先の企業に常駐する案件などもあったので、これらの経験を積めたのは良かったなと振り返ってみて感じますね。
印象的な案件を挙げると、地下アイドルなどがライブ配信を行うエンタメ系のサービスから、大手通信キャリアの案件、コスメ系で有名な「@cosme(アットコスメ)」あたりですかね。多数のユーザーを抱えているようなサービスの経験はやはり刺激的でした。
ー そこから、どのような経緯でベルフェイスに入社されたのでしょうか?
杉山:
実は、元ZOZOの前澤さんが新しく立ち上げた新会社のCTO採用に挑戦したことが間接的なきっかけになります。
力試しとして選考を受けてみたのですが、気づいたらファイナリストとして最後の2名まで残ることができました。そこから、前澤さんを含む十数名との食事会や選考を実施いただいたのですが、最終的にはもう一人の方に決まってしまったんですね。笑
ただ、私としては前職を辞めることを決めていました。「辞めると言ってしまったし、これからどうしようかな・・・」と考えていた際に、声をかけてもらったのがベルフェイスです。
なので、最初からベルフェイスに行きたいと強く思っていたわけではありませんでした。
ベルフェイスを選んだのは”課題に共感できたから”
ー なるほど。ベルフェイスで働いてみたいと感じたきっかけはどこにあったのでしょうか?
杉山:
最終的にベルフェイスへの入社を決めた理由はいくつかあります。
まず、他社と比較して選考時に提供される情報量が多かったことです。今回の転職活動では数社だけ選考を受けたのですが、その中でもベルフェイスは熱量を感じたのを覚えていますね。
また、選考で代表の中島さんと1時間以上お話をする中で、狙っている市場のポテンシャルやプロダクトを通して実現したいビジョンに対して、自分も携わりたいという気持ちが強くなりました。
特に印象に残っているのは、『bellFace』のデモを見た時のことです。成果が出ている方とそうではない方のレコログ(商談の録画・録音データ)に大きな違いがあり、過去に感じていたブラックボックス化された営業現場を”技術で解決していく”ことに面白みを感じました。
加えて、開発組織の課題に共感できたことも要因の一つですね。
ー 具体的に、共感された課題についてお伺いしたいです
杉山:
開発チームのマネージャー陣とお話していく中で、現在の開発組織の課題が過去にマネジメントしていた際の課題と近しい部分を多く感じました。
今のベルフェイスは組織として急成長するタイミングであり、どうしても組織課題が出てきやすいフェーズです。このような課題が発生するのは仕方がない部分もありますが、やはりエンジニアの働きやすさを確保することで組織の生産性を高めていくためには避けては通れません。
だからこそ、これまでの自分の経験を活かしたいなと思えたことが、入社する大きな決め手になりましたね。
生産性の高いエンジニア組織を実現させる
ー 杉山さんは開発グループのGM(ゼネラルマネージャー)として、どのようなミッションを持たれているのでしょうか?
杉山:
一つは、開発グループ内で複数走っているプロジェクトのマネジメント。もう一つは、エンジニアにとって働きやすい環境を作っていくことかなと考えています。
個人的には、前者を通じてベルフェイスの品質を担保することはもちろんのこと、後者の働きやすい組織についても注力していきたいです。
ー 入社されて間もないですが、働きやすさの面で取り組まれていることはありますか?
杉山:
入社して感じたことは、組織が急拡大したこともあり、情報伝達に改善の余地があるなということです。
例えば、ある機能を開発することに対して、PdMが機能開発を決めた背景や想いが伝わりにくくなっていたり、他のチームに質問すれば早期で解決出来ることが、上手く連携出来ていない部分があるなと感じることがありました。
なので、組織の情報連携をスムーズに改善していくことで、エンジニアが生産性を保って仕事がしやすい環境を整えることを意識しています。
※情報連携を進めていく際のイメージ図
具体的には、スクラムを進める際にチーム内でデイリーを行うことでユニット間の情報共有は出来ていますが、これをグループなどもっと大きい単位で円滑に行える仕組みづくりを考えています。過去の経験としても、情報共有の仕組みを整えるだけで大きく改善したこともあるので、これは早急に進めていきたいですね。
加えて、PdMやCSなど他部署との情報連携を深めていくことも取り組んでいきます。
これらの改善は全員が納得する形で進めていくことは簡単なことではありませんし、手探りで進めている状況ではあります。それでも、開発メンバーの生産性を担保するためにも、私のミッションとして改善を続けていきたいなと考えています。
ベルフェイスの強みは改善していく姿勢
杉山:
一方で、組織課題が改善する方向に向かっていくのが早いのもベルフェイスの特徴ではないかと感じています。
ー なぜ、そのように感じられたのでしょうか?
杉山:
具体的なエピソードを挙げると、ここ直近1~2ヶ月で開発組織に対する外部からの意見を多くいただけるようになりました。技術顧問の方やレクター社など、第三者としての立場から意見をいただくことで、組織として前を向きながら改善しようと動いている印象があります。
加えて、開発組織に優秀なメンバーが多いこともあり、前向きに改善していきやすいのかなと感じています。
ー なるほど。ちなみに、どのような方が開発メンバーには多いのでしょうか?
杉山:
ベルフェイスのエンジニアはスペシャリストな方が多い印象があります。
コミッター界隈や各言語で有名な方が在籍していたりすることもあり、優秀なメンバーと働けるというのはエンジニアにとって一つの福利厚生になりえると感じています。
ー ベルフェイスで働く魅力はどこにあると感じていますか?
杉山:
個人的には、組織の生産性を改善していくことに楽しみを感じるので、開発グループのGMとしてエンジニアにとってより魅力的な組織にしていけることが魅力だと考えています。もし、同じように楽しみを感じる方がいらっしゃれば、ぜひ一緒に仕事をしてみたいですね。
一方で、メンバー視点で考えてみると、『bellFace』というプロダクトを世の中に浸透させていくために、エンジニアとして貢献できることもたくさんあると考えています。
例えば、最近注目を集めているWebRTCを使った機能開発を行っている部分もあり、個人的にも面白い領域だよなと感じています。他にも、予定している新機能のリリースは数多くありますし、技術負債を返す部分もあったり、プロダクトを改善していくための改善ポイントは無数にあります。
加えて、ベルフェイスがテックカンパニーへと進化していく過程において、様々なポジションが組織として求められるようになると考えています。世の中には、様々なエンジニアがいて、それぞれ興味を持つ部分は異なると思いますが、ベルフェイスの開発において、興味を持っていただけるポイントは多いのかなと感じています。
プロダクトに向き合い続けられるエンジニアと働きたい
ー 開発グループのGMとして、どのようなグループにしていきたいとお考えでしょうか?
杉山:
先ほども、ベルフェイスはテックカンパニーを目指していくとお伝えしましたが、その過程において「ベルフェイスのエンジニア組織って凄いよね!」と言われるチームを目指したいなと考えています。
そのために、今後は組織作りや生産性を高めるための仕組みづくりに注力できればなと思います。例えば、現在も有志で全社を巻き込んだ社内勉強会を実施していますが、もっと技術に関する勉強会を増やすなど、底上げをしていきたいですね。
また、『bellFace』というプロダクトの品質を高く保てるグループでありたいです。新機能開発をスピード感を落とさずリリースしながらも、品質を保つための仕組みづくりも少しずつ進めています。
ー 最後に、どのような人と一緒に働きたいとお考えでしょうか?
杉山:
会社とのカルチャーマッチを前提として、オーナーシップを持って働ける人と一緒に働けるのを楽しみにしています。もちろん、技術力も大事ですし、ベルフェイスでの経験を通じて技術力を高めていただければと考えていますが、それ以上に『bellFace』というプロダクトに向き合える方は素敵だと思います。
プロダクトと向き合いたい、ご自身の培ってきた技術を通じてプロダクトを育てたい、と感じてもらえる方とお会いしたいですね。
ー 杉山さん、お忙しいところ、ありがとうございました!
編集後記
今回の取材を通して感じたのは、エンジニアの皆さんがプロダクトに向き合い続けられるように、開発組織をより生産性を保って働きやすいチームに改善したいという杉山さんの強い意志です。ベルフェイスには、現在多くのメンバーが入社していることもあり、組織の課題はどうしても発生します。
それでも、常に現状を良しとせず、改善を続けていく姿勢が、ベルフェイスの進化を技術面から推進する開発グループの根幹を支えているのだと思います。
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